感情タグBEST3
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穂村さんと角田さんの往復書簡形式で進む恋愛エッセイ。読んでいると男女どちらの言い分も共感できる。
特に「好きな人」「まあまあ」「眼中にない人」の区分けは初対面の最初数秒で決まる女の残酷さ、すごくよく分かる。しかも一度区分けされるとそこからの転換はほぼないのだから怖いし、逆に考えると最初の判断ミスで実はものすごく相性のいい人を弾いてしまっている可能性もあるのだけど。
あと、モテとは美醜や内面じゃなく心のスペースであるということ、分かってはいるけど耳が痛い…。
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対談形式よりもずっと読みやすい。
私的すぎて閉口する場面もなくはなかったが、そこも含めて。
すべての男性、女性の意見とは言わないけれども、性差を見事に言葉で表している。正しくは性差からくる個人の差異、かな。
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穂村弘と角田光代が飲み屋で恋愛談義しているような本。
どちらも好きな作家!
割と混んでる電車で読んでいたら、目の前にいた女子高生三人が私を見て?笑っている気がする。
『ちょっとちょっと、あんな本読んでるよー』みたいな眼?
えー別にそんな本か、タイトルか。
自意識過剰かな。。
モテ、非モテ、恋愛カースト
主電源オフなら何してももてない。
…etcについて、2人の見解が交互に出てくる。往復書簡のようであり、2人で雑談してるみたい。
二村ヒトシを混ぜて対談してもらいたい。
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わたしが女だからだろうけど、ほむほむの指摘が意外だったり鋭かったりで唸りまくり。雑誌に交代で連載してたのかな、なんかふたりの往復書簡を盗み見てるような感覚もたのしい。
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おもしろかったー!あっという間に読み終えた。
角田さんと穂村さんが恋愛談義文通しているのを
そのまま読んでいるような。
ただ男の人の見方、視点がわかっただけでなく、
なんだろう、個人的には対人的なコンプレックスを
すこしほぐしてくれたようにも思います。
おふたりの仕事への姿勢が見えたりしたのも
とてもおもしろかった。
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面白かった~!!
自称もてるという人の考察本より、もてない((学生時代ね)という二人の掘る掘る。
どこまで、掘り下げるんだ、という男女の考察が面白すぎた。
頭の切れる二人が恋愛を考察するとこうなるのか!
30代で読むと、うんうん。そうそう。と膝をうつ考察ばかり。
この二人と知り合いになれたら、飲んだら、めちゃめちゃ面白いんだろうな。
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男と女って切り口は結構乱暴なところはあるのだけど、なんとなくわかる、の積み重ねで、うーんそれは違うなぁ、とか、いやーそれはわかる!確かに!がちょいちょい混じってきて、結果それなりに共感ができる、って言うのが実は作家の力なんだろうな、と思う。自分の考えのようで自分を小出しにしかしない、というところが上手い
2023.10.17
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面白かった。
女性は最初の数秒で恋愛対象になるかならないかを判断しているはとても共感した…笑
女性と男性の恋愛に対する認識の違いはけっこうあるんだなと改めて感じたし、なるほど〜という気持ちで読めた。
男性は過去に付き合った女性を資産目録に入れるとか、モテる人にはスペースがある、とかが印象的。
そして、スペース=自信で、その自信は恋愛や異性に対する自信ではなく、自身の内に直結した何かである…他者を受け入れる余裕がある感じ、というのはかなり共感した
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永遠に分かり合えないのかも?
歌人・穂村弘と作家・角田光代が男と女を代表し、それぞれの考えていることを意見交換していく。穂村さんの意見に、そういうものですか、と感心するような納得するような。角田光代さんも女子校育ちだとは知らなかった。
ジェンダー論に踏み込むかもしれないけれど、アップデートしたこういう意見交換をまた読んでみたいと思った。時代や世代が変わるとここで語られている「男性」と「女性」もまた変わるのではないか。
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好きと思ったならば相手が10キロ太っても好きと言えるか。
性格と容姿は比例する事が多い。
内面より外見を褒められる方が人はうれしい。
女子は頑張ってお洒落して化粧をしているからデート代は男が出すべきだと考えられる。奢られる女は頑張った努力の対価。
割り勘男は奢られ女を誘わないし、おごり男は割り勘女を誘わない。
男は変化を望み、女は固定を望む。
私を女は子供に主張し、男はコレクションに転移させる。
〇〇の父親ですとあまり言わないし、△△コレクターのなんとかですと女は言わない。
別れ際の摩擦係数を下げるために本気で愛していた時期があったことにする。
女は非日常を常に求めているが男は日常を得るために非日常を演出する。
会って3分で友達か恋人かのクラス分けは決まる。それが変わることはない。
女の方が好きな人にしか目が向かない。
未婚女性が増えているのは審美眼が変化しないため。
女性の好きな人は1人であるが、男はまあまあいいと思う人が何人もおり、格上げが容易に行われる。
女(ブス)は自分の価値を認められたい、男は自分だけが価値を見出したい。
例えば本を大勢の人に読んでもらうためには大勢の人に読んでもらうように書かなければならない。
時間とともに恋愛カーストは強化される。
ブスデブださいスパイラルからはぬけだせにくい。
かっこいい人は意識せずともかっこいい。
ダサい人の髪型の違いなど些細なものでしかない。
モテとは美醜ではなくスペース(スキ)
人間として他者を受け入れる余裕があり、いきなりキレたりせず、こちらの話しを聞いてくれ、困っている時は一緒に考えてくれる人間がモテる。
男は過去の出来事や思い出を資産に感じる、だから一度好きになった人を嫌いに感じることが少ない
女はなにかのきっかけで生理的に受け付けなくなる
男はいつも最初の恋人になりたがり、女は誰も最後の愛人でいたい
女性とつきあったことのない男性は高い確率で避けられる、すると永遠に女性とつきあったことのない男性のままとなってしまう
そのような人は女子校育ちで男の兄弟のいない女性としか話が合わない
男女共学上がりや兄弟がいたり現実の男を知る女性からは幼く見える
女性とつきあったことのない男独特の無神経さがある
それのない人には今までの過ちや失敗が関係しているのかもしれない
女の私の男は私の子供という意味に近い
男は夜景や女、野球サッカーチームを所有した気になりがち
だから、自分より遥かに上手なプロに対しても自分的意見を言える
女は所有されたがち
男女の年齢が近いと見える事は多いが、離れてしまうとやや視点がぼやけ、お互いの差は年齢の差であると勘違いする
女は男よりも好きなうちは許せる度が高い
反対に好きでなくなっても早い
男はアイドル好きほど好みの範囲が実は広い
女は逆に狭い
女性はほぼすべてケチな男やクチャクチャ食べる男が嫌いである
好きな時は我慢できるから言わないし、嫌いになっても興味がないから言わない。
男は好きだからという理由で何かを許容する考えがないが、ラインを秩序や場の空気で変える。
女性はどきっとするような反論をしたりするが、ただ本当の事を言っている認識である
付き合っている女性よりも付き合う前の女性に対しては、将来の可能性を狭めないために言いたいことを言いにくい。
女は別れた恋人からのプレゼントを捨てるが、男は使い続ける
女はモノに記憶が入るが、男はモノはモノだと考える
女は非日常体験を楽しむ能力に優れている
女にとってモノはわたし
モノから共通点を見つけに行く
女性に比べ男性は服への意識が低い
服にこだわりのある男性は内なる自分が強い
人は憧れから自分には似合わないものを買いがちである
だから自分とかけ離れたタイプの人を好きになる事もある
根幹が変わらない女性は男にオレがいなくてもいいと思わせてしまう
男は価値観が合わない女性にオレにはもったいないと別れを切り出す
こじつけの理由をどうにか作り出して。
女性は付き合うためにも別れるためにも理由が必要。
男はなぜその人が好きなのか理由がわからなくなる事もある。
女性は恋愛を長編小説と考えるが男性には4コマ漫画に過ぎない。
長編小説は未完のまま終われないから気軽に描き始めることができないのだ。
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恋愛における男女の違いや傾向を
2人がリレー形式で語るエッセイ。
男女2人が交代で書いてるから
互いに気づかされる事も多く、
読む側も共感したり驚かされたり。
楽しかった。
飲み会で止まらなくなりそうな議題!
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2013.10/31 作家の角田さんと歌人の穂村さんが、恋愛にちょっと奥手?な男女それぞれの代表となってテーマを絞って、雑誌の連載で交互にやり取りしているのが往復書簡の様で面白い。相手の発した言葉から、更にテーマが移っていき、恋愛って!男女の違いって!!と楽しく読んだ。多分に主観的でもあるのだけれど、二人とも自身の経験や友人知人の情報から一生懸命考えて掘り下げて言葉を紡いでいる。好感がもてた。
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穂村弘氏と角田光代氏が「異性」について語る、リレー式エッセイ。ウンウンとヘッドバンキングするかのごとく頷く内容もあれば、「それ、男女の差で片付けるのは乱暴でしょ!」って突っ込んでしまう内容もあり、飲み屋であーだこーだ喋ってる気分になってくる。こんなに鋭い切り口に持っていけるのは、このお二人だからに他ならないけれど。
生物学的に言えば、男性と女性では子孫の残し方が異なるから、相容れない部分があるのは仕方あるまい。恋愛は、絶妙なバランスで成り立っているよなあと、改めて思った。
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男女のことって尽きない、面白い話題だ。
お二人がずっと喋って(本だけど)るの見ていられる。
見ていられるし、自分も喋りたいことが出てきて、己の中の新しい思いを発見したというか。
三浦しをん氏とも、してくれませんか?穂村さん・・・。
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角田光代、穂村弘が交代で異性について語った恋愛エッセイ。それぞれが独特の感覚でつながってゆく論点が、面白くでも感性豊かに紡がれているところが好感がもてる良書。
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角田さんと穂村さん、それぞれの綴った文章から男女のことについて実際にあったことを踏まえながらやりとりしていく。
このやりとり自体も読んでいて楽しかったのだが、お互いが綴っている内容も大変興味深く思わず納得させられることが多かった。
そのうちのひとつ…
たぶん、女性の脳は圧倒的に現在優位なんだろう。そう考えることで、私はこの現象を自分自身に納得させてきた。女性にとって「今」が全て。だから、そこまでの経緯がおごりか割り勘かは、「今」となっては問題にならない。
一方、男性たちは過去から「今」までを連続的に捉える傾向がある。過去の女性たちとの思い出を或る種の資産のように思ってみたり、「戦国武将でいうと俺は信長タイプ」と大真面目に語ってみたり。男性の脳内では過去から「今」までの時間が一直線に繋がって並んでいるのだろう。(p30-31)
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穂村さん、角田さんという
好きな作家さんのリレー式エッセイ。
異性も恋愛も形なし。
だから頭で考えようとする。
感情だけでは覚束なくて
足元がふらつくときもあるから。
そう思っている私には
本一冊を脳内に入れて
辞書化したい一冊でした。
相容れないんだよなあ
そして好きになったら
頭はどこかで考えることを停止させようとする。
ブレーキとギアの繰り返しでした。
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異性についてふたりが文通しているみたいなエッセイ。
名前の通り角ばった角(つの)を食い込ませてくる角田さんと、ただでさえ掴めない輪郭をさらにほわほわと滲ませてくるほむほむ。
大人の男女が触れる異性の真理は、核心をつきすぎている!
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往復エッセイだけれども
表現巧者の2人だから
男女の違いについて
なんだかとてもすごい高みに上っていく気がする
何か所も引用しておきたくなる本
ずっと往復していくことが
可能じゃないか
と思わせる終わり方
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交換日記のようなエッセイだったが、なかなか同意できる部分も多くて面白く読んだ。バルーンすかーとのくだりは、その解釈と見抜いた女性にドキッとしました。
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おもしろかった。
見事におもしろかった
意識の違いって、こんなに明確に分析表現できるものなんだなぁ。
なんとなく、最後の方の物語云々を読んで恋愛をするには自分が主人公になることが必要なのかな。
特に女性には。そう感じた。
いや、自分の人生の主人公は自分自身ですよ的論法は承知してるんだが、それよりも明確な物語化というか。
言うなれば他人に自分のラブストーリーを語ることを恐れない主人公気質…
男性はそれが過去の武勇伝になっちゃうんだろうなぁと会社のおっさんたちを見てて思った。
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ほむらさんと角田さんの、往復書簡ならぬ往復エッセイ問答。
二人の掛け合いというだけで本を手に取らない理由はない。そしてページをめくる中、襲われる既視感。羞恥心。そしてそれを紐解かれる爽快感。さすがである。
そしてこれを読んで私の恋愛力が上がったかと言うと...むむ。むむむ。むむむむ。
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恋愛カースト制度的に最下層で燻りっぱなしの者としては、ハートをグッサグサさされまくった一冊であった。
恋愛、男と女をベースに、二人の作者が「前章の一部を引用して」書き続ける。
対話のようで、対話とは少し違って見える。
面白い。
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渋谷デザイナーズマーケット内の「BOOK TRUCK」(移動本屋)で300円(うろ覚え)で購入
ジェンダーに関わる本が選書されていて、たくさんの本に出会えた
なかなか実生活ではしない、男女が面と向かってお互いに異性について話するっていうのが面白い
p.s.2022/12/07
昨日、(たしか)nhk にでてる角田光代さんをみた。めちゃめちゃ穏やかな人で、そのような方から鋭い言葉が出てくることが意外。再読決定。また違う読み方ができる
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モテるかどうかは、対人的なスペースがあるかどうかだ発言に激しく同意。お二人の交換日記のように交わされる恋愛論によって、男女のスタンスのちがいが明らかになっていく様子がとても面白かったです。
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男女交互の文通のようなエッセイから男女の主に恋愛に関する共通点と相違点がわかる
モテない人間がどのような誤解を持っているのかなどが読み取れて興味深い
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二人とも好きだから買ってみて、あーなるほどねーって思うとこもあったけど、なんとなく流し読みしてしまった。2人それぞれの恋愛としては理解できるけど、世代が違うから自分に置き換えられないものもしばしば。
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寝る前に読んでたから、かなりの時間かかってしまったけどやっと読み終わった。
角田さんと穂村さんが、「男とは」「女とは」とをテーマに、リレー対談?方式で語っていく本。
177P付近に、「女性は「好きだから」という理由で相手の悪いところも許容する人が多いが、
男性は「好きだから」という理由で何かを許容する思考回路がない」ということが書いてあった。
ということは、、、適当・大雑把・のんびり街道の第一線をゆく私には、
その真逆の人は付き合わない人が良い、ということであろうか。。
同じような、おおらか(自分はおおらかなのだろうか…)人である方が良いのだろうか。。
あと、同じページには容姿が好みの男性と、中身が好みの男性とどちらが良いか、という話もされているが、
私は断然後者であると思う。
容姿が好みの人と付き合ったとして、その人と趣味が全く違ったら、
本書曰く女性はその人の趣味に無理矢理合わせることが多いとのことだし、
長く付き合えば付き合うほど自分が苦しくなっていくのではないかなあ。
似たような話だが、後輩が「交際が長くなり、愛情がなくなって情だけになってしまった場合、金と顔が良ければ一緒に暮らしていける」と言っていた。
その話を母にしたら、「容姿はともかく金やね〜」と言っていた。
でも、私はそうは思わない。
人のお金で暮らしていきたいなんて思わない、
むしろ自立して生活していきたいと思うからかもしれない。
もし結婚するとしたら愛情ないけどお金ある人、
お金ないけど愛情ある人、どっちが良いだろう。
後者の方が、人生楽しく生きられそうな、自分らしく居られそうな気もするな〜個人的には。
まだ働く苦労を知らない学生だからそう思うのかもしれないけれど。
何はともかく、すごい哲学的に発展していた話もあり頭の中が混乱することもしばしばだったが、
まあ〜1つ1つが短いし、寝る前にはちょうど良かったかもしれない。
Posted by ブクログ
人気著作も数多い作家の角田光代さんと、歌人の穂村弘さんが、同じテーマ…主として恋愛について自分の考えをや意見を述べたちょっと風変わりなエッセイでした。
「1.好きというハードル」「2.内面か外面か」「3.おごられ女、割り勘女」
・・・・・・・「17.男の勲章、女の勲章」「18.錯覚と致命傷」
「21.ファッションがアピールするもの」・・・・・etc
全部で「24」あるテーマについて、それぞれのエッセイが対比されるように書かれているのですが、こんなにも男女の間で考えが違うのかと、興味深く読めました。
一つ例にとるなら「おごられ女、割り勘女」。
女性の角田さんの文章を読んで穂村さんは驚いたと述べています。
男性からみて女性がこんな風に思っているとは驚きだったというのです。
「デート費用をどうするか」にすら、裏で働く細かい女性心理、男性心理が読めて面白かったです。
私も自分なりに考えてみると、おごったりおごられたりは、恋愛の感情とは全く別の問題だと思います。年上の者あるいは社会的立場の者が年下や部下におごったりするのは、あってもいいことだと思いますが・・・。
「異性」というタイトルどおり、異なる性別の生き物の恋愛考察を学ぶには、ちょうどいい作品です。これを完読して両方の言い分を理解できれば、恋愛上手になれること間違いなし!
私には理解できない部分もあり、到底恋愛上手にはなれませんが・・・。