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Posted by ブクログ 2019年11月09日
欲望の美術史という題名だが、作者が興味ある美術テーマにエッセイを書いたような形の為、美術史ではない。
欲望に関しても最初の一章だけと感じる為、少々肩透かしではあったがそれを補うだけの作者の知識に裏打ちされた
面白いテーマが紹介されている。
特に日本の刺青やスペインのとんでもない修復の事件など、幅広く...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月22日
美術館はたまに行くけど、「ふーん、キレイやな~」で終了する気の毒なわたくしに、色んな切り口で美術を紹介してくれる素敵本。
風景画には国威発揚の意味が込められてるものがあったりとか(俺たちの国土!)、捨てた愛人が赤ん坊連れで殴りこんできた修羅場が一部モチーフになってるピカソのゲルニカとか、トリビアな...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月06日
『そもそも美術というものは、純粋に美を求める気持ちから作られ、鑑賞されたものばかりではない。美術作品は、モノとして社会に流通する商品であり、政治・経済のシステムに組み込まれている。
芸術家とよばれる人々は、かつては一介の職人であり、生活のために工房で毎日絵や彫刻を作り、それが売れれば量産し、売れない...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月21日
美術展は好きで良く行くのだが、美術というと、静かな所で黙って見入る物だと思っていた。そういう意味では、この本は私の美術観をいい意味で打ち破ってくれた。確かに歴史的に見ても芸術家にも色々な人がいて、人間臭い世界があるのは分かっていても、美術館の様な荘厳な雰囲気だと、背筋を伸ばして鑑賞しなければならない...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月26日
美術品を、人間のいろいろな欲にまつわるテーマで語るコラム集。
下世話な話もまぜつつ、美術といわれるところのものの裏側を真面目に読みやすくまとめたところに好感が持てました。
取り上げられている作品も、ラファエロなどのアカデミックなものから日本の絵馬や刺青、草間彌生やアウトサイダー関連など多方面に渡って...続きを読む
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