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Posted by ブクログ 2023年02月27日
「浅田次郎」の戦争小説『終わらざる夏』を読みました。
「半藤一利」の『新装版 太平洋戦争 日本軍艦戦記』に続き、第二次世界大戦関連の作品です。
-----story-------------
〈上〉
1945年、夏。
すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。
東京...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月09日
戦争に巻き込まれた人たちの哀しい物語。
たくさんの登場人物の視点から、戦争の悲惨さ、理不尽さをあらわした物語です。
中巻では、集団疎開していた片岡の息子が同じく疎開していた年上の女の子と二人で、疎開先から脱走し、東京目指して歩いていくところが語られています。
その旅でのいくつかの出会いが語られてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月14日
上巻より濃い内容の中巻。驚くほど過激な浅田次郎節炸裂の、登場人物の言葉選び。
凄まじい戦時中の普通に生きている一般人と軍人の
なんちゅーかもどかしいというか、どうにも出来ない現実の描写。
引き込まれていくように読むにつれ、眉間にシワが寄っていくような。
一億総玉砕というより全滅という言葉が何ともリア...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月20日
終戦間際のギリギリ感を、疎開児童の目線、その後に及んで前線に召された兵士の目線などを通じて描かれる中巻。終戦を把握し、それに向けて静かに動き出した中枢陣。何も知らされないけど、希望とともに終戦を願う民間人の様子が、それぞれの本音・建前を通して見事に浮き彫りにされている。終戦をはっきり知らされたとき、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月19日
片岡夫妻の息子・譲の疎開先の描写から、譲と静代が東京を目指した逃避行の場面から、千島列島の領有権を大日本帝国はおろそかにし、クリルアイヌの人々の居住権すら侵した歴史的背景の説明を挟み、富永軍曹、片岡二等兵、菊池軍医少尉が運命に引き寄せられて、無傷の戦車第十一連隊が守備する占守島に来着するまでの息もつ...続きを読む
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