本当に生きた日

本当に生きた日

880円 (税込)

4pt

3.4

二児の母で、三十八歳になる素子は、平凡な専業主婦だった。だが、大学講師でメディアにも進出しているやり手の友人・ルミに強引に誘われ、彼女の事務所を手伝うことになった。様々な出来事に翻弄されながらも、次第に仕事への意欲を覚える素子。しかし、一方で平穏な家庭に影響が出始め……。本格化した女性の社会進出を背景に、女性にとって仕事とは何か、人生の充実とは何かを描く。

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本当に生きた日 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年06月08日

    ちょっと惹かれるタイトルでしょ?

    城山作品は男性的っていうのが定評だと思う
    わたしは『落日燃ゆ』などの作品を
    粛々たる気持ちで読んできた
    ところがこの作品はめずらしく女たちのものがたり

    東京郊外ニュータウンでおだやかな生活をしていた38歳の
    平凡な専業主婦の主人公がひょんなことから世に出て働...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    自分の意志でも他人の意志でも自分の人生は進んでいく。本当に充実してる日々とは人それぞれ。忙しくしてることがすべてだと思う人もいれば、ただグータラ過ごすことに幸せを感じる人もいる。みんな様々な出会いを通して自分の本当の人生を生きていくんだ。そのためにはちょっと寄り道したっていいじゃないか。

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    Posted by ブクログ 2018年08月22日

    日常に追われる専業主婦がふとしたことで社会進出するが、多少の社会勉強をしつつも元の生活に戻るといった流れでストーリーからは心動かされることも教訓もないが、文体がとても読みやすく後の展開が気になって読み進めやすいと感じた。
    しかしながら前向きな友人はろくな目に合わず、元女優も、クライアントの男性も死ぬ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月19日

    平凡な主婦が、3人子供がいながらもバリバリ働く高校時代の友人に誘われて働き始める話。

    それまでは専業主婦であった主人公が「サクセス」を求める社会人たちの波に飛び込み、家庭との両立に悩みながらも仕事を続ける。

    家庭を大事にしようとする主人公。
    家庭を持ちながらも固執しない友人。
    家庭を持たずに働き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    城山 三郎の作品の中では異色なのでは? 女性が主人公 というだけで異色な気がしますが女性を主人公にしつつ、仕事とは? 生きるとは? 生きがいとは? といったことを問いかけているような気がする作品でした。

    (自分も含め)働く女性の姿が現実のものとは少々ずれているかも? という思いもいだきつつ読みまし...続きを読む

    0

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