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出版界で大注目の新鋭・岩井圭也が、子ども達を取り巻く現状と未来を描き出す、感動のヒューマンドラマ。 過去の経験を通して、付添人(少年犯罪において弁護人の役割を担う人)の仕事に就いたオボロ。彼に舞い込む依頼の先では、簡単には心を開かない、声を上げる方法すら分からない子ども達が、心の叫びを胸に押し込め生き延びていた。オボロは、彼らの心に向き合い寄り添う中で、彼らとともに人生を模索していく――。
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Posted by ブクログ
自分や自分の息子も、何かがちょっと違えば登場人物と同じだったかもしれない。と思って、自分に重ねてしまい泣けた泣けた。 とても面白かった。 岩井さんの作品を読むのは初めて。 京王線とコラボしている無料配布の小説で知った作家さん。男性作家さんの小説は、セリフがちょっとカッコつけすぎというか「こんな言い...続きを読む方するか?」と思うことが多く敬遠しがちだったが、岩井作品のセリフは全然すんなり入ってくる。 他の作品も是非読みたいと思った。
多くのブク友さんのレビューで気になり読みたい本リストに入れていました。 少年審判における手続きや処遇の決定が適切に行われるよう支援する弁護士、付添人の具体的な役割と大変さを描いている。オボロ先生の決して器用ではない中に、関わる少年とその家族へ真摯な態度で自らの出自とも対峙している。絡まりあった紐を丁...続きを読む寧にほどくように展開していく物語。大人に搾取され利用され力でねじ伏せられ、子どもの非力さが際立つ。他人に頼るのが苦手で、困った人はほうっておけず自ら面倒な道を選ぶ笹木さんとの時間、互いの領域へ不用意に踏み込まない関係。支援する側も安心できる場所が必要。 「ぼくはあなたの付添人だから。これまでも、これからも」 主要参考資料 川村百合 『弁護人・付添人のための少年事件実務の手引き』 野仲厚治 『少年事件、付添人奮戦記』 福岡県弁護士会子どもの権利委員会編 少年事件付添人マニュアル第3版少年のパートナーとして』
少年犯罪における弁護人の役割を担うのが『付添人』 この小説で始めて知りました。 傷つき、心を閉ざした子供たち そんな彼らと真正面から向き合い、辛抱強く温かく、寄り添っていく付添人のオボロ(朧太一) とても魅力的な主人公です。 しかし、その描写は…… 「男のスーツは、見るからにくたびれていた。」 ...続きを読む「四十がらみの男の顔には微笑が浮かんでいる。」 え〜っっ! 冴えないよぉ~! でも読んでいくうちに、オボロの人間味あふれる愛情の深さ、自らの過去と向き合い葛藤する姿に、いつの間にか魅了されています。 登場人物たちに派手さはなく、物語全体は地味なイメージだけど、子供たちの声にならない叫びやSOSを丁寧に掬い上げていて、胸にグッときます。 「自分を大事にしてほしい。 生きてさえいればまた歩き出せる」 そうですね シンプルだけど、とても大切なこと。 私も大人として、自分自身の心に刻み、子供たちにもしっかり伝えるべき言葉だと思いました。
それにしても、岩井圭也の犯罪というテーマへのこだわりの強さには、心揺らされる。 中山七里さんの御子柴とは正反対の朧さん。これでもかというくらいに、現実を受けとめようとする。ただ、それだけにもしかすると登場人物達がリアルさを欠くと感じさせる嫌いがあるのかもしれない。 でも、また、朧さんの小説に会...続きを読むいたいと思ってしまう。
〈付添人〉家庭裁判所で審判を受ける少年の権利を擁護・代弁し、少年審判の手続きや処遇の決定が適正に行われるよう裁判所に協力する人 面白かったです。 短編5つの300ページ程の作品ですが、なかなか心に沁みる内容でした。 どの話も凶悪な犯罪を犯した少年達ではなく、家出を繰り返す少女や、ネットで誹謗中...続きを読む傷をして訴えられる引きこもり少年…そんな内容です。 わたしちょっと勘違いしてました。 少年達の犯罪に弁護士として関わる話だと思ってました(*_*) 彼らのこの先を考え奔走する…そんな話です。 弁護士のオボロが彼らに付き添う姿は本当に救われますしエールを送りたい! それぞれ登場する親達は最悪ですが何よりオボロの過去、その親達に腹が立ちました(T-T) もっと読んでみたい…続編出ないかなぁ。 ゴールデンウィークで家庭内が賑やかしい! なかなか読書できない環境に若干イラッとしてます笑
テーマが重たかったが、 読みやすく一気に読んでしまいました 今までこういう仕事があると知らなかったが 知れてよかった
偏見のない世の中になればいいな。 過去に何をしたか そんなことより、今の自分を評価してくれる世の中になればいいな。
ラジオでこの本の紹介をしていて、すごく面白そうだったので手にしました。 その通り、とても良かったです。 少年少女であっても犯罪者であることには変わりなく、少年だからと言って温かく見守ってあげられるかと言うとそれは難しい。 その疎外感が彼らをさらに頑なにさせるのだろうけど、自分の中の犯罪者への排他性...続きを読むは変わらないだろう。 でもオボロのような人が必要だとは思う。自分にできるのはオボロのような人を応援することだけだと思う。 オボロと笹木のようにお互いの痛みが分かち合える相手との出会いが、できるだけ多くの人に有ることを祈ります。
想像以上の良書。派手さもサプライズも全くないけれど完成度は高くじわりと感動を呼ぶ。「付添人」と言われる子どもの弁護を専門とする弁護士オボロ。オボロは非常に苦労人で脛に傷を持つ過去がある。その過去の経験から彼は問題を抱える子どもに寄り添うことにこだわり、真摯に弁護活動に取り組む。5話のケースで構成され...続きを読むており、全体を通してオボロの繊細さ・誠実さが滲み出ていて何度もグッときた。はじめは題名にも装丁にもさほど惹かれるものはなかったが、間違いなく読んで良かった。これからも追いたい作家さんだ。
弁護士というと完璧な人を想像してしまうけど、 オボロはあやうい。 過去に捉われて感情を爆発させたり 人に頼れなくて失敗したり。 でも子供の未来を最善のものにするために 誰よりも悩んでいる。 いろんな事件と向き合うなかで オボロ自身も救われていくのがよかったです。
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