かぞえきれない星の、その次の星

かぞえきれない星の、その次の星

1,870円 (税込)

9pt

※この作品には販売期限があります。2024年06月12日を過ぎると販売を終了致します。

さみしさは消えない。でも、希望は、ある

かぞえきれないものを、ときどき見たほうがいい。
ぼくたちは皆、また間違えてしまうかもしれないから――


感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。 「こいのぼりのナイショの仕事」「こいのぼりのサイショの仕事」
大切で大好きな相手であればあるほどいまは会えない。父と娘は、画面越しで会話する。 「天の川の両岸」
ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。「日本人らしい」っていったい何だろう――。 「コスモス」


「星のかけらには、さみしさが埋まってる」
夜空にちりばめた、11の小さな星たちの物語

「誰かに会いたいと思ってるとき、ほんとうはもう会えてるのかもしれないな」


収録作品:こいのぼりのナイショの仕事/ともしび/天の川の両岸/送り火のあとで/コスモス/原っぱに汽車が停まる夜/かえる神社の年越し/花一輪/ウメさんの初恋/こいのぼりのサイショの仕事/かぞえきれない星の、その次の星
雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇

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かぞえきれない星の、その次の星 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    よかった~。。。
    なんだか重松清さんの集大成のような作品。

    11からなる短編集。
    いろいろなさみしさをもった人々をいろいろな角度から優しく語るような物語たち。

    桃太郎の話は少しテイストが違っていたけれど、これも重松清さん。
    そして、これはあとがきか解説が欲しいなぁ と思いながら読んだ最後の「かぞ

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    新型コロナウイルスでこれまでの生活が一変してしまった。一番我慢させられたのは子どもたちだと思います。突然の一斉休校、修学旅行も行けない、給食も黙って食べないといけない…
    そんな子どもたちに、さみしいよね、でも大丈夫、1人にはしないよ、いつかよくなるから、と、一人一人優しく声をかけているように感じる短

    0
    2023年09月26日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍で変わってしまった日常を過ごす中で、手を差し伸べてくれるような一冊。みんながそれぞれの立場で、自分は何ができるんだろうと悩んで、自信を失ってしまった人も多くいたと思う。人間の弱さが露呈してしまった月日は、また次のステップへ向かわせたようにも思う。1人じゃないよって大きな声で叫びたい、そんな重

    0
    2022年08月13日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍のもっと早い時期に、この本を読むことができたら、気持ちが救われる人がいたかも知れません。
    短いお話ですが、それぞれの、理想的ではない日常からのお話に、心がじわっとしみます。

    0
    2022年07月18日

    Posted by ブクログ

    重松作品は本当に泣ける。コロナ禍を舞台としたファンタジー調の短編集。

    「銀河鉄道の夜」や「星の王子さま」をモチーフとした作品、ほかコロナ禍で家族と会えない単身赴任のサラリーマン、ブラジル人の母と二人暮しの中学生の話など。

    鯉のぼりの話を除き、それぞれほぼ独立した作品だが、ラストの表題作「かぞえき

    0
    2022年03月10日

    Posted by ブクログ

    重松さんの本は優しい。
    11の短編は、コロナ、いじめ、戦争、差別、虐待…重いテーマが扱われているけれど、辛さや寂しさの中に小さな希望が感じられる。

    「ごめんな、こんな世の中にしてしまったのは、おとななんだよ。」
    ここ最近、自分も思っていること。
    かぞえきれない星を見上げたくなった。

    0
    2022年02月26日

    Posted by ブクログ

    11編からなる短編集。コロナになってからの世界が描かれてる作品が多く、そのなかにある別れや生活、これから。どの作品にもさみしさとかやるせなさのような感情が流れていてそれが今の世界なんだなということを実感する。最後に収録されている表題作で全てが繋がるような内容で安易な希望を見せることなく、だけどどこか

    0
    2021年11月11日

    Posted by ブクログ

    表題作に出てくるおじいさんは作者自身なのか分からないけど、これを読むと重松さんが描きたいと思ってるものが見えてくる気がした。
    人は迷った時に夜空を見上げる。
    かぞえきれない星の、その次の星を私も見つけて進んで行きたい。

    0
    2023年08月28日

    Posted by ブクログ

    タイトルがいい。収められた11の短編のどのお話も、暗闇に煌めく星々のような冴えわたる心象風景が読後に広がる。
    コロナ禍になって作家達はこの状況をどう捉え小説にするのか興味があった。重松さんはこんなふうに、童話のような温もりでお話を包み込んだ。
    でもそこには痛みも悲しさもあって『さみしさがつくる明るさ

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    11編の連作短編小説。
    と言っても直接つながっているのは鯉のぼりの話だけ。
    2回めの鯉のぼりの話にでてくる、鯉のぼりの男子と女子が子供に人気のマンガやアニメの登場人物の名前を名乗るくだりは、
    ファンとしては、嬉しさにニヤニヤする。
    (ちなみにこの部分について、著作権法上問題のない使い方である)

    0
    2022年09月24日

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