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ひとりの、二人の、家族の、ささやかであたたかい11の食卓の記憶 2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。 ※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事 写真付録は電子版に掲載しない場合があります。
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Posted by ブクログ
さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、角田光代さんの短編集。 どの物語にもどこかしらに共感する部分があり、ささやかな日常を生きる、等身大の私たちの物語だと思った。 ひとりでも、誰かとでも。「食べる」ということが、私たちにとってどれだけ大切かということ。 そして、日々当たり前の...続きを読むように繰り返している料理や食事の時間が、私たちの記憶に刻み込まれてかけがえのない思い出となり、生きる希望にもなっていくのだということに、改めて気づかされた。 気軽に読めて、共感できて、心がほんのり温かくなる。今夜の献立を考えるのが、ちょっと楽しみになる。そんな一冊だった。
作中に登場する『ハトシ』という長崎県の郷土料理。 食べてみたくなったので、作ってみたいと思います!! SNSが盛んだけど、作中に登場する場所や料理に思いを馳せたり、 興味をもてるって想像をふくらましてくれる本のおかげ。
おいしそうなものがたくさんでてきました。そして、食べることは、生きて色々な経験と繋がることだと思いました。 「わたしたちのちいさな歴史」は、まさしくこれから起こる実家のことと重なっていました。そこで過ごした思い出を大切に、これから過ごしていこうと改めて思いました。
家族と食にまつわるストーリー。 一家族が3つのお話で11の作品です。 短編だし、日々の生活や食のお話なのでさらりと読めました。 誰にでも当てはまりそうなところやノスタルジックなところや、個人的には最後のお話に共感を感じ… 日々の暮らしや食べる事、ていねいにやっていかなきゃなぁなどと思い、後書きを読...続きを読むんでオレンジページ連載と知り納得でした。
ひとりの、二人の、家族の食卓。 日常を描いた短編集。 オレンジページでの連載をまとめたものらしく、毎回特集に沿った内容だったらしい。 優しく、でもちょっと寂しく。
オレンジページで連載された短編をまとめた本作は少し変わった構成をしている。 11の短編から成り、各一編がさらに登場人物が異なる3パートに分かれている。一編20ページ程度なので空き時間にサクサク読めるところが良い。 いずれも食卓をテーマにした作品で、登場人物がそれぞれの目的で料理を楽しんでいるところ...続きを読むに共感した。
食にまつわる短編集。オレンジページで連載していたそうで、雑誌の特集にあわせたメニューが選ばれているらしい。 短い話の中でも、メシバナだけでなく人生の機微を感じられた。でも、一番、印象に残ったのは秋刀魚の炊き込みご飯!
生きている限り、食は欠かせないもの。 ひとりで、または友人とそして家族で…とささやかであたたかい11の食卓の物語。 心に残ったのは、「彼女のお弁当」のなかで小学校低学年と五歳の子どもがいる三十代の女性が、毎日手のこんだ、彩りも美しい弁当を持参している。 「でもいつも思うんだけど、山口さんのお弁当は...続きを読む本当にきれい。そんなに忙しいのに、よくちゃんと作るものだなって、つい見とれちゃう。」と素直に褒めてそれに対して「褒めてくれて、うれしかったです」「忙しいの、あと十年がんばれるくらいうれしかったです」 という2人の会話に何気ないあたたかいことばに嬉しくなる気持ちが伝わってきた。 子ども2人に中学高校とお弁当を作り続けたけれど、うつくしくもなく、キャラ弁などというかわいさとか見映えの良さも全くなく、いつも茶色い弁当だったなぁと…今になって子どもたちはどう感じてたんだろうか?と思ってしまった。 今は、自分ひとり職場に弁当持参しているが、相変わらず茶色いおかずだ。 「料理界の、その奥へ」のなかで毎日のことだからこそ無理せずに…という気持ちで 「料理を義務にするなかれ。手抜き、外食、出来合い惣菜が長続きの秘訣」とあった。 そうコロナ禍では、外食も控えて家での食事が多くなったと思う。 毎日毎日メニュー考えのもウンザリした人も多かったのでは…。 物語のなかで家族の食卓を見ることで、できることだけやればいいじゃないかと思えてきたり、たまには手の込んだのも作ってみようかと思ったりと… 「食べたい料理は腹を満たす、作りたい料理は心を満たす」
料理は結婚してから仕方なくやってる、出来ればやりたくない。でも、やらなきゃいけない(事は無い、ということもわかってるけど)から、なんとか楽しめる工夫したり、手を抜いたり、試行錯誤を約20年やっていたけど、この本を読んだ事が今までで一番、もう少し料理頑張ってみようかな?と前向きに思えた方法だった。 ...続きを読む誰かの為に、何かをする。 それが出来る相手がいる事自体が、幸せなこと。 忙しい日々に忘れがちだけど、本読んで思い出した。 特に『グラタンバトン』が今の自分と重なって泣きそうになった。 つくづく角田光代さんは『現代の女性のリアル』を描く天才だと思う。
三つ一組の短編集なので、寝る前に三つずつ読み、毎晩次はどんな家庭が出てくるのか楽しみだった。 特に気に入ったのは「ようこそ料理界へ」 料理を始めた時の戸惑いやわくわくを思い出すと同時に、最近はやっつけ仕事に作るばかりで楽しさを忘れていたことに気付く。 料理上手な友人のアドバイスも的確で哲学。 夏の...続きを読む暑さに火は見たくないとだらけがちだったが、もう一度料理本に忠実に作ってみたいと意欲が湧いて来るのを感じる。 とはいえ、どの話ももっともっと続きが読みたくなるのは非常に困る。 登場人物に興味が湧き好きになり、話にどんどんのめり込んだところで毎回話が終わってしまうのが悔しい。 読み返してみるとどの話もきれいに終わっていて、続きを書くと蛇足になるんだろうけど、もっと読みたいー! 難しいだろうけど、この「ゆうべの食卓」、ぜひ続刊を出して続きを読ませて欲しいと切に願う。
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