海峡の南

海峡の南

576円 (税込)

2pt

3.3

祖父の危篤の報せを受け、僕は海をわたり北へと向かった。辿りついたのは父が捨てた町・紋別。そこで伯父から失踪した父を探すように言われた僕は、記憶をたどるうち「北海道とナイチ(内地)」で父が見せた全く別の面を強く意識しだす。海峡を越えて何を得、何を失ったのか、居場所はあったのか。それは30を過ぎても足場の定まらない自身への問いかけへと重なってゆき……。関西に生まれ育ったナイチ2世の僕が、家族と自らの存在に向き合う傑作長篇。

...続きを読む

海峡の南 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年10月17日

    洋は、おじいさんのお見舞いに紋別へ渡ります。
    父親不在のまま、彼の生まれ故郷に辿りつきその影を追っていきます。

    そんな洋に付き添ってきた、はとこの歩美。
    恋人というわけではないのですが、洋にいい感じで寄り添っています。

    父と息子の関係って面白いですね。
    ちょっと回りくどさを感じますが、微妙な距離...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年09月30日

    伊藤たかみの文庫新刊。文庫が出ていると読む作家となったが、今回の作品はまだ消化できていない。後ほどレビューを書きます。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年08月24日

    「海峡の南」というタイトルを見た時、私は北海道なら津軽海峡だろう、その南となると本州・青森であると思った。しかしあらすじには北海道紋別とあるから、まさか宗谷海峡…!?この話はまさか、樺太から撤退した話とか??と想像が膨らんでしまった。ちなみに全く関係がない。
    閑話休題。
    さて、この作品は正直起承転結...続きを読む

    0

海峡の南 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

伊藤たかみ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す