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Posted by ブクログ 2023年02月27日
「浅田次郎」の戦争小説『終わらざる夏』を読みました。
「半藤一利」の『新装版 太平洋戦争 日本軍艦戦記』に続き、第二次世界大戦関連の作品です。
-----story-------------
〈上〉
1945年、夏。
すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。
東京...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月09日
戦争に巻き込まれた人たちの哀しい物語。
たくさんの登場人物の視点から、戦争の悲惨さ、理不尽さをあらわした物語です。
千島列島の最北端の占守島の戦い舞台に、さまざまな視点から話が語られることでて、戦争の悲惨さを浮き彫りにする展開となっています。
沖縄戦の悲惨さをよく耳にしますが、このような最北端のそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月03日
太平洋戦争終戦直後の北海道における、悲劇的な残戦を描く浅田次郎の大作。
静かな序盤から、少しずつ哀しいラストへ向かう雰囲気・臨場感と焦燥感に圧倒され、要所要所での登場人物たちの誇りや生き様の魅力に当てられ、手が止まらない。
書き口も、読み易いながら程よく詩的で、哲学的で、情緒もあり、ストーリーと相ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月06日
終戦直後、千島列島の尖端であるシムシュ島での日本とソ連の戦闘を描いた作品。人物はほぼフィクションだが、浅田次郎ならではの丁寧な調査に基づく事実と、少しの幻想が入り交じっているところが物悲しさを増すところもあり、安心させるところもあり、泣ける。戦争文学だと沖縄戦や南方戦線の数々、広島、長崎、東京大空襲...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月16日
占守島の死闘やシベリア抑留は、新潮文庫「8月17日、ソ連軍上陸す」を読んで知っているつもりでした。私的にハズレなし作家がどの様に表現するのかと、少し意地悪な気持ちで購読。
登場人物から語る言葉により、太平洋戦争末期、占守島での著者流のストーリー展開される。
見逃せないのは、戦争に参加せざるを得ない...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月08日
太平洋戦争末期にアリューシャン列島の最先端部である根室から1000キロ、ソ連のカムチャッカ半島先端と目と鼻の先の占守島(シムシュとう)に取り残された戦車部隊の奮闘を描いた作品。ぜひ実写化して欲しい。
「終わらざる夏」は第11戦車連隊の顛末だけを描いた作品ではない。徴兵された元出版社勤務の45歳の老兵...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月12日
市ヶ谷台で行われる大本営・動員班参謀というエリートが起草したのは命を数値化した無機質な動員表だった。それは末端である東北の盛岡連隊区、そして村役場に伝達されれば、一人ひとりの顔と名前が想起しうるものとなる。動員の最前線に立たされた村役場吏員。赤紙に翻弄される国民。敗戦処理の通訳として動員されたとは知...続きを読む
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