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いろいろと芽の出ない役者・清武迪が体験する、不思議な物語。隣に引っ越してきた高校時代のクラスメート・日下苑。苑に憑いている(?)謎の少女。そして、突然現れた死んだはずの親友・高遠峻。さまざまな不思議な出来事と哀しみが迪の「普通の生活」を一変させる。謎の少女の正体は?そして、再び訪れた峻との生活に迪は?
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Posted by ブクログ
いやいや、これはすごく面白い。 面白いんだけど、これほどストーリーの説明が難しい作品もない。主人公にしか見えないある存在(仮に座敷童としておく)を軸にして、主人公とその周りの過去と現在とが錯綜するのだけど、ストーリーをややこしくしているのはその座敷童の存在の不確実さに依る。姿形が変わるのは当然として...続きを読む、単数なのか複数なのかもわからない。存在理由も目的も能力もわからない。いつ現れいつ姿を消すのかの規則性も見出せない。現象のどこからどこまでが座敷童に依るのかわからないが、何がしかの影響を与えているようにもみえる。話の軸にいることは間違いないのだが、それがどんな軸なのかさっぱりわからない。それが面白さと同時に説明のしづらさに繋がっている。 そしてそれは、そのまま今後の着地も全く見えないことを意味する。ゲイネタもあり、タイトルの通り「トーチソング・トリロジー」を意識しているようだが、どういう方向に行くのか全くわからない。わからないけど、どんな方向にも持っていけるポテンシャルがあって、きっと面白いだろうっていう期待がもてる。 多分そんなに長くなくて、あと2、3巻で終わるのだろうけど、どんな展開を見せてくれるのか本当に楽しみ。
2巻で完結・・・の訳なかった(笑)。 田舎のみんなのノリが笑えた。 「哀しさと不思議が同居するリアル・ファンタジー」とあるが、なるほど! 哀しさってあるなぁ。
それぞれの過去や思いが出てきた分、 一巻より重みが出てきた感じがする。 スーも苑もちゃんと自分自身や過去に 対峙できるといいなぁという期待を込めて。
切なさ増し。制服、ふわふわのドレス、1巻で見えなかったものの種明かし、グッときたよー チェックシャツになった峻が眠った。 もしかして消えちゃうんじゃないかって、女優はなんなんだって、続きが気になって仕方がない。
素晴らしい2巻だった。切なく温かく、続きが気になる。どの登場人物も魅力的で、だけど身近な感じ。そのも幸せになるといいな。今もうこの世にいないあの子たちも幸せになるといい。早く続きが読みたい。
峻と一緒にいるのは、スーさんの後悔とせめて亡霊とでもやり直したいと願う気持ちの具現化? ザシキワラシっぽい効果があったのか、徐々にスーさんの仕事が波に乗ってきたのが安心ポイントです。 ただ、苑はとてもめんどくさくて重いオンナだなと思ってしまいました。高校の頃からまったく変わってないww 霊感少女の...続きを読む水澤も、ミルコ姉さんも、みんなめんどくさいけど憎めないんですよね… こういう女子の生々しさに、反感持ちながらも共感してしまったり。 でも、思い返せばスーさんって峻の時もミルコ姉さんの時もメールで後悔してるんですよね。気持ちを上手く受け止めて返すだけの力を持ってなかったスーさんが、そのことを悔やんで苑の復帰を助けることで罪滅ぼししてるのならちょっと心配です。 むしろ無意識に女の子をよしよしして抱っこしてる霊感少女の方が器がデカいw ヅラ社長の要らない発言に憤慨するスーさん!そして幽霊より生きている人の方がずっと怖いのは間違いないですね~ 水澤さんの深い一言にドキッとしました。 苑の幼い頃の回想シーンは胸が痛んだけど、愛されなかったトラウマが大きすぎたせいで執拗な性格になったんですね。歌という才能が今後彼女を救っていくことになるのでしょうか。
相変わらず表紙は爽やかBL風、本編もBLっぽさを匂わせる様になってきたけれど、やはり断固としてBLではない。そんな感じの第2巻。ストーリーは結構面白くなってきた。次巻で完結(紙媒体はすでに刊行済)。
苑の過去にうっかり涙(;д;)家族の中でこういう立ち位置になってしまう子っている。大人になるまでに自分で自分を救えたらいいんだけど、人は弱いから身近な人に救いを求めちゃうのも仕方ない。明るいイケメンの峻が隠し持ってた暗い部分に苑は惹かれたのかな。
個人的に1巻は物凄く解り易かった、BLとして読んでも差し支えないくらいに。何と言うか、女子力の低い私には、同じ女じゃないか、と言われても苑の、出来た姉兄に押し込められた自我の発露の行き場の描写は解るのだが、やっぱり女性性に依存して、必要とされたいと相手に執着して行く様に「女」としての自分は重ねられな...続きを読むい、と言う気持ちが強い。女としての幸福を願う気持ちと、歌うことへの情熱は違うものだと思う。苑は「愛されたくて仕方ない」相手に対して、相手が自分を選ぶも選ばないも自由と言うものを持っていると言う事が解ってないのかなぁ…自分の愛や情熱や過去はあっても、相手の中にもそれがある、そしてそれは苑には関係のないものかもしれない、と気付いてないんだろうか。 峻とスーが走っている表紙がたまらない。峻の嬉しそうな顔、そして、ちょっと浮いてる足。峻、どこへ行ったのかなぁ…峻がどうしてスーの前に出て来たのか知りたいので読むが…苑のような子って傍に居るとマイナスエネルギー貰ってしまうので嫌なんだよなぁ…スーが逃げたのも分かる。そして、自分が如何に優しくないか、とか女子力低いか、とか思い知らされた2巻目だった。
まず開いたら4つ折の用紙が挟まっていて、いくえみさんからのメッセージが刷ってあって、なんかちょっと得した気分になった。誰かの発したなにげないひと言が、深く人を傷つける事って往々にしてあるけど、それが肉親だったりするといつまでも心のどこかに澱として残るんだろうなぁ。と、それほど難しいことばっかり考えな...続きを読むくても、とにかくキャラクターのやりとりがまったりして独特で好き。
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