無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2021年04月29日
行方不明になったルポライターの調査に乗り出した私立探偵沢崎。事件はかつての都知事狙撃事件へと繋がっていく。歯切れのいい文章、洒落た会話、手に汗握るプロット。アメリカの本格ハードボイルドの翻訳を読むような、日本のハードボイルドではかなり質が高い正統派のデビュー作だ。これで十分なのだが、今後本家を超える...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月17日
さすがに原尞、処女作から読み応えあり。推敲を重ねただけあって文章は練れていて、いかにもハードボイルドという味わいが漂う。古い本なので、今となってはユーモアのセンスは古めかしいかなとは思う。でも、それでいい。主人公の探偵の沢崎、錦織警部、ヤクザの橋爪という常連になる登場人物の造形も実にいい。事件自体も...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月23日
ネットで見かけて。
とくにハードボイルドが好きな訳ではないと思う。
暴力にも、カーチェイスにも、銃撃戦にも、ましてや美女にも
興味はない。
ただそれらを含んでいても含んでいなくても、
心魅かれるものがあるとすれば、
それは、多分、男の「強がり」なのだと思う。
「美学」とも「やせがまん」とか、
呼...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月25日
【密霧の先に】私立探偵として生計を立てる沢崎は、消えたルポライターの捜索依頼を受ける。佐伯と名乗るその男は、妻との離婚を目前に控えて忽然と姿を消してしまったのだが、沢崎は彼がある特ダネを追っていたことを知り......。著者は、本作で山本周五郎賞を受賞している原尞。
緻密なミステリーラインが魅力的...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月06日
沢崎シリーズ1作目。再読。
犯人が分かった上で、真相がはずれるほど意外なプロット。
本格ハードボイルドという最高のブレンド。
探偵沢崎だけでなく、登場人物に血が通っている。時には冷たく銃口を向け、時には熱く煮えたぎり殴りかかる。確かに彼らは生きている
クールでタフガイ。社会に飽き飽き。煙草を愛する。...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月18日
「そして夜は甦る」。原りょうさん。1988年のデビュー作。ハヤカワ文庫。
原りょうさんの、「探偵沢崎シリーズ」の第1作です。
「探偵沢崎シリーズ」というのは、
●主人公が「私立探偵・沢崎」(下の名前は誰も知らない。そういう意味では「新宿鮫」もそうですが)。
●全て、沢崎の一人称。という意味も...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。