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あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は--。
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Posted by ブクログ
是非もう一度読みたい。 ただ、わかってて読まなくても分かりやすい(あるいは何度読んでも分からない)綺麗な作品でした。
今、自分が物語のどの辺にいるのか分からないままふわふわと読み進めるのが心地よかった 恩田陸の書く女性はミステリアスで美しくてひどく憧れる Kに行こうと思う
こんなにおもしろい小説、どうして今まで知らなかったんだろう? 余計な説明が一切排除されていて、読み進めるうちに、いろんな事実がわかっていく。でも、読めば読むほど、謎も深まっていく。真相に辿り着きたくて、どんどん先を読む。読まされる。 一つ真相らしきものが明らかになる度に、何度もゾワっとしながら一気に...続きを読む読んだ〜。大満足。 あとがき(?)の、「真実が一つしかない、なんてことは絶対にないですよ。」という著者の言葉に、激しく頷いた。
登場人物 雑賀満喜子 三人兄弟の末っ子(順に中2の誠一、中1の順二)で、緋紗子と仲が良かった 毒殺事件があった当時は小学5年生だった 青澤緋紗子 盲目の女性、毒殺事件があった当時はまだ学生 物語 地域では知らない人はいない名家の青澤家で、誕生日パーティが行われた日に、偶然居合わせた人も含め一家全員...続きを読むが毒殺されるという事件が起こった 事件の生き残りである緋紗子が盲目であったこと、目撃者・通報者の満喜子たち兄弟が幼かったこと、犯人と名乗る人が自殺という形で現れたことから、真相がよく分からないまま解決を迎える その後、大学生になった満喜子は、当時の事件に関するインタビューをまとめて『忘れられた祝祭』という本を出版することになる それから更に時間が経って事件から30年を迎えた今、真相が明らかにされようとしている… 読後感 Q&Aと同じような構成で、誰かによる語りであったりインタビュー形式であったりしながら少しずつ事件の全容が解明されていく感じなので、それぞれの登場人物による主観の中から事実を見つけ出すのが難しさであり面白みであった また、事件の本筋とは関係のないことも混ぜ込まれており、読んでいてミスリードされてしまうところもあった それもあって、犯行の動機やそこに至るまでの経緯が読み取りづらくなっており、完全に全てが詳らかになるミステリ作品とは異なり、消化不良になってしまう感も否めないではある しかし、読み応えのある1冊ではあった
12/4面白かった。けど、犯人がよくわからなくて考察読んでも??ってとこが多かった。プロット立てずに書いてるらしく、ならここまで書けるのすごすぎると思った。
恩田陸さんのミステリー長編。 とある町の資産家の家で起きた大規模な毒殺事件を中心に関与した人たちのインタビューと合間に入る関係者達の視点から見る犯人と思われる人物達の描写から構成されている。 読み進めていると、事件の真相に向かっているのかどうか分からず、一種の違和感が終始つきまとう。白か黒かと明確...続きを読むな感じではなくグレーを進んでいる印象。最後の方は解答らしきものが出はするものの、明言されてはおらず余韻が残る読後感。 真実とは何かを考えさらる作品。
大人って、子供に対して時間をケチるんだよね。 自分の使える時間全体を百とするなら、子供に使うのは十くらいと決めている。近所の大人だったら、よその子に使うのは、二か三くらいかな。声掛ける時も、ここで一くらい使っといてやるかっていう割り当てを計算してるのが見え見えなんだ。だから、何か話し掛けて、子供がそ...続きを読むれに食いついてきて、一のつもりだった時間を三使わせられそうだって感じると、みんな慌てて子供を突き放す。 何冊目かの恩田陸。木漏れ日が最初で、次がQ &A、ドミノ。Q &A読んだときみたいな、「終わってしまったよ…」感が強かった。 インタビュー形式で、誰と誰が話しているのかわからない。最初からその違和感が強かった。章ごとのセクションや章ごとに少しずつわかっていなかったことがわかっていく。どうやらあいつが怪しいようだ、どう崩していくか、というのは作中のコロンボ描写と通じるんだけど、ミステリーだと思って読んでたからつまづいた。不気味さは面白いけど、個人的には広げた風呂敷はそれなりに畳んで欲しい人種。 人によって真実の見え方が違う、という面白さを今回はキャッチできず。ただいろんな人物の証言は、常に同じ人間のことを伝えているわけではない、それが新しい読書体験。
★4.4 人は自分が語りたいストーリーを語る 時間は記憶を改ざんする よって作中で語られている各々のストーリーが真実とは限らない だとしたら真実は永遠にわからないのでは インタビュー形式であることがこれほど効果的に機能するとは こんな小説初めて読んだ
恩田陸さんは『六番目の小夜子』『夜のピクニック』を読んでいましたが、この作品で作家さんとして更に魅力的になられたと感じました。 終わり方が何とも言えなくて、読後だいぶ時間が経ちましたがもう一度読みたいです。
終始薄ら寒い気配が感じられ、最後まで得体の知れない何かと対面させられているような感覚でした。 1つの事件を多数の視点で語られる形式で、同じ事象を見ていても観測者によって全然違う印象になるのが面白かったです。 最後もすっきり解決!のような結末ではないので、結末すら観測者たる読み手の視点に委ねられている...続きを読むようで、個人的には好きな作品です。
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