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あらゆる決断は、可能な限り「先送り」すべき!? 「最適な決断のタイミングはいつなのか?」という永遠の課題について、金融の世界の第一線で活躍してきた著者が、先送りの効能を、豊富な事例と最新の知見を用いて解き明かす! 「どれだけ先送りすべきか」といったタイミングの取り方についての提言も含む、実践的啓発書。
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Posted by ブクログ
ちょっとの先送りでうまく回ることは割と実感としてある。 急ぎでって頼まれたことをすぐやると、変更が入ってまたやり直しになることとか、割とあるあるだったので、科学的にも根拠あるってことで、これからも少しだけ寝かせてやることにしよう。
著者フランク・パートノイが意思決定とタイミングを科学する。 先送りというより、タイミングをどう図るか、いつ意思決定するのか、そういうことが大切なんだなと感じた。
行動を取る際のやり方についての本。テニスのレシーブから経営判断まで様々な時間軸でがあるが、一流の人は、その制限の中で最大限の時間を状況の見極めに当てて、実際の行動時間は極小化している。 例えば一流バッターはトレーニングによりバットスピードをトレーニングで短縮化し、ピッチャーから伝わる情報をギリギリま...続きを読むで咀嚼して行動を微修正していき最後のインパクトの確度をライバルよりも高める。 一方、もう少し長い時間があるものの場合。現代では情報が多すぎて早すぎる行動をとってしまうが、状況次第でFMAがあるとは限らない。
ビジネス書や新書のようなタイトル。このところタイトルに騙され続けているので警戒しつつも、先送りが大好きな僕としてはどうしても気になる。 何かを行うときにコスト(カネじゃないよ)を先送りして、持てる能力をつかって対応する。恋愛もF16でのドッグファイトも同じで、あるタイミングを待ってそこに判断技術を集...続きを読む約する。 僕は先送りどころか、何もしないことも大好きなのですが、ずいぶんと自信がついてしまった。とはいえグウタラな人を肯定するための本ではない。 先送った時間をどこにツケるか。その順番や長さで、人生はあまりにもガラっと変わるんだ。怖いね。
「先送り」して「待て」ば、かなりのことはうまくいくとの主張であるが、問題はどこまで待てるかだ。計画のグレシャムの法則からもわかるように、目先のことが気になると長期的な視野に立てない。やはり短期と長期のバランス、すなわち「両ぎき」が必要になる。ぎりぎりまで待ったほうがいいのはわかるが、タイミングを逃す...続きを読むと取り返しがつかない。プロのテニスプレーヤーもタイミングを逃して、ミスしてしまう。それならば、少し早め早めに手を打ったほうがよい。目下の禍に対して、待ちすぎたことによる失敗から失うものは多すぎる。
人には向き不向きがあって、さきおくりが向いている人とそうでない人がいる、それはわかっている。でも、自分が先送り型なのかそうでないかのものさしとしてこの本を読むべき。自分を俯瞰する材料としては良書。ただ、もうちょっとコンパクトにまとめられたのではないか無駄に長い。
「第1感」に代表される、早すぎる判断への警鐘。 「善は急げ」であり「待てば海路の日和あり」でもあるという、ごく常識的な結論になる。 どちらか片方だけを、最新の理論でござい、と、自分の都合の良い結論のために使用する輩に注意せよ、ということだ。
判断にかけるべき時間の感覚がつかめたら、基本的には最後の最後まで決断の瞬間を遅らすべきだ。 先送りというと悪いイメージだけど、人間にしかできない、がまんできる力とか、未来予測でもあるわけだ。
残念ながら(?)やらなければいけないことを先延ばしにすることを正当化してくれるような本ではなかった。 原題は”The art and science of delay" とあるように、直感的な判断に従うことの危険性を論じたもの。プロの手にスプレイヤーでは数ミリ秒の余裕を持てるだけでパフォ...続きを読むーマンスが劇的に改善するし、マシュマロ・テストのように先延ばしの能力の重要性を物語っているものもある。 私達の判断の多くはプライミングのように瞬間的な思考(カーネマンのファスト&スロウでいうType1)によって決められており、それはだいたい正しいのだが、少し取り掛かるのを待って熟考したほうがよいこともある。ToDoリストは戦略的に先延ばしするものと、すぐ処理するものの2つに分けたほうがよいのだ。 ポピュラー・サイエンス本のお手本のような書きぶりで、アカロフとスティグリッツの箱の話やシン・スライシングなど、興味深いエピソードをたくさん挙げつつ脳科学の結果も引用するなどスタンダードな構成で読みやすい。
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フランク・パートノイ
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