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日本人は一生に約8・8トンの大便をする。が、ふつうはそれから目を背けて生活している。しかし、便とは自らの健康状態を知らせる体からの「便り」である。では、そもそも大便とは何でできているのか。固形成分の3分の1を占め、大腸内の環境に多大な影響を及ぼす「善玉」「悪玉」と呼ばれる腸内細菌は、それぞれどんな働きや悪さをするのか? 大腸と腸内細菌の最前線を読み解き「大便・通」になることで「大・便通」が訪れる、すぐに始められる健康の科学。
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Posted by ブクログ
腸内環境の大切さと大便の色形匂いからその状態を測れるということを興味深く教えてくれる。各所に見られる小粋なジョークで読みやすい。
腸内環境が大便を調べることでわかる! ということがわかる。 第一人者による、類書をみない本。 ヨーグルトを山ほど取りたくなる。
便は腸からのお便り、というキャッチフレーズにシビレました。 内容はめちゃくちゃ真面目で物凄く勉強になります。 便は茶色く、水に浮き、柔らかすぎず硬すぎず。 そうなっていないと腸に問題ありです!また、臭いや、色で腸内細菌の良し悪しが見えるということで、私も日々腸からのお便りを読んで、応えていこうと思え...続きを読むました! ヨーグルトと、食物繊維を摂ろう! 健康な生活は腸から! ヤクルト、カルピス、ヨーグルトって良い!
世界中の誰よりも多くの大便を見てきたと自負するうんこ博士ベンノ先生が書いたうんこの本。役立つ情報が満載であることに加え、飾らない文章が非常に魅力的。毎日のうんこに気を配るようになった。腸内細菌のバランスをコントロールしよう。コアラの食糞文化は初めて知った。
排泄物のお話、となると抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでおいて損はない本です。 便の状態から自分の健康状態を把握する考え方は良くありますが、なぜそういった状態のものが出るのか、どうしたらより良い状態に改善できるのか、そこをしっかり理解出来るので、正しいしくみに基づいた行動をとれるよう...続きを読むになります。 しかも、とっても分かりやすいです! ちょっとビジネス書やがっちりした自己啓発に疲れた時にオススメです。
良書。 大便、大腸、大事。 著者のような専門家がいるとは。いろんな人が世の中にはいるもんだ。 最近、タンパク質が大事で、炭水化物が悪者にされているが、やっぱりご飯は大事。穀物大事。 善玉菌が大事。ヨーグルト、ヤクルト。 バランスのとれた食事が大事ということか。 適度な運動、いろんなものを食べる。でも...続きを読む食べ過ぎない。睡眠、休養。 偏らない生活を心がけよう。
便の専門家辨野先生による便の入門書。内容も面白いし、専門的な話も少なくさらっと読めて、それでいて普通の人が必要とする便の知識は得られます。 わたしはこの本を読んで以来、便は自分でデザインするという精神に目覚め?、食と便についての簡単な記録を取るようになりました。これまで、鹿のフンみたいなものがコロコ...続きを読むロ出ていたのが、今はそういうことはほぼなくなり、辨野先生推奨の理想的便に近い日が多くなりました。そういえば、「うんこ!」って絵本がありましたが、あの絵なんかは辨野先生推奨の便に近いですね。
腸内細菌の研究者である筆者が、腸内細菌と大腸ガンや炎症性腸疾患の関連について、筆者の仮説も含めてわかりやすく講義してくれる本である。 この分野はまだまだわかっていないこと、これまでの研究の経緯など、信用できる話で安心して読んでいけるという印象を持った。 巷にあふれる微妙な健康法や、医師の独りよがりの...続きを読む論理展開などとは一線を画する。 一般に広く読まれると、世の中に貢献する本だと思う。
著者は辨野義己(べんのよしみ)さん。名は体をあらわすというけど、本と一緒に忘れられない名前だ。テレビ番組に出演したとき、タモリには「先生は、便の研究をするよしみで、”べんのよしみ”になったんですよね?」とからかわれたらしい。 大便は、自分が食べたものが体内で消化され、発酵なり腐敗なりして外に出て行...続きを読むくもの。だから、辨野さんは「体の中の様子を知らせるお便り」という。発酵や腐敗をさせるのは主として腸内細菌。腸内には1~1.5kgの細菌が生息しているらしい。これってすごい量だ。 発酵は善玉菌がうながし、腐敗は悪玉菌が起こす。うんちやおならが臭いのは、この悪玉菌が原因。アンモニア、硫化水素、スカトール、インドール、フェノール、メチルメルカプタンなどの悪臭を放つ物質を作るらしい。だから、うんちはおならの臭いがひどい場合は、腸内環境が悪くなっているサインだという。腸内環境は、善玉菌、悪玉菌、そして、状況によってどちらに加勢するかを変える日和見菌の比率で決まるという。 辨野さんは、大便はデザインするものだという。つまり、食生活や腸内環境を整えることで、結果として出てくる大便の状態をよくする。また、大便を観察(臭いや比重、そして色や大きさも!)をして、それをフィードバックしていく。食物繊維を適切に採って、ヨーグルトに含まれる善玉菌(ビフィズス菌)で腸内を整える。このあたりは、昔からよく言われていることだけど、辨野さんが紐解くと、説得力が出てくるから不思議だ。 たかが大便、されど大便。
腸年齢・腸内細菌が予防医学に及ぼす影響など興味深く読みました。『大便は自分でデザインするもの』この最終章の部分が重要なのですね
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