近代秀歌

近代秀歌

1,100円 (税込)

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「やは肌のあつき血汐にふれも見で」「東海の小島の磯の白砂に」──懐かしくも新鮮な歌の数々は、私たち日本人の感性の源として、永遠に伝えていくべき豊かな財産である。〈日本人ならこれだけは知っておいて欲しい〉近代100首を当代随一の歌人が選び、心熱くなるエッセイとともに、未来へ贈る名歌集。

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近代秀歌 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    歌を知ることで日常生活をもっと豊かなものにしてほしいという筆者の願いがありありと感じられた。解説文の中でたびたび触れられていて興味深かった話題は、歌の愛誦性と芸術性の間にあるジレンマについてだ。大衆ウケが良い歌ほど批評家からの評価が下がりやすくなる一方で、あまりにも玄人ウケの芸術性が高い歌だと広く認

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    最初は解説が冗長だなと思いながら読み進んだが、膨大な文化的財産を後世に継承するための、現代の若者たちに向けての著者の熱きメッセージであると感じるに至った。
    教養とは人間関係の基盤であり、その共有は喜びであり、何なら礼儀でさえあると説く。その継続こそが文化の継承であると。実に痛み入ります。

    0
    2024年06月10日

    Posted by ブクログ

    永田和宏さんの『現代秀歌』がとてもよかったので、こちらは私にはたぶん難しいのではないかと思いましたが拝読しました。
    思ったほど難しさは感じられずとてもわかりやすい解説でした。

    本書で著者の永田和宏さんは近代以降に作られた歌の中から100首を選んで解説と鑑賞をつけるという作業を行ったそうです。落合直

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    前田夕暮 木に花咲き君が我が妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな
    北原白秋 君かへす朝の敷石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ
    石川啄木 友がみなわれより偉く見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ
    窪田空穂 老いふたり互いに空気となり合ひて有るには忘れ無きを思はず

    0
    2024年02月02日

    Posted by ブクログ

    日本人として是だけは、知っておいてほしいという歌ばかり。という前触れに遜色ない。
    共通の知の前提として、そこから対話を楽しむために。テレビのお笑いや芸能、スポーツでは、会話。意見を聞いて自分の意見を述べて、展開するのが必要だろう。
    対話できなくても生きていけるが、パンのみにいくるにあらず。

    0
    2020年10月10日

    Posted by ブクログ

    近代の秀歌を百首選んで、歌の解釈とそれに関わるいろいろな著者の考えや参考歌が書いてあり、懇切丁寧である。人口に膾炙した歌も漏れなく選んであって遺漏はない。歌人の写真が載っていて、ほほうこういう面構えだったんだねと分かって面白い。読み終わって堪能した。同じ著者の「現代秀歌」も読んでみたい。でも、近代の

    0
    2020年05月06日

    Posted by ブクログ

    日本人ならこれだけは知っておいてほしい百首を選んだ、という著者の挑戦的な本。短歌もさることながら、はしばしにある著者の歌論にも感銘を受けた。「私たちが花を美しいと思うのは、花を読んだ名歌を知っているからだ」「写生とは、目にした事象の中からただ一点を除いて消し去る作業だ」などである。

    0
    2019年03月31日

    Posted by ブクログ

    若いころアララギ派の歌人に魅かれていた。
    他の派の歌人の短歌は全く評価しなかったのだけど、歳とって、読み直し、永田さんの丁寧な解説を通して『読まなかった短歌』を素直に読むことができた。
    近代短歌を取り上げるとき、教科書的な解釈になってしまうことが多い。すでに名歌の評価が定まっているのだから、無難な歌

    0
    2015年01月29日

    Posted by ブクログ

    「あなたが日本人なら、せめてこれくらいの歌は知っておいて欲しいというぎりぎりの100首であると思いたい」(はじめにより)
    正直ほとんどの歌を知らなかったので、歌人のこと、代表的な歌のことなど、勉強になった。

    0
    2014年12月27日

    Posted by ブクログ

    岩波新書の好企画

    明治・大正・昭和を中心に日本人の心のふるさととして永久に口ずさみ伝えるべき100首を選び、適切な解説をほどこした岩波新書の好企画です。

    「恋・愛」「青春」「旅」「四季・自然」などの項目ごとに、いつかどこかで目にした短歌の名作が続々登場するので、楽しみながらすいすい読めてしまう

    0
    2013年06月05日

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