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Posted by ブクログ 2019年02月23日
なんど読み返しただろうクラークの描く海洋SF。
挫折した宇宙飛行士は牧鯨管理員として再生していく。牧鯨というからにはクジラは食料の対象として管理されるわけで、作品が発表されたベトナム戦争以前の思想と現在の思想の違いもあって興味深い。その後の問題についても先読みした議論や騒動もえがかれており、さすがク...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月02日
こういうのもSFって言うのか!
という目からウロコなところから始まり。
さすがクラーク、
これを捕鯨反対の欧米人に読ませたい!!!
という点で非常に興奮した一冊です。
基本的にクラークが書くストーリーは末広がりな気がする。
未来はよりいいものである、
と信じていたんだと思う。
主人公も決して不幸...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月11日
第2次世界大戦終戦直後のイギリス。
積み重なった戦費は戦勝国イギリスの経済を破綻に追い込み、
大英帝国は消滅した。
連合軍によって開放されたフランスや、敗戦国イタリア、ドイツにおいて
食料の配給制が撤廃された後においても英国は配給制が続く有様。
ビーフ・ステーキの代用品として鯨肉が重用されたものの、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月02日
解説にある通り、これは失われてしまった”理想の未来”である。そういったものを浮かれすぎず、リアリティに徹して、描けるのがクラークの良いところだと思う。
大規模な環境改変という考え方は、21世紀の今日受け入れられるものではないが、懐かしい未来像でもある。
最後の音もなく宇宙船が空に昇っていくシーン。ク...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月22日
フロンティアを宇宙ではなく海に求めた作品。クジラを食料とすべく海を牧場として育てている。現在から見ると複雑な気分になるが、この事の是非が問われることになる。また、クジラを守るための調査過程で現れる、正体不明の巨大海洋生物の謎が加わる。挫折した元宇宙航空士の再生と、彼の同僚であり親友の死などのドラマも...続きを読む
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