うつと気分障害

うつと気分障害

1,003円 (税込)

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自殺者が年間三万人を超え、うつの患者は百万人を突破。サラリーマンの六割が強いストレスを感じ、潜在患者は三百万~六百万人と推定される。だが実は、うつと思われていた人の約半分が躁うつだとわかってきた。うつと躁うつを含めた「気分障害」が激増しているのだ。対人トラブル、異性問題、失職、浪費、飲酒、DV……。病気と知らず失敗を繰り返す人も多い。気分の浮き沈みが激しい人、テンションが高く「絶好調」な人も危ないのだ。本書では、うつと気分障害の基礎知識から最先端の研究成果、実際に役立つ予防や治療・克服法まで、わかりやすく解説。

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うつと気分障害 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月27日

    5年ぶりに無職となった。それではこの5年間何をしていたかというと、サラリーマンをやっていた。意に染まない生き方ではあったが、自分の中身が空っぽ過ぎて労働をすることぐらいしか、人生を埋める方法が思いつかなかったのだ。5年間必死で頑張ったが、結局精神障害を患ってしまい、休職から退職に追い込まれてしまった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年09月19日

    うつと気分障害の症状、メカニズム、治療法について詳しく書かれている。専門的な部分は一読しただけでは頭に入りづらくもあるが、一般向けに分かりやすく書かれている。これくらいの内容が分かっていると、自分や身近な人が調子を崩したときに、助けになりそうだと感じた。

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    Posted by ブクログ 2010年10月25日

    ネットの評判がいいので読んでみた。これは濃い。すばらしい。

    うつ病の時代との関連は、狩猟採取時代からいきなり現代を比較している。これだけはちょっと物足りない。

    多分、うつは人間が「社会」というものを作ったときから「病気」として問題になったものだと思う。いわば農耕と文明発祥以来の病。

    そして産業...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月17日

    うつ病や双極性障害を含む気分障害全般について、症状のメカニズムや治療薬といった専門的知識まで踏み込みながら解説されている

    生得的なうつ病の罹患しやすさは
    ◎セロトニントランスポーターを作る能力
    ◎ストレスに対する過敏性
    に対する遺伝子が関与してるそう

    うつの分類が複雑すぎて、改めて精神科ってすご...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月12日

    予想と違ってかなり医学寄りの内容だったが、これはこれでためになった。ライフスタイル、特に睡眠不足が症状を悪化させること、同じ状況でもパーソナリティによって受け止め方が異なること、単純なうつ病でなく双極性障害も一般的に見られること、などいくつかの気づきも得られた。
    言われてみれば自分の場合も双極性2...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月18日

    気分障害の症例、歴史、症状と診断、気分障害のタイプを前半とするならば、後半は、脳内物質の原因仮説の説明、生活変化がもたらす気分障害の増大、治療方法についてと全八章で新書にしてはかなり盛り込んでいる。

    脳内物質等の説明は非常にわかりやすかったが、新書で図が少なかったので、個人的にはもったいないなと思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月29日

    新書だが、かなり専門的に、現代病でもあるうつ病について述べている(著者は精神科医)。うつ病は精神疾患の代表的なものであるが、他人事と侮ってはいけない。著名人の過去のうつ病の実際も多数例を記載しており、その点でも興味深い。

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    Posted by ブクログ 2012年06月04日

    双極性2型障害の存在が分かるだけでも一読の価値あり.まさに私はこの型かもしれない.治療も長引いています.鬱病に軽そうが伴っていることは以前から知識として持っていましたが,正式な診断名が与えられたのは画期的なことです.(DMS-IVで1994年)

    ・非定型鬱病の診断も参考になる(P93).
    ・トリプ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月28日

    尊敬している新渡戸稲造もマックスウェーバーも30歳中頃で、うつ病にかかり、克服し、再び輝かしい人生を送っていたそうだ。

    かごの鳥症候群には適度な新奇の刺激が有効。今の状況・治療方針はよいのだろう。以前は一部分でも課長レベルの仕事をしていたところ、急に学生バイト以下の仕事しかあてがわれなくなれば、う...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月28日

    新書をたくさん書いているイメージのある岡田尊司先生の本。
    うつ病や躁うつ病に関するベーシックな説明が中心。
    著者の他の本でもあったが、本書でも著名人(開高健、マックス・ウェーバー等)の名前を出して説明しているところがあり、読み物として興味深いエピソードも多い。

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