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Posted by ブクログ 2018年01月16日
うーん、凄い。唸らされる名作でした。
「実は、関が原の戦いで家康は殺されていて、そこから先の家康は影武者が成り代わっていた」という、(トンデモ)設定。それを、これでもかとリアルっぽさを出して見事に納得させる描き方をしているのは、著者の文献に当たる苦労と構成力が花開いたもの。
かつ、登場人物も展開も意...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月22日
関ヶ原から、征夷大将軍拝命まで。
今もって私にとって、隆慶一郎を超える小説家はいない。
史実をもとに、新たな解釈を加え、圧倒的な筆致でぐいぐい迫る。
他の作家の、似たような小説もいくつか読んだが、いかんせん物足りないのだ。
何度読み直したかわからない。
分量といい、完結したことも含めて、代表作...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月26日
もし家康が関ケ原の緒戦に暗殺されていたら? タイトルを受けた設定かと思って読み始めたが、途中から史料を引用して著者の考察を示す書きぶりに、単なる時代小説ではない雰囲気を感じた。二郎三郎が「道々の者」として一向一揆に従軍した回想も面白かった。上巻を読むと、織田信長も徳川秀忠も悪人に見えてくる。徳川家存...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月31日
関ヶ原の合戦にて、忍によって暗殺されてしまった家康、家康の死が広まると軍全体の指揮が下がり戦の勝敗に影響する。
徳川陣営は苦肉の策として影武者・世良田二郎三郎を"家康"として扱うことに決める…(ここまで書くと三谷幸喜さん脚本ならコメディでもいけるかもと思いたくなるような内容です...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月11日
ここ1年で読んだ本の中で一番良かった。感動して、余韻がジンジンと響いている。
本書は、徳川家康の影武者を務めた次郎三郎が主人公の歴史小説である。影武者は本人に似せるべく、何年も本人と一緒に暮らし、外見だけでなく、話し方、声、考え方、筆跡まで本人になり切れるよう訓練するのだ。
関ヶ原の戦いで不運にも戦...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月24日
読んだのは漫画が先だった。その後、本書を手に取って読み始めましたが、睡眠時間を削って読み進めてました。天下人を演じ続ける羽目になった二郎三郎。影武者としての究極の務めを果たすうちに、いつしか本物の天下人となりつつも、最後のその時まで二郎三郎だった。もしこれが史実であれば、家康人気は今の比ではないだろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月29日
<上中下3巻を通してのレビュー>
家康の意思を継ぎ、そして自分の目指すものを打ち立てるために、島左近を軍師に風魔一族との連携プレーで対:秀忠/裏柳生との権力闘争。その中で次郎三郎が目指したものは何だったのか。15年間もの間、家康として颯爽と生き抜いた影武者の苦闘を描く。
関が原の合戦中に東軍の...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月22日
徳川家康が関ヶ原の緒戦で暗殺され、影武者が家康に成り代わって軍を率い、ついに泰平の世を実現してしまう、という設定の時代小説。
影武者である世良田二郎三郎が家康の死をほぼ誰にも知らせずに関ケ原を戦い抜いた(戦い抜けた)理由と根拠、その後も家康本人として振る舞っていかざるを得なかった理由、家康の周りの...続きを読む
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