黒の様式

黒の様式

660円 (税込)

3pt

3.6

結婚して二年たらずで自殺した美しい姉。歳月がながれ高校生の母親となった妹が、思春期の息子の手に負えない行状から、姉の死の真相にたどりつく「歯止め」。小さな港町の家々に投げ込まれた奇怪なチラシ。二十年前に母親が義父に殺されたと告発する男が巻き起こす騒動の驚くべき顛末「犯罪広告」。“古拙の笑い(アーケイック・スマイル)”を浮かべた若い女の硬直した死体の謎「微笑の儀式」。傑作中編小説三編。

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黒の様式 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年09月09日

    「松本清張」の中篇3作品を収録した『黒の様式』を読みました。

    『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈上〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈中〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈下〉』、『眼の壁』、『時間の習俗』、『霧の旗』、『強き蟻』、『高...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月17日

    安定したおもしろさ。3つの短編ミステリー小説。
    しっかりとしたストーリー設定と細かな部分のリアルさが、それぞれのミステリーを素晴らしいものに見せてくれる。

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    Posted by ブクログ 2016年06月08日

    短編3つ。1本目が死んだ姉と、やや薄気味悪い姉の旦那の話で、純文学なのかと思ったら、途中でいろんなパーツがパキーンとはまるミステリ。はまるまでの気持ち悪さのせいで、途中まではなかなか読み進められず。

    あと2本はどんでん返しで、最初からミステリと解るので読みやすい。阿夫里村の話は、怪文書と供述調書と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月04日

    狭義のミステリーではない。
    そこはかとない恐ろしさを感じさせる短編集。
    笑気ガスは今はもう殆ど使われてないから時代を感じさせる。

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    Posted by ブクログ 2023年08月04日

    松本清張文学忌 1909.12.21〜1992.8.4 清張忌

    若い頃、よく読んだ松本清張。どれを再読しても良いけれど、残してある文庫の紹介文を読んでいたら、この中編集が連作推理小説集とあり、全く覚えてないのでこちらを読みました。
    が、しかーし、連作ではありませんでした。共通事項は、死者が出るとこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月04日

    「歯止め」「犯罪広告」「微笑の儀式」の3つの短編が所収。「歯止め」は、結婚後数年で自殺した姉の真相が、思春期の息子の素行や夫の実家の法事に出席したことをきっかけに徐々に明らかになる。「犯罪広告」は、義父による実母の殺害が20年たって明らかにしていく息子が、逆に殺される。「微笑の儀式」は、法医学の教授...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月21日

    「歯止め」「犯罪広告」「微笑の儀式」の3編を収録。時代設定は当然古いが、主題は現代でも十分おもしろい。2017.12.21

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