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鍋島藩に崩壊の兆しあり。藩主勝茂が孫の光茂を嫡子としたためだ。藩内に燻る不満を抑え切るには、光茂では器量が小さすぎた。老中松平信綱は、不満分子と結び、鍋島藩解体を画策する。信綱の陰謀を未然に潰そうと暗躍する杢之助たち。勝茂は死に際し、佐賀鍋島藩存続のため信綱の弱みを掴め、と最期の望みを託した! 男の死に方を問う葉隠武士道をロマンとして甦らせた時代長編。
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Posted by ブクログ
あまりにも好きな一冊。 執筆された年代をまるで感じさせない、引き込まれる文章! 時代小説の中でも最高に好きな作品のひとつですね!
最も好きな作品 このフレーズ自体はワンピースの章名から知り、まさかそのままの題名で小説があるとは思わなかった。 作品自体は黒澤明の用心棒や椿三十郎といったサムライ映画を連想させるものがあり、作者の隆慶一郎自身も黒澤同様、史実を研究し尽くすことで忠実に当時のサムライを再現しており、フィクションではある...続きを読むものの本当にいた侍とはこのようなものだったのだ、と確信出来るほどの描写になっている。 杢之助の生き方は現代に生きる私にとって、本当に尊敬すべきであり目指すべき指針となった。 葉隠も同時に読んで欲しい。
初隆。…いや、これは凄いッ!?今まで読んだ時代小説の中でトップ(※マイベストは藤沢周平「蟬しぐれ」である。)に並ぶ大傑作。こんな作品が絶筆だなんて——完結していたら、間違いなく星五つ。今度は完結している作品を読みたい。
未完ながらもここまで楽しませてくれれば本望である。葉隠武士道を貫く魅力的なキャラたち、事業承継の困難さ...。様々なものが詰め込まれているが、戦乱の世も終わり、忍者が無用の長物と化したこの時代と同じように、AIやITの進化によって淘汰される仕事がある現実を突きつけられた思い...。 杢之助らの最期を...続きを読む改めて夢想しよう...。
「葉隠」をベースにした歴史小説。家光の時代鍋島藩の「死を覚悟して」毎日を生きる浪人が主人公。毎朝自分が死ぬことを想像し、死の覚悟を確かめる。浪人仲間等とともに藩の問題を裏から支援する。 話の最後は残念だったが(この展開は読書人生で2度目だ)時々強烈にはっとする箇所があり、心震わせられる。 死に対...続きを読むする意識が改まったと言うか、そこまで行かなくても大儀の前には自分を殺すことの大切さを思う。 また、死ぬとは前のめりに生きたいとも思う、医療が発達してなかなか死ねなくなった現代、前向きに死を選択する生き方の思案。
「いくさ人」と「死人」の振る舞いを通して様々な男の生き様を描く時代小説。(紙上とはいえ)このような友がほしいと感じる。「死ぬこととみつけたり」という言葉は本書を読み、調べるまで誤解していた。
またしても未完の本。タイトル通りの、葉隠。 人を使う立場にある者は、常に身辺を清潔に保たねばならぬ、と五郎兵衛は信じている。 決して『我が身よかるべき』という保身のためではない。 だが同時にその点が自分の小ささであることも、五郎兵衛は感じていた。 悪臭をふりまきながら、尚平然と一藩...続きを読むのために己がよしと思った道に猛進する為政者の馬力を自分は持っていない。 どうしても廉潔さが邪魔をするのである。 <求馬は悪党になれる> 悪党になれぬ男になぞ何ができよう。 かっこよすぎ。
主人公斎藤杢之助は常時坐臥死人である訓練をし佐賀武士道である「武士道というは死ぬことと見つけたり」を実践している。精神修養と自己鍛錬を怠らない冷静に自らを見つめることができるまさに死人だ。 杢之助を中心に鍋島勝茂、中野求馬、牛島萬右衛門らが戦に出、御家騒動を静め、宿敵松平信綱と渡り合っていく。 ...続きを読む全く嫌味がない。登場人物も背景も実に味わい深く人間味にあふれている。 (内容のことは書きません。知りたければ買って読んでね~損はしません。) ここから何を学び取ろうとしたのか? 明日をも知れぬ命を生きる潔さだろうか。 下げ針金作との決闘、老中松平信綱との駆け引き、難破した舟での殿を守る姿、主人公杢之助は小説世界の人間だがまさに今を生きる私たちに生きることの醍醐味を教えてくれる。 くだらないことにうじうじし、背を丸める俺だがしゃんと背筋を伸ばして生きていこうという心地よい興奮がたまらなくいい。
痛快!。死を覚悟しての臨めば、何ら怖いモノなどない。 残念なのは、作者隆慶一郎氏の急逝により未完の作品となったこと。
上巻レビューの続きですよ。 この本を好きな理由ですが、まず主人公が単純明快でヒロイックなこと。 これはこの著書の描く主人公のパターンですが、自分の世界観がきっちりと あって、それに従って即断即決即行動。このパターンが死ぬほど好きなのです。 わたしは火星が牡羊座にあるので、単純・明快・行動的という...続きを読む火の男をこよなく 愛しているのですね。過去につきあった男はすべて火の男です(どうでもいい) そしてこの小説の主人公は「死人」です。毎朝イメージの中で死ぬ。 なので死を恐れない、という付加価値がついてくる。 この死人であることが、蠍座のわたしにはたまらないのですね。 蠍座は生と死を司り、オール・オア・ナッシングで物事を決めていく実に極端な 性質を持っているのですが、そことベストマッチするわけです。 つまりわたし自身の投影であるからこそラブ!というわけですね。 世界は自分の投影の塊ですね。
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死ぬことと見つけたり
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隆慶一郎
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