下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち
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下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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341円 (税込) 5月9日まで

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なぜ日本の子どもたちは勉強を、若者は仕事をしなくなったのか。だれもが目を背けたいこの事実を、真っ向から受け止めて、鮮やかに解き明かす怪書。「自己決定論」はどこが間違いなのか? 「格差」の正体とは何か? 目からウロコの教育論、ついに文庫化。「勉強って何に役立つの?」とはもう言わせない。(講談社文庫)

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下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月12日

    当座の報酬の期待値の低さ・不確定性に対し、経済合理性の下、消費者マインドで「こんなん何になるんだよ」と突っぱねちゃうのがニートと不登校、つまり労働や学びの拒否の始まり。

    その曖昧さや不確定性に対して「きっとなにかになるはず」と、気長かつ楽観的・期待的に身を投じて、労苦を負って行くこと。そして自己の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月29日

    学ぶことができるという環境を放棄している日本の子どもたち。納得のいく内容でした。
    生産と消費がかけ離れ、生産することへの尊敬と感謝が失われている日本社会。たくさん消費することが良いライフスタイルであることのように報じられるメディア。日本はどうなっていくのでしょう。

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    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    面白かった。
    本人も書いておられるように「ずいぶん力んで書いている」力作であります。
    消費者として全てを同時性の中で生き、世の中を等価交換で見る体質。
    こういったことが学びを馬鹿にし、労働を無意味なものと見る価値観に結びつくと見る。
    解明していく際の気押される程の勢いある文章に引き込まれて行く。

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    Posted by ブクログ 2023年08月20日

    今まで読んだ中でベスト・オブ・ベスト。
    ウチダイズムの原理というか、ベースを知れた=社会の構造。
    如何にして社会的上層と下層の差が生まれているのかそしてその原因は何なのかを考えさせられる書籍である。個人主義がいかに恐ろしい思想であるか。
    そしてすべて個々人に降りかかるという、良い意味でも悪い意味でも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    まさに現代教育の核心をついている。過去のフォーマットにしがみついている場合ではない。評価で釣って、子供に勉強をさせる手法は限界だ。そもそも学問とはそういうものではない。損得勘定でしか人間が動かなくなる。生徒は消費者目線で学校にやってくる。まさに、この通りで、変えることは困難であり、どう折り合いをつけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月14日

    めちゃめちゃ面白かった。

    幼年期から経済主体として成長している。

    この視点から現代の問題、例えばクレームする親や教育に反抗する子供などを説明していた。

    これがすごく新鮮で、25の自分にも当てはまるところが多分にあった。

    懐古的に昭和時代の大きな家族ぐるみの付き合いを失ってしまったことを嘆いて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月31日

    当時勧めてくれた友達に、「読んだよ!なんか、哲学者なのに読みやすい語り口だね、堅くないし」と言ったら「わたしは内田樹の本のことはあるある本だと思ってるから」と返ってきたのを覚えてる

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    Posted by ブクログ 2022年06月25日

    本書では、子どもが授業を真面目に聞かないこと、勉強をしないこと、すぐに転職する若者が増えていること、ニート問題など、人によっては近頃の若者はけしからんと根性論で片付けてしまいそうなテーマが扱われている。
    しかし、実はこれらの背景には共通しているものがあり、それが消費者マインドだということがわかりやす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月19日

    私は両親に、姉妹で私立の中高大と通わせてもらい、毎年のように夏は家族旅行に連れて行ってもらったりしていた。だが私自身は2人の子供達を公立でも大学までやることができるかも不安な財政状態で、家族旅行にもほとんど行けない。子供達はびっくりするくらい家庭学習をしない。なぜだろうと考えていたことに、ひとつの解...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月27日

    学ばない子どもたちの一人として、ストンと胸に落ちるという訳ではないがかなり納得させられる論だった。学びは何の役にたつの?という質問に対して、"答えることのできない問いには答えなくてよいのです"という考えはかなり納得のいくものがあった。自己責任論の危険さの話もかなり良かった。

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