異性

異性

小説・文芸
1,210円 (税込)

6pt

好きだから許せる? 好きだけど許せない!? 男と女は互いにひかれあいながら、どうしてわかりあえないのか。カクちゃん&ほむほむが、男と女についてとことん考えた、恋愛考察エッセイ。

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異性 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    角田さんも穂村さんも大好きで興味を持った本。
    角田さんは女性として、穂村さんは男性としての意見を交互にやりとりして進んでいく。
    こういう女性が多いかもしれないけど自分は違うとか、もてる男性はこうだが自分にはできないとかいう話題も出てきて、男女の違いを紐解くという面白さももちろんあるけど、ただ角田さんと穂村さんが恋愛観について意見を交わし合うという意味でもすごく興味深かった。

    特に印象に残ったのは次の二つ。

    一つ目は、「もてる」というのは対人的な「スペース」、つまり「隙」が関係しているのでは?という考察。

    隙、確かに大事だよなぁ、わかるわかる。
    学生の頃からもてるのは、狙った獲物は逃さないようなギラついている子より、「なぜか可愛く生まれちゃったの」と言わんばかりに無垢を武器にしている子だった。
    男子の場合は、「もてたい」を全面に出してもてる子もいたけど、それは自分の欲を露わにして腹を見せることで生まれるオモシロ系の隙によってもてていたんだと思う。

    以前穂村さんの作品を読んで、「穂村さんって年を重ねるごとにもてる気がする」みたいな感想を書いたのだけど、それも完全に「隙」だ。
    もてたい!という必死感が年を重ねるごとに薄れていって、いざ好かれると、こんな自分の何が良いの?って不安に感じてしまいそうな穂村さんってめちゃくちゃ隙がある。好き。笑


    二つ目は角田さんの「自分をふった恋人が別れた後、幸せになって欲しいか、不幸になって欲しいか」という話。
    角田さんは不幸になって欲しいと思ってしまうという話から、以下の文章が続く。

    『私にとって、小説を書かせている部分と、その、ふった恋人の不幸を願う部分は、かかわり合っているというだけのことだ。自分でもうまく説明できないのだが、私が小説を書こうと思い、書き続け、なお書きたいと願う、その核の部分は、きらきらしたまぶしい正のものではなくて、黒くてゆがんで湿った負のもの、という気が、どうしてもしてしまうのである。』(p129)

    ここを読んで私はため息をついた。
    私が角田さんの小説を好きな理由がここに全部つまっている気がする。
    角田さんの胸の内に渦巻いている負の部分が原動力になって生み出された小説、そして今後生まれる小説。
    まだ読んでいない作品も含めて、これからたくさん読むことができるって幸せだなぁ。

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

     穂村さんと角田さんの往復書簡形式で進む恋愛エッセイ。読んでいると男女どちらの言い分も共感できる。
     特に「好きな人」「まあまあ」「眼中にない人」の区分けは初対面の最初数秒で決まる女の残酷さ、すごくよく分かる。しかも一度区分けされるとそこからの転換はほぼないのだから怖いし、逆に考えると最初の判断ミスで実はものすごく相性のいい人を弾いてしまっている可能性もあるのだけど。
     あと、モテとは美醜や内面じゃなく心のスペースであるということ、分かってはいるけど耳が痛い…。

    0
    2015年11月29日

    Posted by ブクログ

    対談形式よりもずっと読みやすい。
    私的すぎて閉口する場面もなくはなかったが、そこも含めて。
    すべての男性、女性の意見とは言わないけれども、性差を見事に言葉で表している。正しくは性差からくる個人の差異、かな。

    0
    2015年03月31日

    Posted by ブクログ

    男女の考え方ってこんなに違うんだと考えさせられた。
    一つ一つがかなり短い短編になっているから読みやすかったし、2人の掛け合いが面白かった。
    自分の今までの恋愛と照らし合わせて、考えたりして面白かった。

    0
    2024年09月09日

    Posted by ブクログ

    男と女って切り口は結構乱暴なところはあるのだけど、なんとなくわかる、の積み重ねで、うーんそれは違うなぁ、とか、いやーそれはわかる!確かに!がちょいちょい混じってきて、結果それなりに共感ができる、って言うのが実は作家の力なんだろうな、と思う。自分の考えのようで自分を小出しにしかしない、というところが上手い

    2023.10.17
    173

    0
    2023年10月18日

    Posted by ブクログ

    永遠に分かり合えないのかも?

    歌人・穂村弘と作家・角田光代が男と女を代表し、それぞれの考えていることを意見交換していく。穂村さんの意見に、そういうものですか、と感心するような納得するような。角田光代さんも女子校育ちだとは知らなかった。

    ジェンダー論に踏み込むかもしれないけれど、アップデートしたこういう意見交換をまた読んでみたいと思った。時代や世代が変わるとここで語られている「男性」と「女性」もまた変わるのではないか。

    0
    2020年07月11日

    Posted by ブクログ

    好きと思ったならば相手が10キロ太っても好きと言えるか。
    性格と容姿は比例する事が多い。
    内面より外見を褒められる方が人はうれしい。
    女子は頑張ってお洒落して化粧をしているからデート代は男が出すべきだと考えられる。奢られる女は頑張った努力の対価。
    割り勘男は奢られ女を誘わないし、おごり男は割り勘女を誘わない。
    男は変化を望み、女は固定を望む。
    私を女は子供に主張し、男はコレクションに転移させる。
    〇〇の父親ですとあまり言わないし、△△コレクターのなんとかですと女は言わない。
    別れ際の摩擦係数を下げるために本気で愛していた時期があったことにする。
    女は非日常を常に求めているが男は日常を得るために非日常を演出する。
    会って3分で友達か恋人かのクラス分けは決まる。それが変わることはない。
    女の方が好きな人にしか目が向かない。
    未婚女性が増えているのは審美眼が変化しないため。
    女性の好きな人は1人であるが、男はまあまあいいと思う人が何人もおり、格上げが容易に行われる。
    女(ブス)は自分の価値を認められたい、男は自分だけが価値を見出したい。
    例えば本を大勢の人に読んでもらうためには大勢の人に読んでもらうように書かなければならない。
    時間とともに恋愛カーストは強化される。
    ブスデブださいスパイラルからはぬけだせにくい。
    かっこいい人は意識せずともかっこいい。
    ダサい人の髪型の違いなど些細なものでしかない。
    モテとは美醜ではなくスペース(スキ)
    人間として他者を受け入れる余裕があり、いきなりキレたりせず、こちらの話しを聞いてくれ、困っている時は一緒に考えてくれる人間がモテる。
    男は過去の出来事や思い出を資産に感じる、だから一度好きになった人を嫌いに感じることが少ない
    女はなにかのきっかけで生理的に受け付けなくなる
    男はいつも最初の恋人になりたがり、女は誰も最後の愛人でいたい
    女性とつきあったことのない男性は高い確率で避けられる、すると永遠に女性とつきあったことのない男性のままとなってしまう
    そのような人は女子校育ちで男の兄弟のいない女性としか話が合わない
    男女共学上がりや兄弟がいたり現実の男を知る女性からは幼く見える
    女性とつきあったことのない男独特の無神経さがある
    それのない人には今までの過ちや失敗が関係しているのかもしれない
    女の私の男は私の子供という意味に近い
    男は夜景や女、野球サッカーチームを所有した気になりがち
    だから、自分より遥かに上手なプロに対しても自分的意見を言える
    女は所有されたがち
    男女の年齢が近いと見える事は多いが、離れてしまうとやや視点がぼやけ、お互いの差は年齢の差であると勘違いする
    女は男よりも好きなうちは許せる度が高い
    反対に好きでなくなっても早い
    男はアイドル好きほど好みの範囲が実は広い
    女は逆に狭い
    女性はほぼすべてケチな男やクチャクチャ食べる男が嫌いである
    好きな時は我慢できるから言わないし、嫌いになっても興味がないから言わない。
    男は好きだからという理由で何かを許容する考えがないが、ラインを秩序や場の空気で変える。
    女性はどきっとするような反論をしたりするが、ただ本当の事を言っている認識である
    付き合っている女性よりも付き合う前の女性に対しては、将来の可能性を狭めないために言いたいことを言いにくい。
    女は別れた恋人からのプレゼントを捨てるが、男は使い続ける
    女はモノに記憶が入るが、男はモノはモノだと考える
    女は非日常体験を楽しむ能力に優れている
    女にとってモノはわたし
    モノから共通点を見つけに行く
    女性に比べ男性は服への意識が低い
    服にこだわりのある男性は内なる自分が強い
    人は憧れから自分には似合わないものを買いがちである
    だから自分とかけ離れたタイプの人を好きになる事もある
    根幹が変わらない女性は男にオレがいなくてもいいと思わせてしまう
    男は価値観が合わない女性にオレにはもったいないと別れを切り出す
    こじつけの理由をどうにか作り出して。
    女性は付き合うためにも別れるためにも理由が必要。
    男はなぜその人が好きなのか理由がわからなくなる事もある。
    女性は恋愛を長編小説と考えるが男性には4コマ漫画に過ぎない。
    長編小説は未完のまま終われないから気軽に描き始めることができないのだ。

    0
    2019年08月25日

    Posted by ブクログ

    恋愛における男女の違いや傾向を
    2人がリレー形式で語るエッセイ。
    男女2人が交代で書いてるから
    互いに気づかされる事も多く、
    読む側も共感したり驚かされたり。
    楽しかった。
    飲み会で止まらなくなりそうな議題!

    0
    2019年02月23日

    Posted by ブクログ

    2013.10/31 作家の角田さんと歌人の穂村さんが、恋愛にちょっと奥手?な男女それぞれの代表となってテーマを絞って、雑誌の連載で交互にやり取りしているのが往復書簡の様で面白い。相手の発した言葉から、更にテーマが移っていき、恋愛って!男女の違いって!!と楽しく読んだ。多分に主観的でもあるのだけれど、二人とも自身の経験や友人知人の情報から一生懸命考えて掘り下げて言葉を紡いでいる。好感がもてた。

    0
    2018年01月08日

    Posted by ブクログ

    男女のことって尽きない、面白い話題だ。
    お二人がずっと喋って(本だけど)るの見ていられる。
    見ていられるし、自分も喋りたいことが出てきて、己の中の新しい思いを発見したというか。
    三浦しをん氏とも、してくれませんか?穂村さん・・・。

    0
    2017年02月18日

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