都市と星(新訳版)

都市と星(新訳版)

770円 (税込)

3pt

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遙か未来、銀河帝国の崩壊によって地球に帰還することを余儀なくされた人類は、誕生・死さえも完全管理する驚異の都市ダイアスパーを建造、安住の地と定めた。住民は都市の外に出ることを極度に恐れていたが、ただひとりアルヴィンだけは、未知の世界への憧れを抱きつづけていた。そして、ついに彼が都市の外へ、真実を求める扉を開いたとき、世界は……。

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都市と星(新訳版) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年10月18日

    20年くらい前に読んだ、同作者の「幼年期の終わり」は衝撃だった。とても面白かった。本作品は前から読んでみようとは思っていたが、なかなか手が伸びなかった(本屋さんに行った時に、毎回そのことを忘れていただけですけど)。
    本作品も面白かった。またそのうち読みたい。

    1

    Posted by ブクログ 2012年03月30日

    すべての人間がメモリーバンクに登録され、
    青年の体で生み出されて長い長い人生を生き、メモリーバンクに還っていく。
    外界から隔絶されたそんな都市で、アルヴィンはただ1人異質な存在だった。

    という導入で始まるお話。
    最初は自分のことしか考える余裕のないアルヴィンが、冒険を進めるにつれ成長していくのが素...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2024年04月06日

    成熟した文明、安定を得た歴史の終わり。人類はその先に何を見るのか。どれだけ文明や社会が進化しようともそこにあるのは、飽き足らずに新しい世界を求め続ける子どもの様な好奇心が人間の人間たりうる条件であった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月16日

    銀河宇宙に進出した人類はその後滅びの道をたどり、地球にただひとつ自己完結型のユートピア都市を建設してその殻に閉じこもった。十億年の停滞を経た後、未知への探究心をおさえられない一人の若者が、ついに外の世界への扉を開く。
    冒頭からVRゲーム?が出てきて面食らった。唯一都市の設定が面白く、人間のデジタル化...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月16日

    NHKの100分de名著で取り上げられるということで、積読を消化したのですが、予想以上の面白さにビックリしました。古典SFって思索的なイメージが強かったのですが、この作品はそのイメージにプラスして、冒険小説のようなワクワク感があるのです。

    物語の舞台となるのはダイアスパーという都市。そこでは人間の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年05月22日

    すごく俺好みの本。物語性がかなり強い。ディストピアな感じなんだけど、言葉に潤いがあって、柔らかい。同じクラークだけあって、幼年期の終わりに雰囲気は似ている。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月27日

    不死と引き換えに生殖を捨てた人類、メモリーバンク、ヴァーチャル世界、都市を管理する全能の中央コンピュータ…「SFあるある」の設定が詰まっているが、これが1950年代に出版されたことを思うと改めてクラークの偉大さを実感する。個人的には、肉体を持たない宇宙知性、ヴァナモンドの強烈な存在感が印象的だった。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月26日

    遙か先の未来、人間から死が失われた何千年もの生を何回も享受することができるダイアスパーと、テレパシーを発達させ自然と共に生きるリス。アルヴィンがダイアスパーから出て、リスを訪れ、さらに宇宙にまで飛び出る物語で、後半に差し掛かったあたりからはぐんと面白くなった。アルヴィンは久しぶりに誕生した子供という...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月13日

    文庫本で500ページ程度と、とても長い訳ではないが内容ら非常に濃い。主人公と小説の世界観を一緒に旅したような、感覚となった。

    生きる意味、理想の追求の果てに何があるか、という哲学的な問いも考えさせられる一冊。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月18日

    地球のはるかな未来の姿、人類の行く末を哲学的な啓示で見せてくれる。SF的手法で思いもつかない未来の都市や人類を垣間見るだいご味を味わえる。今の感覚からいえば自然的には荒廃の極みの地球と、停滞した人類の中から、アルヴィンという未知への探求心に満ちた少年を主人公に、やはり前向きに進もう、という方向でしめ...続きを読む

    0

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