檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか

檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか

1,034円 (税込)

5pt

3.6

元判事、ベストセラー『絶望の裁判所』著者による、
司法批判の集大成!

平成の司法制度改革は大失敗!?
政府と電力会社に追随した根拠なき「原発再稼働容認」、
カルロス・ゴーン事件で改めて露見した世界的に特異な「人質司法」、
参加者の人権をないがしろにした「裁判員裁判」、
国家が犯人1人に責任を押し付ける「死刑制度」……
閉ざされ歪んだ司法の世界にメスを入れ、改善への道を示す!

● 出世コースに乗れば生涯収入7億超えも!
「天下り」もあり、国家に逆らえない。
● 無罪判決や行政に不利な判決を出した判事たちは
人事や異動で報復を受けた。
● 在野の法律家から判事を選任する「法曹一元制度」を
活用し、“市民のための司法”を取り戻せ!

〈目次〉
第1章 個人としての裁判官とその問題
第2章 官僚・公人としての裁判官
第3章 裁判官の仕事とその問題点
第4章 裁判官の本質と役割――儀礼と幻想の奥にあるもの
第5章 戦後裁判官史、裁判官と表現
第6章 法曹一元制度と裁判官システムの未来

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檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか。瀬木 比呂志先生の著書。いくらお勉強ができるからといって、いくらエリートの裁判官だからといって、間違いを起さないとは限らないし、エリート意識が強い裁判官だからこそ間違いを起こしてしまうことだってあるはず。悪い裁判官、ダメな裁判官には、しっかりとダメという烙

    0
    2022年06月27日

    Posted by ブクログ

    日本の裁判官を批判した書籍。世界の裁判官と異なり、日本の裁判官は権力の意向に追随する傾向が強い。それは裁判官が実質的に独立しておらず、特殊なムラ社会に生息する「司法官僚の群れ」「法服を来た役人」であるためである。裁判官である前に公務員意識が強く、上意下達の忖度公務員になっていることが問題である。

    0
    2021年04月18日

    Posted by ブクログ

    高橋昌一郎氏による「新書100冊」という新書で、オススメの新書100冊として紹介されていたのがこの「檻の中の裁判官」です。

    東京の某私大の法学部出身であり裁判には多少興味も有り読んでみようと思いたちました。

    弁護士や検事についてはドラマや小説やニュースなんかでその特徴などはなんとなくイメージがで

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    高橋新書ガイドから。自身の来し方から語り起こされる序盤、大方の評伝やら自伝が嫌いな自分としては、正直『えー…』って感じで読み始めた。でも実際は、小難しくない分とても読み易く、加えて、いわゆるエリート集団にありがちな性癖を的確に指摘していることもあり、掴みとして上出来。中盤以降、専門的な内容が増えてい

    0
    2023年12月06日

    Posted by ブクログ

    裁判官なんて、所詮、出世に汲々とした、司法官僚。
    かなりショックだがその通りだろう。
    その問題提起はいい。なんとかしなければいけない。
    だがこの人の思想が、素直に読ませない。
    裁判所は、権力の監視者だって。
    権力寄りの判決は、その、歪んだシステムのせい「だけ」だって。
    裁判者は、民意の先に行かなきゃ

    0
    2022年09月14日

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