ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
日本が誇る識者たちによる、貴重でわかりやすい公開セミナーが待望の書籍化! 日本文化の再構築、「エンジン01」選書、日本が誇る識者たちによる、貴重で分かりやすい公開セミナーが一冊の本に。 話題の2人が見すえた、人生幸福への道のり! 人生、何が起こるか分かんない! 【著者】 江原啓之(スピリチュアル・カウンセラー) 茂木健一郎(脳科学者) 【CONTENTS】 ●第一章 江原の場合 ●第二章 茂木の場合 ●第三章 ふたりの場合
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
エンジン01オープンカレッジ イン 新潟での対談講演を文章化したもの。テーマは、笑うこと。何が起こるかわからないから人生が楽しい話をメインに語られている。その場で聞いている語り口で面白かったが、文章化によって、わかりづらい部分もあった。
偶有性について知りたくて読書。 一億総評論家時代、人のふり見て我がふり直せが失われつつあることを危惧している。なんでも白黒つける、グレーが存在しない価値観。 目に見えない存在へ感謝するなどの行為は日本人であれば当たり前に信じられるものであるが、現在は薄まっているとの指摘は納得できる。「お天道さま...続きを読むが見ている」「ご祖先さまが見ている」は私の世代でも祖母から言われて育った。 最近、感心を持って調べている道についての江原氏の説明も面白く読めた。 コミュニケーションや人間関係において想像力が欠落している。想像力が偶有性を生み出し、新しいことを発見したり、機会を生む。だから人生が豊かになり、面白くなる。相手の立場で想像したり、配慮したり、考えることは当然と思われているが、できない人が増えているし、またその認識も乏しいから問題が起こる。 読書時間:約30分
講演会がベースになっているので、会場の雰囲気やスピーカーのテンションに着いていけないところが多少ある。が、私が期待していた茂木さんの偶有性についての話はもちろん興味深かったし、そこから展開する江原さんの執着心についての話は、思いがけず今の私の問題点を指摘されたようで、刺激的だった。
茂木さんと江原さんの、講演会での対談録。 立場も専門もまったく異なる二人であるにもかかわらず、その違いをまるで感じさせない対話の進み方を読むと、会話を成立させるものは共通した専門性があるかどうかではなく、相手に対する想像力と理解力なんだということがよくわかる。 こういう、きちんと話しがかみあっている...続きを読む対談というのは、お互いが相手の意見に対して切り込んでいける分、客観性が増すし、どういう展開になるか予想がつかないライブ感もあって、非常に面白くなる。 対談の前に、まず、それぞれが独演という形で話しをしているのだけれど、特に面白かったのは、茂木さんの話しだった。講演で話した内容をそのまま記録したものなので、普通の本よりもだいぶくだけた口調で話しをしている。 茂木さんが言っているのは、簡単にまとめてしまうと、「すべての人生はその偶有性において等価である」ということなのだけれど、これはかなり衝撃的な言葉だった。この言葉に出会ったというだけで、自分にとっては相当プライスレスな価値がある本だった。 日本は本来、陰徳の国なんですよ。表に見えない、そこに心遣いをするという、非常に想像力の優れた国であったわけです。この国だけなんですよ、お茶が入りましたよって言うの。これは英語だったらば「私があなたのためにお茶を入れました」になるんですね。ですから、そうするとある意味ではすごく押しつけがましくなってしまうんですが、「お茶が入りましたよ」って日本語では言う。(江原)(p.31) よく『水戸黄門』とかのドラマでやっているでしょ。悪人が「へ、へ、へ、死んでしまえば、もうおしまいだ」とか言って。確かにね、現代の物質的な世界観からいえば、死んでしまえばもうおしまいなんですよ。死人に口なしなんですから。でもほんとにそうなんですかね。死んでしまった人、亡くなった人の実在性をどう考えるかってこと以外に、僕は人生の本質的な問題はないんじゃないかと思ったことがあります。(茂木)(p.46) 人間って面白くて、例えば、美人じゃない人って美人にあこがれると思うんですよ。でも美人になってみると大したことじゃないんだよ、きっと。俺、川嶋なお美さんになったことないから分かんないけど、大したことないんだと思う。だって、一度に付き合える男は一人だけだし。美貌持ってたって、一度に100万人の男と付き合えるわけないんだから、そんな大したことないんですよ。どういうことかというと、要するに、才があると、見上げたときになんかすごいんだろうとか、うらやましいとか思っちゃうんだけど、でもどんな人生にもどうなるか分からないっていう楽しみがあるわけですよ。例えば、新潟に在住で、コンビニでバイトしながら安アパートで暮らしている青年は、「今日はちょっと早く仕事終わったな」って家に帰って、ビール飲みながらテレビつけたらたまたま自分の好きなタレントが出てて「うわっ」とか言って喜んでる。そのときに、携帯に気になってた子からメールが来たりなんかして、ラッキーみたいなね。そういう偶有性と、金持ちが「今日シャンパンは何にしようか」とか言って、「もうドンペリも飽きちゃったから何とかにしようか」って言ってるのって、そんな変わんないんだって。分かります?説得力ないですか。脳科学的に言うと、その両者は変わんないんです。つまりドーパミンという物質が脳の中にはあるんですよ。そのドーパミンっていう物質は、偶有性、どうなるか分かんない、それに反応して出るんです。一番喜びを感じたときに、人は自然に笑うわけです。にっこりと笑うわけです。その偶有性というのは、ほんとにどんな人生でも平等にあるんです。(茂木)(p.54) 向上するということは大事ですよ。向上するということは大事ですけれども、そこの中にある偶有性、どうなるか分からないということの喜び、これを楽しめるという覚悟があれば、もうこれでいいんです。 実は、その偶有性という覚悟を支えるのに、非常に大事なものが一つあります。それは何かというと「安全基地」というものなんです。子どもっていうのはね、なんでもチャレンジするんですよ。偶有性を楽しむんですよ。子どもっていうのは自然に笑うんです。ところが、それをやるためには親が安全基地を提供しなくちゃいけない。過干渉とか過保護は駄目、自由放任も駄目。安全基地って何かというと、子どもが自由に何かをやる。困ったときに助けてあげる。なんかアドバイスを求めてたらちゃんと向き合ってあげる。ただ愛するというね、これが何よりも子どもにとって安全基地になるんですよ。そしたら人は覚悟をもって、人生という偶有性を楽しむことができるんですよね。(茂木)(p.61) 捨てる勇気だと思うんですよ。結局物質的価値観。例えば今日、自分の家がなくなったらどうするかとか、それは心配性という言葉になるかもしれないけど、そうじゃなくて、なくなったらどんな世界が自分にあるだろうか。いつも私の中にあるのはそうなんです。この日本を捨てたらどういうふうな人生になるだろうかとか常に思う。そうするともう無限に道があるんですよ。(江原)(p.90)
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
偶有性幸福論。
新刊情報をお知らせします。
江原啓之
茂木健一郎
フォロー機能について
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
強運脳
頭は「本の読み方」で磨かれる 見えてくるものが変わる70冊
いつもパフォーマンスが高い人の 脳を自在に操る習慣
最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング
結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方
最高の結果を引き出す質問力 その問い方が、脳を変える! 試し読み増量版
試し読み
「すぐやる」語録 特別編集版
IQも才能もぶっとばせ!やり抜く脳の鍛え方
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲人生何が起こるか分かんない。 偶有性幸福論。 ページトップヘ