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Posted by ブクログ
今さらという気もしますが、実は読んだことがないという人も多いはず。ということでアルセーヌ・ルパンのデビュー本を読みました。
いきなり、逮捕されてしまうという意表を突いた登場のルパン。細かいトリックというよりは、心理トリックで獲物に近づくルパン。冒険も活劇もありだけど、一方でアイデンティティの喪失や恋に悩む一面も。短編それぞれに趣があってあっという間に読み終わっちゃいました。
それにしても、いきなりデビュー作品でシャーロック・ホームズと対戦させるとわね。ところで、このシャーロック・ホームズ、原作ではエルロック・ショルメとなっていることを初めて知りました!コナン・ドイルの抗議があったらしいよ。そこでSを移動させたんだって。
原書名:ARSÈNE LUPIN GENTLEMAN CAMBRIOLEUR
アルセーヌ・ルパンの逮捕
獄中のアルセーヌ・ルパン
謎の旅行者
王妃の首飾り
ハートの7
アンペール夫人の金庫
黒真珠
遅かりしシャーロック・ホームズ
著者:モーリス・ルブラン(Leblanc, Maurice, 1864-1941、フランス、作家)
訳者:平岡敦(1955-、千葉県、翻訳家)
Posted by ブクログ
大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った。「貴船にルパンあり。一等船客、金髪、偽名はR・・・」あの怪盗紳士がこの船に!いったい誰がルパンなのか?船客たちは恐怖と興奮に沸きたつが――。世界に知らぬ者なきヒーローが誕生した記念すべき「アルセーヌ・ルパンの逮捕」など、傑作九篇を収録。ルパンの前にルパンなく、ルパンの後にルパンなし。変幻自在、神出鬼没、快刀乱麻の怪盗の活躍を、最新訳で贈る第一弾。
小学生の頃に南洋一郎氏版で全巻親しんだルパンの新訳ということで、ずっと読みたかったのですが、品切れになって手元に置けなかったのがようやく再版にこぎつけたようでとても嬉しいです。多分最新作の影響でしょうが、早川書房はよくやった!
短編集って基本的に物足りない気がしてしまうのですが、ルパンはやっぱり面白かった。読んだのが昔だから話はほとんど忘れてるんですが、犯人やトリックが明かされるまでのわくわく感は健在で、大人でも楽しめる作品だと思います。訳も自然で読みやすい。「アルセーヌ・ルパンの逮捕」はやっぱりシリーズの原点なので思い入れも強いですが、「ハートの7」も面白かった。「黒真珠」は怪盗というより探偵みたいになってたけど、ルパンが頭いいのはよく分かります。子供時代の話もちょっと出てきて、確か乳母が出てくる話あったなと思い出した。これからまたシリーズ全巻読破を目指します。
読みやすい
子供のころに南洋一郎氏のルパンシリーズを読んだことがあり、もう一度その世界を大人向けの訳で味わいたいと思って選びました。
期待通り、難しくもなく、やさし過ぎもしない文体で満足してます。
Posted by ブクログ
アルセーヌ・ルパンシリーズの新訳版。
新訳ということで古臭い表現もなく、読みやすい感じでした。再読だったので改めてルパンってミステリーの古典なんだな、と感じました。
好きなのは『王妃の首飾り』不可思議な状況で盗まれた首飾りの謎をめぐる話。ルパンが正体を現してからのルパンの迫力が鬼気迫るものがあって印象的です。
『ハートの7』はわたし(モーリス・ルブラン)とアルセーヌ・ルパンの出会いの話です。
ルブランの家に侵入しながら、何も盗らなかった強盗の謎が思わぬ展開につながっていき面白かったです。また作者自身が作品の中に出てくるということも、この話を初めて読んだ小学生の時には新鮮で、その意味でも個人的に思い入れの強い作品です。
『アンベール夫人の金庫』はルパンの怪盗としての初仕事が描かれます。ラストのルパンとルブランとの会話は笑えます。
『遅かりしシャーロック・ホームズ』はルパンとホームズの出会いももちろん印象的ですが、ルパンが愛する人のために怪盗として苦悩する様子もいいです。
やっぱりルパンはかっこいい!
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