隠花の飾り

隠花の飾り

484円 (税込)

2pt

3.6

妻子ある男を好きになってしまった銀行勤めの伴子。男と結婚するのに必要となる三千万円を横領するが、たった一枚の百円玉が、その運命を反転させる「百円硬貨」。毎日弁当を作り、ボーナスで洋服を仕立てて、年下の男に尽くす滝子。男が若い女と結婚することが決まり潔く身を引くが、結婚前夜に男が訪ねて来て……「記念に」。愛を求めるあまり転落してゆく女たちを描く傑作短編十一編。

...続きを読む

隠花の飾り のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年12月30日

    大人の色香が漂うまさしく人生経験を
    重ねた大人のためにあるであろう作品。
    そのため、そうでない人が読むと
    露骨に不快になるであろう本です。
    何でタブーを扱ってんるんだよ!と言う感じでしょうか。

    秀逸な作品はある結婚式が終わったあとに
    思わぬ展開の待ち受ける「見送って」です。
    気丈な女性の裏に隠され...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月23日

    「松本清張」の晩年の短篇集『隠花の飾り』を読みました。
    「松本清張」作品は昨年12月に読んだ『影の車』以来ですね。

    -----story-------------
    「松本清張」 生誕100年記念復刊第2弾。
    愛を追い求めた女たちの運命――。
    妻子ある男を好きになってしまった銀行勤めの「伴子」。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月16日

    松本清張晩年の短編集。松本清張の短編は通常70~100ページくらいだそうなのですが、この短編集は30ページくらいの作品というのがテーマになっている。ショートショート手前な感じが新鮮で面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月23日

    足袋(たび):ストーリーは凡そ読める。よくあるパターンの不倫がきっかけで双方共に不幸になってしまう展開。ストーカー?
    愛犬:犬の嗅覚を利用したトリック、おみよさんは薄幸だと思った。
    北の火箭(かせん):火箭:火をつけて放つ矢。ストーリーは意味不明だった。
    見送って:披露宴での話、イマイチ。
    誤訳:誤...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月17日

    30枚の短編集。状況説明や心中が省かれ、読者は自分で登場人物に同化して思いをはせる事になる。2016.12.16

    0

    Posted by ブクログ 2015年02月18日

    短編集で、一編の長さが原稿用紙三十枚(表現からして古い)なので、読みやすかった。もう少し短編で慣らしてから、『点と線』などの長編に挑むのだ。

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月21日

    清張作品にしては、変わった種類の内容でした。男女のドロドロはありつつも、どこか滑稽なところもあったりして…。

    全編、女性が主人公になっていますが、女の人って…コワいな、と(笑)

    0

    Posted by ブクログ 2010年01月30日

    「女の愛」をテーマにした推理短編集。
    どこかで清張の作品の中では一番の秀作と書いてあったので買ってみた。
    元は「小説現代」に原稿用紙30枚の読み切りということで書かれたものだとか。なぜか11作品しかないから超売れっ子だった清張氏ゆえに息切れでもしたのかな?
    読後感としては期待した分がっかりさせられた...続きを読む

    0

隠花の飾り の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

松本清張 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す