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「おまえさん、ナニサマのつもりだ」(by猫)――『吾輩は猫である』が生まれた舞台裏には、こんなドラマがあった!?明治36年(1903)4月、小泉八雲が辞めさせられたことで学生たちの不満うずまく帝大に、夏目金之助(のちの漱石)が講師として赴任する。不穏な空気の中、学生たちの冷たい視線に晒される金之助は、毎日、不満と苛立ちを抱えながら教壇に立っていた。さらに、失恋で人生をはかなむ学生・藤村操が目の前に現れ、金之助の気持ちはますます不安定になっていく。そんなとき、一匹の小さな黒猫が夏目家に迷い込んだ。心を病み始めた金之助は、その黒猫と会話をし始める。しかし、その黒猫と会話ができるのは金之助だけだった。一方、病ゆえに突如として怒りを暴発させるようになった金之助に対し、妻・鏡子は一念発起。金之助の病を治すべく、ある行動を起こしたのだが……。夏目漱石を長年にわたって研究し続けてきた著者が、歴史的事実をモチーフに、不世出の文豪が誕生するまでをドラマチックに描く、異色の長編小説。
...続きを読むPosted by ブクログ 2016年12月24日
夏目漱石に関わるひとたちの文章が好きだ。夏目漱石本人の文章ももちろん好きだけれど。
お茶漬けみたいな文章だと思う。
なにはともあれ、登場人物たちが魅力的だ。
すごくかっこいいとか、人間的に素晴らしいとかではないのだけれど、なぜか惹きつけられる。
夏目漱石に興味はあるけれど、とっつきにくいなぁという...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月28日
「吾輩は猫である」言わずと知れた夏目漱石の本だけど、実はまだ読んだ事ないんだよね^_^;
でも、この本読んだらちょっと読んでみたくなっちゃった♪
かの夏目漱石もウツだったんだ
そう思うとちょっと心が軽くなる気がする(笑)
小泉八雲と夏目漱石の関係、華厳の滝に身を投げた藤村操さんがまさか夏目漱石の...続きを読む
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