無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。
特捜部Qの2作目です
1作目を読んで、このシリーズは意外な動機に、意外な殺し方を読ませるミステリーだと(勝手に)思って今作を読むと、動機も殺し方もありふれていてちょっと残念でした。おもしろくて読み始めたら止まりませんでしたが。次作はどんな話になってるのか気になるので早く電子書籍化してください。
Posted by ブクログ
今回は特に事件が猟奇的、残酷、人の醜さをこれでもかと見せ付ける。あわや読むのもここまでかと思ったが、2作目になると、お馴染みはいい、やはり応援をするべきでしょう。か。
2011年11月発行。それでもポケミス490ページは長いので、話は相当多岐に亘る、登場人物も多いのかと思ったが、まったく見当はずれで読みやすかった。
読みにくい名前に慣れたということもある。
ミレーデ・ルンゴー事件を解決して、特捜部Qのカール警部補は名前を知られるようになっている。
ノルウェーから視察団がくるということで、地下の部屋を整えるのに大童、そこに新人のパンク頭の女性ロースが配属されてくる。一癖ある彼女もカールにとって悩みの種になりそうだった。が、なぜかアサドとは気が合い、カールの課題も軽くこなす。なかなか有能なところがあった。
今回の特捜部Qは、富裕な家庭の師弟が通う寄宿学校で20年前に起きた事件を調べる。
犯人は10年前に自首して収監されている。しかしカールの机の上にはどこからか来たのか分厚い事件関連ファイルがあり、犯人にもいささか疑問がある。
この事件は根が深いように感じられた。
20年前に兄妹が殺され、家庭は崩壊した。妹のボーイフレンドは警察官になっていた。
当時の家を訪れたカールは廃屋を調べ、事件から手を引こうとした。犯人は自首しているのだ、アサドは言った「理解できません」「だって被害者のために何か出来るのはわたしたちだけではありませんか」
寄宿学校の卒業生たちは、それぞれ事業で成功し、親から譲られた以上の名声を得、社会の上層部に大きな影響力を持つようになっていた。
現在でも、当時の事件に関わった5人が集まって、余暇は広大な土地に建つ別荘で過ごし、株取引で成功したウルレクが、世界規模で集めた猛獣や鳥などを放して狩り、そこでさまざまな犯罪隠匿の相談をしていた。
彼らは寄宿生時代から、弱者を見つけて殴打し死に切れないものには大金を渡して口を封じ、死んだものは密かに処分していた。
寄宿生仲間にキミーという女性がいた。彼女はグループの中でおとりになって被害者をおびき寄せ、罪の意識なく最後には死ぬほどの暴行を加える役だった。
しかし、仲間に犯され妊娠する、子供に愛情が芽生え始めたころに、妊娠を封じたい仲間に暴行を受け流産する。その後、その恨みから身を隠し、仲間を狙い始める。
使いきれない財産を犯罪に使い、異常な性癖を満足させてきたグループをカールたちは追う。
キミーも狙っている。
カールは類似の事件から手がかりをつかむ。
邪魔者は仲間でも殺す犯人たち。犯罪捜査は徐々に絞られ、「Q]とキミーは命の危険を感じつつ最後の戦いに臨む。
文中に交互に現れる犯罪者たちの現在と、カールたち特捜部の捜査。
社会では学閥になっている寄宿生たちのかばいあう関係は、警察の中まで及んでいて妨害に会い、捜査は難航する。
彼らの猟奇的なおぞましい話が延々と続き、このシリーズを読み始めたのは選択ミスではないかと思うほどだった。
実はこの点で少し私的な評価が下がる。容赦ない殺しやスプラッターは嫌いではないが、現実に醜い報道などが続いているとフィクションと割り切ってもお腹いっぱいの時がある。でも2作読んででつい馴染んでしまった。「Q」を見つけたら読んでしまいそうな予感がする。
檻の中の女
キジ殺し
Posted by ブクログ
「ユッシ・エーズラ・オールスン」の長篇ミステリー作品『特捜部Q ―キジ殺し― (原題:Fasandraberne)』を読みました。
「ユッシ・エーズラ・オールスン」の作品は、今年の2月に読んだ「特捜部Q」シリーズの第1作『特捜部Q ―檻の中の女―』以来ですね。
-----story-------------
【人気シリーズ第2弾、文庫化! 解説:恩田陸】
いったいこの書類はどこから送られてきたんだ?
いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。
18歳と17歳の兄妹が惨殺された事件だが、その後犯人は自首して服役中。
つまり未解決ではない。
なのになぜ未解決事件を調査する特捜部Qに?
興味を抱いた「カール」と「アサド」、それに新メンバーの「ローセ」は再調査に取り組むが、当時の容疑者たちはいまや有力者になっていた。
度重なる妨害に耐えながらも事件のカギを握る女を追うが…
-----------------------
ここのところ、スウェーデン作家の作品が続いていましたが、久しぶりにデンマーク作家の作品… 北欧ミステリが続いています。
未解決の重大事件を専門に扱うコペンハーゲン警察「特捜部Q」シリーズの第2作、、、
前作が面白かったので期待して読んだのですが、本作品は期待を超える面白さ… 「特捜部Q」に新たな仲間(助手)「ローセ・クヌスン」が加わり、面白さがパワーアップ!600ページを超えるボリュームでしたが、テンポが良くて愉しく読めたので、長いなんて感じなかったですね。
責任者の「カール・マーク警部補」(正規な警察官は彼だけ)、助手の「ハーフェズ・エル・アサド」と「ローセ」の三人が、強烈な個性を活かしつつ、協力して過去の未解決事件を解決に導く展開が愉しめました… 署内で厄介者の三人、ちょっとヘンで職場にうまく適応できない「アサド」と「ローセ」が意外な活躍を見せるところがイイんですよね、、、
虐待や暴力、惨殺のシーンは目を覆うほどの残忍さなのですが、物語全体に醸し出されるコミカルな雰囲気… 現実離れした雰囲気が、それを中和して和らげている感じがします。
前作で「ミレーデ・ルンゴー」事件を解決し、一躍知名度をあげた「特捜部Q」が、今回扱うのは何故か事件ファイルに紛れ込んでいた20年前に無残に殺害された10代の兄妹の事件… でも、この事件は、既に犯人「ビャーネ・トゥーヤスン」が自首しており解決済みの事件のはず、、、
「特捜部Q」が扱う未解決事件のファイルに何で解決済みの事件のファイルが紛れ込んでいたのか… 「カール」たちは資料を調べるだけでなく、当時の関係者を訪ねたり、現場となった廃屋に出向いて調査を進めるうちに、兄妹の殺人が一人ではなく複数人による犯罪であったことや、その犯人と思われる人物たちがエリート階級の子弟で、現在は、それぞれ事業で成功し、親から譲られた以上の名声を得て、社会の上層部に大きな影響力を持つような存在になっている事が判明。
しかし、さらに事件捜査を進めようとしたところ、上層部から捜査を取りやめるように圧力がかかる… 「カール」は、ノルウェーから視察団が「特捜部Q」を訪ねてきた際に機転を利かせ、この事件に取り組んでいることを公にして、既成事実を作り、後に引けない状況を作り出す、、、
当時の事件に関わったメンバで現在も付き合いが続いている「ディトリウ・プラム」、「トーステン・フローリン」、「ウルレク・デュブル・イェンスン」を追う「カール」と「アサド」… そして、当時の事件に関わったメンバだが、仲間に犯されて妊娠し、その後、仲間に暴行を受け流産した恨みから、ホームレスとなり身を隠し、仲間を狙っている「キアステン・マリーイ・ラスン(キミー)」の、それぞれの視点から物語が展開し、終盤で世界規模で集めた猛獣や鳥などを放して狩りを行う「ウルレク」の屋敷に集結し、クライマックスを迎えます。
本昨も、前作に続き終盤はドキドキハラハラが続き、テンポの良い展開で一気読みになりましたね… 「カール」と「アサド」は危機一髪の状況でしたが、「ディトリウ」、「トーステン」、「ウルレク」への復讐を実行した「キミー」に助けられた感じですね、、、
まさか、冒頭のシーンで追手から逃げていた人物が「カール」だったとは… 衝撃でしたね。
エンディングは切ないけど、過去の「キミー」の悪事のことを考えると妥当な結末かな。
やはり、このシリーズの魅力のひとつは、個性的な脇役たちですねぇ、、、
新たに「ローセ」が加わりパワーアップした感じです… 早く次作以降も読みたいな。
以下、主な登場人物です。
「カール・マーク」
コペンハーゲン警察殺人捜査課警部補。特捜部Qの責任者
「ハーフェズ・エル・アサド」
カールのアシスタント
「ヴィガ」
カールの妻
「イェスパ」
カールの義理の息子
「モーデン・ホラン」
カールの同居人
「ローセ・クヌスン」
カールの新人アシスタント
「ハーディ・ヘニングスン」
カールの元部下
「アンカー・ホイア」
カールの元部下
「マークス・ヤコプスン」
コペンハーゲン警察殺人捜査課課長
「ラース・ビャアン」
コペンハーゲン警察殺人捜査課副課長
「モーナ・イプスン」
心理学者
「ヨハン・ヤコブスン」
カールの同僚
「キアステン・マリーイ・ラスン(キミー)」
ホームレスの女性。寄宿学校の元生徒
「ディトリウ・プラム」
病院経営者。寄宿学校の元生徒
「トーステン・フローリン」
人気ファッション・デザイナー。寄宿学校の元生徒
「ウルレク・デュブル・イェンスン」
株取引会社の経営者。寄宿学校の元生徒
「クレスチャン・ヴォルフ」
船舶会社の元経営者。寄宿学校の元生徒
「ビャーネ・トゥーヤスン」
「ラアヴィー殺人事件」犯人。服役中。寄宿学校の元生徒
「フィン・オールベク」
私立探偵
「ティーネ・カールスン」
麻薬中毒者。キミーの友人
「カサンドラ・ラスン」
キミーの継母
「コーオ・ブルーノ」
寄宿学校の元生徒。キミーの元ボーイフレンド
「カイル・バセット」
寄宿学校の元生徒
「クラウス・イェスベン」
寄宿学校の元教師
Posted by ブクログ
▼特捜部Qのシリーズ第2弾。デンマークの警察小説。第1作はオモシロかった。何といっても、これはバディものなんです。
〇デンマーク警察の腕利き現場たたき上げ中年刑事・カールさん
(妻に逃げられ仕事中毒、腕っぷしが強く昔気質、、、という昔ながらの男っぽい刑事)
〇デンマーク警察に雇われている、助手(雑用係)の、アサドさん。
(アラビア系の人。デンマーク語はしゃべれるけれど、不法移民なんじゃないかという疑惑。ところどこに能力が高いが、いろいろが不明)
という奇妙な男ふたり(刑事と、助手)のバディもの、というのがいちばんの魅力です。
▼ということはこのバディがオモシロければ、ひとつひとつの事件はそれほどでもなくても愉しめてしまうわけですが、今回は個別事件としては、「変態エリートたちの長年の殺人趣味を暴く」ということになります。そして、きらり輝くのが、キミーという名の、40台?くらいかの女性です。
<悪者たち(男性たち)の昔からの被害者でもあり>
<同時に共犯者として加害も繰り返してきた>
という存在で、キミーは変態エリートたちがまぎれもなく殺人に何件も加担してきたということを証明できる動かぬ証拠を握っている。そして、とある理由から、変態エリートたちを皆殺しにしようとしている。
▼よくある手法ですが、
A 主人公たちの動き
B 悪者たちの動き
C キミーの動き
この三つが交錯して語られながら、「過去になにがあって、この人たちはこーなってるんだろうか」ということが読者に暴かれて行きます。
▼落ちのありかたは、それほど斬新でも衝撃でもなかったんですが、結局はするすると読めてしまったのでそこはありがたく満足。
あと、物語内で変態殺人嗜好エリートたちが、映画「時計仕掛けのオレンジ」に多大な影響を受ける、ということが描かれるんですが、やっぱりあの映画はすごいインパクトがあるよなあ、とあらためて。さすがキューブリック。そして、「時計仕掛けのオレンジ」と「if…もしも」の2本でしか見たこと無いんですが、その2本で強烈な存在感を放ったマルコム・マクダウェルさんってすごかったなあ、と久々に思い出しました。
Posted by ブクログ
未解決事件を調査するはずの特捜部Qのデスクに解決済みの兄妹惨殺事件の書類が置かれていた。犯人は自首して服役中なのだが……。カールとアサドは新メンバーローセとともに再調査を始めるが。→
シリーズ2作目。前作とは違い冒頭からわかりやすい展開。そして出てくる事件の関係者たちが全体的にクソオブクソ(お下品な言い回しで失礼します)
暴力描写がすごくて眉間の皺が濃くなりそうな感じなんだけど、特捜部Q側が逆に明るくて救われる。変人だけど仕事ができるアサドとローセ、最高→
正直前作に比べたら物足りなさはありつつも、特捜部Qメンバー(+α)が魅力的なんで、次も読んでいく!
個人的にはマークス・ヤコプスンとカールの絡みが大好きなんで、マークスにはずーっと課長でいてほしい(笑)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
試し読み