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130年前の日本人――彼らは世界から何を学び、世界は彼らの何に驚嘆したのか!? 明治4年、岩倉具視を団長とする遣米欧使節団が横浜を出港した。近代国家の青写真を描くため、大久保利通、伊藤博文らも参加したが、1年10ヶ月もの壮大な旅となった。欧米人が驚嘆した、彼らの“堂々たる”態度とは? 石原慎太郎氏絶賛の話題の書、ついに電子化!
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Posted by ブクログ
薦められた本ですが、私も薦めたい。美談だけでなく、時の権力争いも含めて、明治維新後の勃興が如何に進められたかが書かれている。文章も読み易く「武士道」と共に矜恃としたい本。
近代日本は、政府の若い官僚の志の高さ、凛呼たる倫理観、深い礼節と教養、変化に対処する勇気があったからだということがよくわかった。 今、伊藤博文の日の丸演説を説いた際の情熱を持った政治家は、いったい何人日本にいるだろうか。 鉄血宰相ビスマルクのスピーチは、現代の我々にも注意喚起する。(下に引用)今日の...続きを読む志士の政治判断を待つしかない。 科学技術・実学と普通教育の重要性は、当時のアメリカから示唆を受けた。勤勉にするための教育だった。これも今大切にしなければいけないことだ。 終章で、筆者は上に立つものは、使命感・問題意識・目的・青写真・ビジョン、バランス感覚、リアリズムを学びなおす必要があると述べている。各教育機関のプログラムは常にこれらを意識すべきだと思う。やはり、しっかりとした精神を持ち、教養を積んでいくしかない。
明治4年に横浜港を出発して1年10ヶ月アメリカ、ヨーロッパを訪れ視察した岩倉使節団。 改めて幕末から明治になった混乱の時期に、岩倉具視、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文といった政府の有力人物たちが日本を離れて何ヵ国も巡ったことはすごいことだったなと思うし、時代の大きな変わり目の熱量を感じます。 また...続きを読む、現在のようにテレビやSNSといったリアルに見える報道がない時代に、現地でアメリカやヨーロッパの景色を見た衝撃や感動はどれほど大きかっただろうかと思います。 当時の日本人が欧米をどんな風に見たか、当時の欧米が日本をどんな風に見たか、がとても興味深いです。
力強い言葉で書かれていた。 資料も豊富で参考になる部分も多かった。 一方で、資料の読み方や解釈の仕方が偏っているのではないかとも。 刊行されたのが20年前ぐらいなので、そういった思想や考えもあったのかと自身を納得させた。 読むには値するかもしれない。
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泉三郎
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