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ウミガメやアザラシ、ペンギンなど、海の動物は繁殖やエサとりのため、なんの目印もない海を数百キロから数千キロも迷わず移動できるというすごい能力をもっています。どうやって自分の位置と目的地の方向がわかるのか? それを解く鍵になるかもしれない、海の動物がする謎のグルグル運動を最新科学で調査します。野生動物研究の現場をリアルに描いた作品です。 *電子版には、折り込み付録の「ふしぎ新聞」および年3回の一枚絵付録はつきません。
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Posted by ブクログ
小中学生の教科書にこういうの欲しい! マンガを読むようで、まるで勉強感がないのに、疑問を持つところから始まり、調べる方法から推測、結論、そこから生まれる疑問などの流れが優しく丁寧に読めるのがよい! 今はスマホでサクッと答えが得られてしまうので、こういうアナログなものの良さを改めて感じた。 自由...続きを読む研究のやり方の参考にもなりそう。
ウミガメやアザラシ、ペンギンなど、海の動物は繁殖やエサとりのため、なんの目印もない海を数百キロから数千キロも迷わず移動できるというすごい能力をもっています。どうやって自分の位置と目的地の方向がわかるのか? それを解く鍵になるかもしれない、海の動物がする謎のグルグル運動を最新科学で調査します。野生動物...続きを読む研究の現場をリアルに描いた作品です。 読んであげるなら ― 自分で読むなら 小学中学年から ・インド洋に浮かぶ諸島のひとつ、ポセッション島。動物研究者(佐藤克文さんご本人?)はフランス人との共同研究で島をおとずれ、島にで繁殖している動物たちがエサをとらえるためにどれほどの範囲を動き回っているのかを調べた。 ・小型の記録計や電波発信機を動物の体に付ける、バイオロギングという手法を使う。そこから知ることが出来た、いきものの様々な行動についてこの本でまずは紹介。 ・教授の話を聞いて、次は若い研究者たちが「なぜ?」と思ったことを新たに調査する。 「動物たちは、地図や方位磁針もないのにどうやって帰りたい島の方角がわかるのだろう」 ↓ 「アオウミガメ、ジンベエザメ、オットセイ、クジラ・・同じ場所でグルグルと何度も回っている生き物がいることがバイオロギングでわかった。なぜぐるぐる回っているのだろう?(方位を調べている?)」 ↓ 調べれば調べるほど、あらたに知りたいことが出てきた!次の世代はどうやって調査したらよいと思う? と、未来へのワクワクを残して終わる。 ・研究方法、島での研究者の過ごし方、失敗談などもたくさん書いていて面白い。研究って大変!そして時間がかかる!そしてワクワク。 ・小4から自分で読むことができた(難しいと娘は言っていたが)。Eテレのダーウィンが来たとかドキュメンタリー番組が好きな子、科学好きな子、生き物好きな子なら楽しめる。小1娘も、読んであげたら楽しく聞いていた。
オオミズナギドリは帰る時間を逆算して出発できる バイオロギングによって生き物は数千キロを戻って来る際にぐるぐる廻って位置を調整していることがわかった地磁気説なのか興味は尽きない
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なぜ君たちはグルグル回るのか(たくさんのふしぎ2022年11月号)
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