〈オールカラー版〉欲望の美術史

〈オールカラー版〉欲望の美術史

902円 (税込)

4pt

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本書は、美術を生み出し、求めるときの様々な欲望に光を当て、美術というものをいろいろな観点から眺めたエッセイ集である。扱った作品は、世界的な名作から、通常は美術とは目されない特殊なものまで様々だが、いずれも美術史上の重要な問題につながると思っている。(「まえがき」より)「欲望とモラル」「美術の原点」「自己と他者」「信仰、破壊、創造」という四つの観点から、「美が生まれる瞬間」を探る。<オールカラー>

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〈オールカラー版〉欲望の美術史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年09月16日

    個人的には中盤以降が興味深く発見があった。はじめのほうで読むのを断念しなくて本当によかった本。人の欲望とからめた幅広い芸術作品の紹介は、教養を学ぶためのみにとどまらず、人とはなにか、なぜ人はこういった営みをなすのか、筆者の当たり前のことを深く読み込む能力には感銘を受ける。

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    Posted by ブクログ 2014年06月15日

    産経新聞の夕刊に連載されていた(2011年5月~)コラムを加筆修正し、書下ろしを加えたもの、とのこと。

    1つ1つの話が短いので、どこから読んでも大丈夫。ものすごい「修復」で有名になったフレスコジーザスの一件など、新しい話題もあり。

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    Posted by ブクログ 2013年06月17日

    美術に全く興味がなくても読めます。

    一つ一つの話が短いしカラー写真まで載ってるので。

    あと、ピカソが本当にまるで駄目な男で親近感がわいた。

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    Posted by ブクログ 2019年11月09日

    欲望の美術史という題名だが、作者が興味ある美術テーマにエッセイを書いたような形の為、美術史ではない。
    欲望に関しても最初の一章だけと感じる為、少々肩透かしではあったがそれを補うだけの作者の知識に裏打ちされた
    面白いテーマが紹介されている。
    特に日本の刺青やスペインのとんでもない修復の事件など、幅広く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月20日

    著者の好みらしいですが、普段取り上げられることの少ないジャンルもエピソードに載せられていて、より幅が広がった気がします。

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    Posted by ブクログ 2013年12月22日

    美術館はたまに行くけど、「ふーん、キレイやな~」で終了する気の毒なわたくしに、色んな切り口で美術を紹介してくれる素敵本。

    風景画には国威発揚の意味が込められてるものがあったりとか(俺たちの国土!)、捨てた愛人が赤ん坊連れで殴りこんできた修羅場が一部モチーフになってるピカソのゲルニカとか、トリビアな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月06日

    『そもそも美術というものは、純粋に美を求める気持ちから作られ、鑑賞されたものばかりではない。美術作品は、モノとして社会に流通する商品であり、政治・経済のシステムに組み込まれている。
    芸術家とよばれる人々は、かつては一介の職人であり、生活のために工房で毎日絵や彫刻を作り、それが売れれば量産し、売れない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月21日

    美術展は好きで良く行くのだが、美術というと、静かな所で黙って見入る物だと思っていた。そういう意味では、この本は私の美術観をいい意味で打ち破ってくれた。確かに歴史的に見ても芸術家にも色々な人がいて、人間臭い世界があるのは分かっていても、美術館の様な荘厳な雰囲気だと、背筋を伸ばして鑑賞しなければならない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月14日

    美術に関する楽しい話しが28.詳しい知識に裏打ちされたものばかりで、非常に楽しみながら一気に読破した.特に面白かったのは「第3話 金銭への執着」. 確かにに絵が売れなければ暮らせないのだが、往々にして”物質的な見返りなどに頓着しない”芸術家を想像するが、それを見事に論破してくれている.

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    Posted by ブクログ 2013年08月26日

    美術品を、人間のいろいろな欲にまつわるテーマで語るコラム集。
    下世話な話もまぜつつ、美術といわれるところのものの裏側を真面目に読みやすくまとめたところに好感が持てました。
    取り上げられている作品も、ラファエロなどのアカデミックなものから日本の絵馬や刺青、草間彌生やアウトサイダー関連など多方面に渡って...続きを読む

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