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「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷……煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!? ……女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕!!
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Posted by ブクログ
単行本のほうを読みました。実際に存在していた"からゆきさん"たちに通じるお話でした。 心苦しい気持ちになるところもありますが、苦界に生きる女たちの強さを伝えてくれます。
長らく積んであった本ですが、 それを後悔してしまうほどに面白かったです!! 舞台は、日露戦争後の満州ハルビンが舞台。 「大陸一の売れっ子女郎になる」という夢を抱いて この土地にやってきた少女フミ。 そして女郎を忌み嫌いながらも売られてしまった親友のタエ。 フミとタエの固い友情、そして彼女達の芯の...続きを読む強さ… 思わず応援したくなっちゃうんですよね~>< 「酔芙蓉」の女郎達は皆、美しく逞しくて、 女性とはこんなにも強いものなのかと悲しくなってしまう程。 フミが幼い頃に出会った、危険な香りのする男・山村や、 華族出身の青年実業家・黒谷との関係もドキドキさせられます。 女郎屋が中心となるだけに、なかなか悲惨な描写もありますが、 フミの明るさ、打たれ強さに救われる感じですね。 続編を読むのが楽しみ!!
7月1日~10日 「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実...続きを読む業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕
哈爾濱の女郎屋にやってきた少女フミの物語。 明治期の哈爾濱は日本人、支那人、ロシア人が入り混じる国際都市。人も街も描かれ方がひたすら熱く、ぐいぐいと引っ張られるように一気読みしてしまった。 女郎屋が舞台だけに過酷で辛い場面もあるけれど、それを補って余りあるフミの強さに痺れた。 大河小説という名にふさ...続きを読むわしい、壮大で強い女の物語。お勧めです。
女郎になることを選んで生きて行かざるを得ない女性というのはたくさんいたかもしれない。でも、女郎になることを選びとって生きて行くのは日本では珍しい事なのかな…と、私は思った。二人の少女が船に乗り大陸へ渡って見も知らない地で女郎になる。主人公には其処に恐怖や不安といった負の感情が一切ない。ただ、何時か自...続きを読む分が女郎として生き延びていく未来を見つめている。そして、そこで生き抜こうと思っている。なんだか、それだけで本来暗くなってジメジメしても良いような女の性が、カラリと晴れた子供の夢に変わるのではないかと感じた。最後まで読みとおして、恋に苦しんだり、姉女郎を無くしたり、芸妓として生きて行くことになったりと多くの困難に主人公はぶつかるのであるが…私はその解決方法であったり、真っ向から闘ってやろうと心意気に、正直大人の女は感じない。子供だ。真っすぐにぶつかることを許された子供。でも、それがこの本を爽快に見せ、なおかつ引き込むのだろうと思う。暗く書かれていたのならば、もっと現実的に書かれていたのならば、この本はもっと違う終わりを選んだと思うし、ある意味ではもっと深い話になったのかもしれない。だけど、これはあの時代を知らない人間が書いた他愛もない話なのだ。エンターティメントとしては凄く面白いし、読みやすい。ただ…第一章の終了は、思わず「此処で終わるのか!」と少々の突っ込みをいれたくなってしまった。良くも悪くも少女小説である。
日本から大陸に渡った少女の成長物語。 彼女たちは生きていくために、自分自身を商売道具としている。 フミとタエ。まったく違うタイプの2人が支え合って、時に嫉妬し合い、強く成長する姿には力をもらった。 フミの芸妓らしからぬ強い物言いはスカッとする。
芸妓とか遊郭とか聞いたことはあっても、実際その中がどうなってるのか知らなかったから女郎たちのあまりの人権のなさにびっくり。 続きも読みたい。
面白かった! 最近何かとこの時代の朝鮮に触れることが多い気がする 歴史の勉強にもなるなぁ 髪型とかいちいち調べたりして… このおフミが千里をかけるお話。これから先どんなことが彼女をまっているのだろう。 続きが楽しみ
二十世紀初頭のハルビンにある遊郭を舞台にしたお話 一巻部分は上製版からの再読 改めて読むと『帝冠の恋』を思い出させる急展開 必要なところは十分に描かれているのではあるが 一切脇に逸れなさすぎで恐ろしい 出来過ぎ感をもちろん感じるが 強引に力技でねじ伏せる 『アンゲルゼ』はゆっくり過ぎたのかいや違うな...続きを読む これでも成り立っているのが奇形的 内容には関係ないが解説が酷く本としての価値を大いに損ねている
面白かったです。 二人の幼い少女の人生のクロスがよかったです。 てか、続きあるのねー! 2018.6.18
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