永遠についての証明

永遠についての証明

748円 (税込)

3pt

圧倒的「数覚」に恵まれた瞭司の死後、熊沢はその遺書といえる研究ノートを入手するが――冲方丁、辻村深月、森見登美彦絶賛!選考委員の圧倒的評価を勝ち取った、第9回野性時代フロンティア文学賞受賞作!

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永遠についての証明 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    書籍に関して「誰が書くか」にはあまり頓着がなく、『楽園の犬』のついでとして買った本作だった。しかし読み終わって後書きを読んで初めて「これが岩井圭也という作家のデビュー作なのか」と驚嘆した。自分と同じ年代の人間が、デビュー作でこれを書けるのか。あまりに驚いて、中身についての感想を書く余裕がなくなってし

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    私は全くの文系人間なので、数学の世界は全くわからないけど、数学の天才、数覚のある人の見ている世界を想像させてもらえた。
    ある種の天才がたどる、天才が故の孤独と狂気。
    そういう人に畏怖の念を抱いてしまう。
    天才は幸せなのか、とかそういう次元の問題じゃなくて、それはもう宿命なんだろう。

    0
    2024年01月26日

    Posted by ブクログ

    稀有な数学センスを持つがゆえの孤独。
    ようやく得た理解者と、その繋がりへの執着。
    それらを抱えながら、転がるように落ちていく過程が痛ましい。
    選ばれし者のみが見ることができる美しい世界、素晴らしかった。

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    下手に感想を述べたくないくらいに好きな本。
    文体、内容、読んでいる時の心地と肌感覚……何から何まで至高です。是非、というか絶対に読んでほしい、としか言えないです。

    0
    2023年12月09日

    Posted by ブクログ

    才能に溢れた数学者たちの苦悩、嫉妬、劣等感、葛藤
    そして孤独…
    それぞれが抱く感情の揺れ動きを繊細に描いた物語

    数学に関して飛び抜けた才能を持つ瞭司は、特別推薦生として大学へ入学する。
    同じく特推生の熊沢や佐那と出会い、初めての友人を得た瞭司は、信頼する恩師と友人たちに囲まれ、数学に没頭し、幸せな

    0
    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    電車で読んで失敗した。涙が…
    数学は数学者だけのものじゃないし、数学者にもいろんなスタイルがあっていいんだなって思わせてくれる。
    でも、多様であればあるからこそ、自分にとっての何かを見つける苦労や苦悩は深くなるんだろうな。

    子孫を残すというかたちじゃなくても、
    偉業を成し遂げるというかたちじゃなく

    0
    2023年04月17日

    Posted by ブクログ

    間違いなく今年のベスト5に入る小説に出合った。最後はもう涙が止まらなかった。美しくて愚かで、純粋で、この物語に出合えたことを幸せに思う。

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    涙…
    ただ仲間と数学がしたかった。 
    瞭司は一生懸命だったんですね
    数学のことは分からなかったけどとても魅力的なんだなぁ~と感心しました。

    0
    2023年01月17日

    Posted by ブクログ

     「中・高生の苦手な教科第1位は数学!」聞き覚えのある残念なフレーズです。
     実は私、学生時代は数学が嫌いではありませんでした(自慢かよ!)。ズボラな私には、暗記事項が少なく、様々な考え方があって、時間をかけて解法を見出す数学に、パズル的な面白さを感じていたのかもしれません。

     本書は、数学が好き

    0
    2022年11月30日

    Posted by ブクログ

    岩井圭也さんの作家デビュー作!
    数学で圧倒的な才能(本作では「数覚」という)に恵まれた三ツ谷瞭司と、彼に影響され刺激を受けた数学に関わる人達の物語。

    文系の私にはついて行けるか心配だったが、全く問題なかった。数学の作品と言えば真っ先に思い当たるのが『博士の愛した数式』
    そして天才学者といえば湯川学

    0
    2024年05月13日

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