聖者の落角
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聖者の落角

770円 (税込)

3pt

病院に忽然と現われ、子どもたちの願いを叶える謎めいた黒服の青年。難病も嘘のように完治するが、態度が豹変し異様な言動をするという。心霊案件を扱う佐々木事務所に相次いで同様の相談が舞い込んだ。原因を探るるみは、土地にまつわる月の伝説が鍵と考えるが、怪異は治まらない。そんな中、彼女は恐ろしい疑惑に捕らわれる――願いは代償を要求し、祈りは呪いに変貌する。底なしの悪夢に引きずりこむ民俗学カルトホラー!

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佐々木事務所シリーズ のシリーズ作品

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  • 異端の祝祭
    748円 (税込)
    失敗続きの就職浪人生・島本笑美。 原因は分かっている。彼女は物心ついた時から生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。 街に溢れ返った異形のモノたちは、自分の姿が見えていると分かるや否や、笑美に纏わり付いてくる……。 ある日、ダメ元で受けた大手食品会社「モリヤ食品」の面接で、笑美はヤンと名乗る青年社長と出会う。 出会ったその瞬間から、何故か自分に惚れ込んでいるヤンに心奪われ、笑美はそのままモリヤに就職することを決める。 しかし「研修」という名のもと、ヤンに伴われて笑美が見たのは、「ケエエェェェエコオオォォオオ」と奇声をあげながら這い回る人々だった――。 一方、笑美の様子を心配した兄・陽太は、心霊案件を専門とする佐々木事務所へ相談に訪れ……。 ページを開いた瞬間、あなたももう「取り込まれて」いる。 カクヨム発の「ほねがらみ」がTwitterでバズり大反響! ネット民を恐怖の底に叩き落とした驚異の新人作家が放つ、民俗学カルトホラー!
  • 漆黒の慕情
    748円 (税込)
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  • 聖者の落角
    770円 (税込)
    病院に忽然と現われ、子どもたちの願いを叶える謎めいた黒服の青年。難病も嘘のように完治するが、態度が豹変し異様な言動をするという。心霊案件を扱う佐々木事務所に相次いで同様の相談が舞い込んだ。原因を探るるみは、土地にまつわる月の伝説が鍵と考えるが、怪異は治まらない。そんな中、彼女は恐ろしい疑惑に捕らわれる――願いは代償を要求し、祈りは呪いに変貌する。底なしの悪夢に引きずりこむ民俗学カルトホラー!

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聖者の落角 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    佐々木事務所シリーズ第3弾。

    芦花公園さんの作品の中で、1番好きな作品!!



    芦花公園さんの作品は、ヒトの心の真髄をついているといつも感じる。

    強い人から、弱い人から、様々な目線からの心の深奥を代弁されていて、共感できることばかり。
    どの作品を読んでもそう思う。

    対人関係で辛い経験しないと

    0
    2023年12月02日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第3弾は個人的に今までで1番面白かった!
    救いのない物語なのが現実的で良いなぁと思う。
    よくあるハッピーエンドにならないところに魅力を感じる。
    各自の苦悩がリアルだったため寄り添って読むことができた。

    巻を追うごとに主人公の内情が暴かれていくのが良い。
    読み手側と主人公が一体になっていく感

    0
    2023年09月10日

    Posted by ブクログ

    ぞわぞわ、ざわざわ。
    心が不安になる一冊。
    わけのわからないものが、わからないことへの恐怖。
    るみの視点で青山や片山、物部が語られ、生き生きとしていて、3作目にしてようやく人となりがわかる。

    0
    2023年08月25日

    Posted by ブクログ

    途中までずっと「頼むミスリードであってくれ頼む」って気持ちと「いやそんなキャラ被りする奴いるか……?」って気持ちで揺さぶられながら読んでました。
    シリーズが進むごとに読者とるみの距離感が近くなってきてるというか、『異端の祝祭』の頃はこんなに視点キャラクターとして違和感なく一緒に物語を追える人だとは思

    0
    2023年06月14日

    Posted by ブクログ

    ゲラ読み当たって書いた感想です。文庫買ってきたので貼ります。

    これはなんというかめちゃくちゃ重たい作品だ。
    今まで読んだ佐々木るみシリーズのなかでもっとも宗教臭が強くて、ヤバさが半端なかった。
    佐々木るみを必要としているひとと、佐々木るみが必要としているひとたちが古い呪いと戦うおはなしとして読んだ

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    この世界観が良い。物部、るみ、青山、それぞれの力や雰囲気やるみの封じ込め方、敵対するものの存在感や事象、特に事象は毎度気持ち悪くて独特でとても良い。今回もどんな概念なのかはっきりしなかったりもするけど、力が強いというよりは畏れ多い感じで余計不気味。テーマは代償や不平等といったところか、少し哲学気味に

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    佐々木事務所シリーズ第3弾!

    不治の病の子供たちが、ある事がキッカケで治る!
    歩けない子が歩ける!
    目が見えなかった子が見える!
    みたいな現象が続々と〜
    しかし、その代わりに、変な歌歌ったり何かおかしい…

    等価交換の法則やな。
    (鋼の錬金術師の影響や^^;)
    望みが叶うと、その望み分の何かを失う

    0
    2024年03月20日

    Posted by ブクログ

    恐い……わけのわからない何かが子供たちを苦しめてるのも辛いし、子供の身体の不自由が治ったと思いきや今度は精神がおかしくなったことに振り回される親たちも可哀想だし、それでも身体が動くように変わったことは幸せだと思い込む親もしんどいし、発端となった少女の背景もエグいしで、読みながらずっと恐い恐いとぼやく

    0
    2023年03月08日

    Posted by ブクログ

     貧困やいじめ、病気や虐待…そうしたものに遭遇しなかったある種の恵まれた人間がそうしたものに遭遇した人とどう向き合うべきか…たまにニュースの特集などでこれらの現実を見て考えてしまう問題を本作でも考えることになりました。答えらしいものはなく後味の悪い、うにゃあと溜息を吐く読後感でした。
     るみの視点が

    0
    2023年11月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    神を騙る存在が対象とするのが先天性だったり難病で治せない病気の子どもたちで、神に入られて表面的には子供が1人で走ったりご飯を食べたりできるようになるけど様子がおかしくなる、というのがイヤな感じで良かった。たとえおかしな様子でも、以前より元気になった我が子のままでいてほしいと願うゆうくんママの心情の変

    0
    2024年01月05日

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