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稲村ヶ崎、佐助稲荷、江ノ電のホーム…読むたびに潮の匂いが蘇る。鎌倉・湘南も吉田秋生さんも大好きな私にとって、まさに俺得な作品です。
29歳・22歳・19歳の姉妹と13歳の腹違いの“妹”が、父の死をきっかけに一緒に暮らすところから始まる物語。1995年発表の『ラヴァーズ・キス』と設定が一部リンクしているので、併せて読むのもおすすめです。
エピソードのそれぞれが、誰もがいつか直面する人生のワンシーンです。死にゆく人との向き合い方、実らぬ恋の終わらせ方、抗えない現実を受け入れる方法…と並べると深刻なようですが、吉田先生のタッチと相まって読後感はとても清々しいです。
モノローグの一つ一つが印象的で、中でも「死ぬために故郷へ帰ってきた人と 生きるために故郷を棄てようとする人 どちらもつらく悲しい」(2巻より)という一節は、ふるさとの意味を考えさせられます。それでも鎌倉は山も海もただ静かに在って、人々を見守り見送る街として描かれています。読めばきっと鎌倉を歩きたくなりますよ。
姉妹がバラバラになってしまうのでしょうか。すずはいつも風太には話せる事もなかなか話せずにいて苦しそうでした。やっぱり大人なんだなあ。周りのお友達も成長しているのがよく分かりました。笑
Posted by ブクログ 2015年10月16日
もう、早く続きがみたくてウズウズします。
少女マンガ特有の絵ヅラが嫌いな夫も(ちはやふる、は絵が嫌いだそうでオットは読みません)こちらはチラリとみて、さっと短編読んで、全部読んで・・・で、ファンになりました。
すずちゃん、どうするんだろう?
佳乃は課長と、どうなるんだろう・・・?
すずのいとこの方向...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月07日
ずいぶん前に買っていたのだけども、なんだかしっくりこなくてちゃんと読んでいなかった。映画化のタイミングでもう一度読み直したら、とてつもなく良い話だと感じた!自分の中で、家族についての考え方がかわったのかもしれないなと思った。自分の立場だったら、どうするだろう?と感情移入しやすくなっていたのだ。すずの...続きを読む
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