日本農業への正しい絶望法
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日本農業への正しい絶望法

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「有機栽培」「規制緩和」「企業の参入」等のキーワードをちりばめて、マスコミ、識者が持て囃す「農業ブーム」は虚妄に満ちている。日本農業は、良い農産物を作る魂を失い、宣伝と演出で誤魔化すハリボテ農業になりつつあるのだから。JAや農水省を悪者にしても事態は解決しない。農家、農地、消費者の惨状に正しく絶望する。そこからしか農業再生はありえないのだ。徹底したリアリズムに基づく激烈なる日本農業論。

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日本農業への正しい絶望法 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月28日

    日本の農業のあり方、政策、世間での扱われ方に対する指摘。
    視野が広がるとともに、大変勉強になりました。
    手元に置いて繰り返し読みたいと思う本でした。

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    Posted by ブクログ 2015年04月25日

    農業に対する著者の熱い思いがほとばしり出ている好著だ.刺激的な語句が多い.名ばかり有機栽培、慣行栽培などなど.マニュアル依存型農業の流行に歯止めをかけ、技能集約型農業を目指すことが、日本の農業の生きる道だが、そうなってきていないことを嘆きながら、様々な提案をしている強かさに感動した.実際例を各所に織...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月31日

    「野良」を見つめ続けた筆者による、農政の現場に立つ人ならではの細かい観察、展望が書かれている。
    筆者の今後どうあるべきかの意見には賛同できないものの、日本の農業が今後どのようにダメになっていくか読んでいて納得する。TPP後の真の競争相手はアメリカ、オーストラリアではなく東南アジアにある。

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    Posted by ブクログ 2022年11月07日

    自分は神門さんを支持する。P103の「技能こそが生き残る道」のように、本当にこんなに上手くいくのか、と思う箇所もあるけど、基本的にそのとおりだと思う。
    土づくり、本当にしっかり取り組んでいる農業者ってどれくらいいるんだろう。
    技能、確かに自分も農業には生産性が足りないなど、規模拡大が必要だなどと考え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月17日

    読むにしては少し古い本だが…
    タイトルに惹かれたので。

    農業に対する危機感を抱ける。作者の体験した話と親戚の農業に対する考え方が似ていることから、やはり色々問題があるのだなと実感できた。
    これらの解決策はそもそも考えるのが難しいと思う。この本にもはっきりとは書いていない。
    誰かに言われた通りではな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月05日

    本書では、農業技術を「技能」と「技術」に分けて論じている。

    「技能」と「技術」の違いを一口で言えば、「マニュアル化できるか」ということらしい。
    譬えるならば、「専門店で板前が握る寿司」と「スーパーで売っているパート労働者が作るパック寿司」の違いということである。

    また本書の中では、「名人」と呼ば...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月27日

    今まで有機栽培に対しての懐疑や、生産者の顔写真についての疑問はあったが、基本的に企業の農業参入や農作物の増産については肯定的に見ていた。
    しかし、この本を読んで効率化による増産や企業の参入ではどうにもならない日本農業の問題が理解できたと思う。
    それは日本中どこへ言っても変わらない、無秩序な風景と繋が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月08日

    企業参入が進み、有機栽培がもてはやされ、農業は成長産業と言われているが、実際には技能をもった農業者が減り、マニュアル通りにしか作れない素人農業者が増えているため、日本の農業は衰退しているという話。農業も製造業と同様分業化・機械化が進んでいること、および消費者の舌が鈍化していることがその原因とのこと。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月12日

    農業が身近ではない都会の人にとって、今の農業の現状が都会の人にとって、また農家の人にとってそれぞれ如何なるものであるかを丁寧に説明している。更にその上で政治家やメディアによる偏見問題やJAの役割不足などの問題を洗い出している。
    中でも一般人による現状の農業への考え方が、WWⅡにおける満州への対応と非...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月05日

    日本農業の崩壊の一因に「味覚の劣化」をあげている点には非常な違和感を覚えるが、基本的には著者の悲憤慷慨と対策案については賛成。
    「昔の野菜は美味しかった」とか「現代人は味覚が劣化している」とかは嘘だと思う。以前の日本で美味しい野菜を食べたり味覚を追求できるような食事をしていた人はほんの一握りだし、品...続きを読む

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