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Posted by ブクログ 2022年08月01日
『イエスの生涯』の前にこちらを読んでしまったがものすごく興味深く読ませていただいた。
日本人にとって、仏教よりもよほどとっつきにくいのがキリスト教、イスラム教だと思う。キリスト教について知りたいとは思うが、聖書はとても読めないなということできっかけとしてこちらの本を読んだ。
神格化される前の無力...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月28日
イエスの死後、原始キリスト教団の歩みを追い、イエスがいかにキリストに高められていったのかを辿る。イエスの架刑、ステファノの受難、ペトロやポーロ、ヤコブの死、ローマ軍によるエルサレムの蹂躙。これら幾多場面において突きつけられた「神の沈黙」、「キリストの不再臨」。わずかの期間に起きたこれら壮絶な出来事を...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月18日
映画の「沈黙-サイレンス」を先日観た。
小説の「イエスの生涯」を先日読んだ。
その流れで、本書を手に取ることに。
映画も小説も遠藤氏は、「神の沈黙」という事をテーマにされているんですね。
ステファノの事件
エルサレムの会合
アンティオケの事件
この流れがキリスト(教になる節目)を誕生させる物語...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月04日
キリスト教がどのようにして誕生したかを,聖書ばかりでなく多くの資料をベースに小説家の視点で考察した名著だ.ステファノ事件,エルサレム会議,アンティオケ事件などが信徒たちに与えた影響,さらにイエスと会ったことのある使徒たちとポーロの議論の中で,神の沈黙,イエスの復活などをどう扱うのか悩む人たち.永遠の...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月23日
[その後の話]イエスの死に際して自らの弱さに苛まれたであろう彼の弟子たちは、何故にその後殉教をも恐れぬ熱心な信徒となったのか......。クリスチャンでもある著者が、回答定まらないその問いに答えようと、イエスの死後の弟子たちの歩みを再構成した作品です。著者は、本書と『イエスの生涯』を著したことで、さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月15日
イエスの十字架の死後、12弟子を中心とする原始キリスト教団の使徒たちの心の中に再臨し、神秘的な救いを与えたイエスの復活、そしてキリストの誕生は、弱虫だった弟子たちを殉教をもいとわない強い信仰者に生まれ変わらせた。「汝の敵を愛せよ」、愛の人だったキリスト、2000年前のエルサレム、そして2000年の時...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月26日
イエスの生涯に続いて刊行されました。
イエスからキリストという存在へ変わっていく弟子たちの心理などを本当に質の高い内容で描かれています。「僕は大説家ではなく小説家なんですよ」とエッセイで何度も著者は口にしていました。
それを決して忘れずに読んでいたものの、遠藤氏の文章はどうしても僕に夢をみさせてしま...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月25日
カテゴリ分け困った…。
最初フィクションにしたけど違うよね、たぶん。
遠藤周作を初めて読んだ本。
当時キリスト教に興味があって聖書読み始めたころ。
この本を読み終わって近くの教会(聖公会)に通い始めました。
自分が日本の作家読む気がしないのはやっぱ宗教的視点が欠けてるというか、べつに一神教じゃなくて...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月09日
『イエスの生涯』と合わせて読むとより深くキリストを理解できると思う。
なぜ神はキリストを見はなしたのか、弟子はなぜキリストを裏切ったのか、ユダヤの王はなぜキリストを恐れたのか。
全ての謎はこの小説に繋がると思います。
それでもなお、その姿を隠すことなく人に晒したイエスの心。
真実を通すには、時と...続きを読む
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