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「理論」で世界が語れた20世紀はもはや遠く、今や世の中は分からないことだらけである。しかし「分からない」の仕組みだけがいっそう複雑化し、もはや何が分からないか分からないという事態なのだ。この分からなさ、視界不良はどこから来るのだろう? テレビ、出版、シャッター商店街、結婚、歴史、民主主義…等、「分からない」が山積する諸問題に「100%分からないわけではない“余り”みたいなもの」を糸口にして挑む、危険で過激な知の冒険。【目次】まえがき――自分の未来はどうなの?/第一章 テレビの未来はどうなの?/第二章 ドラマの未来はどうなの?/第三章 出版の未来はどうなの?/第四章 シャッター商店街と結婚の未来はどうなの?/第五章 男の未来と女の未来はどうなの?/第六章 歴史の未来はどうなの?/第七章 TPP後の未来はどうなの?/第八章 経済の未来はどうなの?/第九章 民主主義の未来はどうなの?/あとがき
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年09月11日
相変わらず、日本社会に対する批判の書であろうとは思う。そして、相変わらずわかりにくい。結局、何をいいたいのかよくわからない。そんな印象もある。
橋本治の本は、筆の向くままにいろいろなテーマが繰り出される。それに対して、丁寧に説明したりしなかったりする。しなかったテーマはそのまんま宙ぶらりんである。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月06日
あとがきを読んで驚いた。
橋本さん、面倒な病気で長く患っているらしい。
地に足のついた並じゃない知性とまっとうさをもった、
日本の知的財産と言ってもイイ人が
「気力が続かなくて物が書けない」というのは尋常じゃない。
その中でぽつぽつと書きすすめたこの本は、分量としては少ないが、
橋本治らしく、たくさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月23日
著者の橋本治さんはこの本を書き始める前からご病気になり、どうにも集中力の続かない「頭の停止した」状態からこれ以上回復しないのではないか、と医者に言われるような、その水準での安定をしている体調だったようです。なので、知の武装はいたって平準。とはいえ、読んでいると、その剣豪っぷりがうかがえました。この喩...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月31日
期待したような本ではなかったけど、独特な語り口で、そういう意味ではおもしろい。橋本治さんってこんな本も書くのか。
いろんなテーマに関して、独り言のように、著者自身の考えが淡々と述べられている。
まとまらないので頭に入りにくいのは難点やけど、こういう「このことについてわからないけど、どのようにわからな...続きを読む
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