無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2011年09月19日
企業の話が7作入った短編集。
短く切るリズミカルな文章に、めまぐるしく変わる展開。そして主語をくるくる変えながらキャラクターの内面に迫っていく手法。
どれを取っても一級品だった。
ある種の切なさや悲しさが全体的に漂っている『総会屋錦城』よりも、バリバリ働く商社マンの光と陰を描く『輸出』やアメリカ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月13日
城山三郎は”男子の本懐”のような重厚な歴史小説も書けば、本書のような大衆の生活を描く社会小説もありとてもバラエティに富んでいる。事故専務などはこんな職業もあるのかと考えてしまう人生の悲哀さを物語っている。昭和末期の高度経済成長期の日本の様子もよく分かった。自主規制、MADE IN Japan、負ける...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月13日
経済小説の第一人者である城山三郎氏の短編集。直木賞受賞作『総会屋錦城』を収録。
高度経済成長期前夜の混沌、纏わりつく人々の熱気、時流に乗れない者の悲哀、いまとなっては懐古的であるものの泥臭い昭和のビジネスマンの姿がここにある。
最も私が好きな作品は『輸出』だ。売上至上主義の本社側と、現地と本社に...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月26日
城山三郎の短編集です。7編が収録されています。
城山三郎が経済小説という分野を開拓した人と評されることが分かりました。ここで扱われているのは、まさしく経済関係の話が収録されています。でも、単純に経済の話だけではなく、その人間模様がまたおもしろかったです。よく調べてこれだけのものを書いたなぁと思いま...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月26日
引き出しを増やしたい人にオススメ☆
経済小説の先駆者である城山三郎さんの本を読んでみたくて、 まずは短篇集&直木賞受賞作品でもあるこの本を選んでみました。
タイトルになっている総会屋錦城は昭和33年に発行されたものですが、 心にズーンって響いてきちゃいました。
最近読んでいる小説とかみたい...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。