あとは野となれ大和撫子

あとは野となれ大和撫子

924円 (税込)

4pt

――沙漠の国で奇跡が起きる――

第157回直木賞候補作にして、第49回星雲賞受賞作!
受賞歴多数、最注目の新鋭・宮内悠介が描く、爽快すぎる冒険譚!

沙漠の小国家、アラルスタン。日本人少女ナツキは紛争で両親を失い、国の教育機関“後宮”に引き取られることに。
同じ境遇の仲間と気楽な日々を過ごしていたが、大統領が暗殺され情勢は一変。
国の中枢のほとんどが逃亡、反政府軍が襲来する絶体絶命の危機に陥ってしまった!
ナツキは仲間の立ち上げた臨時政府に参加し、自分たちの居場所を守るために奮闘するが……。
どんな困難も笑い飛ばして明日に進む、乙女たちの青春冒険ストーリー!

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あとは野となれ大和撫子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本の良さは、文庫版の辻村深月さんの解説に語り尽くされている気がする。以下、恐縮ながら抜粋:
    「架空ーーではあるものの、その設定におけるリアリティの厚みにまずは驚愕する。」
    「中央アジアのシビアな現実の緊張感と、彼女たちの関係性からいずる青春小説さながらの楽しさの緩急に、ページをめくる手が止まらな

    0
    2023年04月27日

    Posted by ブクログ

    ――

     この国の名は、アラルスタン。かつて、アラル海とよばれた場所だ。


     移住してきた多民族による新興国。油田とイスラム系反政府組織を内部に抱え、隣接する国々とその向こうの大国とが利権を争う小国。

     独立記念日に大統領が演説中に暗殺され、議会がまるごと逃げ出した爆発物みたいなその国で、大統領

    0
    2020年12月30日

    Posted by ブクログ

    タイトルがめちゃ好き。
    単行本持ってたけど、辻村深月解説につられて文庫のほうも買ってみた。

    久しぶりに読んだけど、やっぱり面白かったぁ

    0
    2020年12月21日

    Posted by ブクログ

    『Another side of 辻村深月』で辻村深月先生が解説を書くならば、その物語をきちんと読まなくては、という心持から手に取った本。

    タイトルから、純和風な舞台を想像していましたが完全に裏切られました。
    架空の中東の国が舞台ですが、独特の固有名詞や後宮の仕組みなど設定が練られているので薄っぺ

    0
    2023年06月27日

    Posted by ブクログ

    星雲賞だっけか?で読んだと記憶している。
    舞台設定は確かにSFだけど、登場人物たちがみんなまっすぐで、さわやかな青春モノのよう。実際は結構えげつない状況なのにどことなく希望が見えてしまう。
    読みやすいけど軽すぎず面白かったです。

    0
    2021年07月12日

    Posted by ブクログ

    中央アジア、干上がったアラル海に位置する小国、アラルスタンで繰り広げられた壮大な宝塚歌劇、みたいな・・・。

    歴史と現状を踏まえた丁寧な舞台の設定と過酷な環境を経て各地より集まってきた少女達が葛藤しながら自らの信じるもののために向かっていく成長のドラマを、悪役が登場せず、かつ誰も死なない、安心安全な

    0
    2021年01月08日

    Posted by ブクログ

    ありそうでなさそうな、なさそうででもこういう事も起こりそうなお話。とはいえ10代、20代の女の子に大の男(しかも軍人)がホイホイ従ってくれるかなぁ?という辺りでは大分ファンタジーですが…

    現職大統領が暗殺され、権力者が逃げ出した後でその場に残った女性陣が踏ん張る、というとても現実になったらいいなぁ

    0
    2020年12月24日

    Posted by ブクログ

    この辺りが舞台の話を読んだことがないのではじめは入り込みにくかった。
    重たいテーマなのに物語が進むにつれて軽くなっていくなと思っていたけど、辻村深月の解説読んで納得した。

    0
    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    中央アジアの架空の国アラルスタンで、利発な少女たちが自国の危機を救うために大奮闘する活劇。
    巻末の主要参考文献からもわかるように舞台設定のリアルさと、ラノベ的な展開のミスマッチさが肝。
    相変わらず文章は巧いし、設定もすごいし、面白いことは面白いんだけど、限りなく4に近い3にしちゃったのはなんでだろう

    0
    2023年06月10日

    Posted by ブクログ

    架空の国で大統領が暗殺されて、後宮(といっても妻としてではなく教育機関)にいた女性たちが逃げ出した政府上層部たちに変わって政治をする話。
    架空の国ですが、世界情勢や宗教観は現実に沿っていました。(ただ、イスラム圏のいざこざの知識がなくてあんまり理解できてなかったですが)
    「あとは野となれよ」と”まま

    0
    2022年10月18日

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