愚か者死すべし

愚か者死すべし

902円 (税込)

4pt

※こちらの作品は、Android端末と、他のOS端末の間でしおり同期ができません。

大晦日の朝、私立探偵・沢崎のもとを見知らぬ若い女、伊吹啓子が訪れた。銀行強盗を自首した父の無実を証明してほしいという。彼女を父親が拘留されている新宿署に送り届けた沢崎は、狙撃事件に遭遇してしまう。二発の銃声が轟き、一発は護送されていた啓子の父親に、もう一発は彼を庇おうとした刑事に命中した! 9年もの歳月をかけて完成した、新・沢崎シリーズ第一弾。巻末に書き下ろし掌篇「帰ってきた男」を収録。

...続きを読む

愚か者死すべし のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月26日

    読み始めて以前に読んだ事が有るのを思い出した。
    幸い読んだと言う記憶は有るが結末やストーリーは、殆ど覚えていなかった。
    原りょうの小説を最初に読んだのも、この「愚か者死すべし」だった。この小説で原りょうを知り、他の作品も読み始めた。
    読んだのは何年も前で、その時に読んだ本は無くしてしまい、読んだ事も...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月24日

    【大金を懐に入れるというのは、そういうことだ】(文中より引用)

    ハードボイルド探偵・沢崎シリーズの長編第4弾。自首した父の冤罪を晴らしてほしいという依頼人と警察署に向かったところ、沢崎は思いも寄らない銃撃事件に出くわしてしまう。狙撃者を追う沢崎であったが、彼が直面したのは、幾重にも折り重なった思惑...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年11月30日

    主人公の探偵も依頼者も警官も犯罪者もヤクザも胡散臭いやつもみんなお喋りだ。本当によく喋る。何だあこれはと思っているうちに、そのお喋りがだんだんと快感になってくる。この長ったらしい会話が原尞の真骨頂なのだと合点した。ストーリーもよく練られているし、最後の二転三転もいつもどおりで楽しめる。文庫本の付けた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月18日

    沢崎探偵シリーズ第五作。

    いよいよ携帯電話が登場した。
    作中にもあるように探偵に必須な携帯電話だが、
    探偵沢崎には似合わない気がして、
    時代が進むにつれどうするのだろうかと心配だった。
    相変わらず伝言サービスを使っていて、
    なんだかほっとした。

    渡辺探偵事務所の渡辺に相談しに来た若い女性。
    依頼...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月11日

    相変わらずの沢崎のハードボイルドっぷり。
    会話や行動が、とにかくハードボイルドです。
    言い回しも洒落ています。
    とにかくタフです。
    銀行強盗の身代わりに自首した男を救うため受けた依頼ですが、同時進行でいろいろな事件が起こってきます。
    ストーリーが進むにつれ、意外な事実が浮かび上がってきます。
    練り上...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月08日

    大晦日からの数日の出来事を描いた、沢崎さんという探偵が主人公のハードボイルドミステリー。いくつもの犯罪が交錯する中、真相に迫っていく。
    この『愚か者死すべし』は前作から9年の歳月がたって発表されている。2004年11月に発売されている。長い間ファンは待ち続けないといけない。
    でも、待ったかいがあった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月25日

    原 尞最新作(笑)
    ここに出てくる探偵も、警察、ヤクザも決してきれいな人たちではないのだけどお互いをどこかで信じずにでもどこかで認め合っていて、
    そのこそばいゆいようなやり取りが気に入っている。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月19日

    この人のシリーズはぶっちゃけ好きなんだろうな。何しろ最初の導入部ときたら。つかみはオッケーというやつではなかろうか。
    とはいえ、中盤の話が少々難しすぎるというか、なんか文字数に比して展開が派手すぎて付いていけないのである。というより、この三日男爵の話があまりにアホらしいというか、いやこのお祖父ちゃん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月11日

    沢崎のシリーズに携帯とペットボトルが出てくるとは、時代を感じる。煙草は相変わらずのようだが、今後どうするのだろう?

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月30日

    練りに練られたプロット、粋なセリフ。読み始めたらとまらない圧倒的書物。もっと色々読んでみたい筆者なのだが、これが寡作の方なんでまったくこの不満をどこにぶつけたらいいのか。10年以上間が空いているがまったく力量が衰えず増している。

    0

愚か者死すべし の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

愚か者死すべし の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハヤカワ文庫JA の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

原リョウ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す