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兄妹になってから初めての年越しで思い出を振り返りながら距離を縮めた悠太と沙季。
親戚付き合いを経て、誰からも歓迎される関係の難しさを実感しつつも沙季は悠太との触れ合いを求めるようになっていく。
バレンタイン、海外への修学旅行、旅先での新たな出会いと気づき。
特別なイベントにもかかわらず、家の外で過ごす時間は、二人にとっては逆に恋人らしい交流ができず、距離を感じるもどかしい時間でもあった。
そして『自分本位の幸福の追求』という価値観に触れたとき、自身の想いを抑圧しがちだった二人はある行動を起こす――。
“兄妹関係”から恋人への階段をのぼっていく、等身大の二人を描いた恋愛生活小説、第7弾。【電子限定!書き下ろし特典つき】
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
三河ごーすと×Hiten、人気作家&絵師タッグによる新感覚同居ラブコメ!
親の再婚により義理の兄妹となる読書趣味の陰キャ男子・浅村悠太と派手な見た目のギャル・綾瀬沙季。
フラットで常識的な距離感を保って同居生活を営む彼らだが、次第にお互いのことを知り、いつしか特別な感情を抱くようになる。
これは家族愛としての感情なのか、それとも恋愛感情なのか…。
家族なんだから好きになってはいけないし、なるはずがない。でもこのもやもやした気持ちは…。
基本的に悠太の視点から物語が進行するが、時折沙季の視点からも描かれ明かされるその心情は、読者をこれでもかという程もどかしい気持ちにさせる。
設定としてはありがちだが、この作品の特徴はラノベ的妹像やお約束の展開といったテンプレを排している点であり、いわゆる「妹」ラノベではないという点。
絶妙に現実味があり、何気ない日常を丁寧に描いた著者の意欲作。一読の価値アリ。
紗季にとっての太一、悠太にとっての亜季子、単なる親の再婚相手ではなく、家族として再認識した1月。
そして2月、バレンタインデーと修学旅行の物語ですか…。
修学旅行が2年生の冬って結構珍しい気もするけど、受験を理由に3年生ではなく2年生で実施し、且つ行く先が海外だったら日本の通常の観光シーズンとは関係
あまりない恋人同士の空気が良い
最初は沙季がドライだったけど、悠太への信頼が愛情になってきて、普通の恋人みたいに触れ合いたい、向き合いたいって、悠太に少しくらいのワガママを言えるくらいに成長しているのが嬉しい、二人の関係は大っぴらにできないけど、互いの親友にはとっくにバレバレだった事で公表はしないけど、もう無理に隠すのは止めようっ
次の巻が楽しみです
相変わらずの読みやすさで、気が付くともう終わりの部分に差し掛かっていて、名残惜しさが込み上げてきます。もう終わっちゃうんだな、と。修学旅行でお互いが、お互いの存在の大きさを再認識してしまったようで、挙句にバレても構わないくらいの開き直りが生じてしまったのは、良いことではないような気がします。次の展開
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