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Posted by ブクログ 2023年11月17日
小説家を目指して、安定した優良企業を退職した男。1年を過ぎても、成果は見られない。
そんな時、河川敷の散歩の途中で、助けを求める少女に出会う。しかし、少女を助けることはできず、殺されてしまう。
都市伝説的「虫とりのうた」連続殺人の始まりだった。男は、この童謡らしき歌に従って、起こるらしい殺人事件に巻...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月26日
好きな作家の一人なので読んでみる。横溝正史風の、ホラーとミステリーをミックスした作風は、読み始めると止まらなくなる魅力がある。
「赤い蟷螂」や「幼虫旅館」と同じく赤井雅彦が主人公で、時世は「虫とりのうた」が一番新しい。「幼虫旅館」の最初の方で、真樹男に関する不気味な描写が出てくるが、ここにつながっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月27日
都市伝説にホラーとミステリーを融合させたような童話。横溝正史のホラーを真似て主体としつつも、そこから一線を逸したような新感覚。読み進めるうちに得体の知らないものに畏怖しつつも、どうしてもその続きが気になって仕方なくとうとう最後まで読んでしまったようだ。そして獰猛な暗闇に怯え、その忍び寄る影の衝撃に既...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月13日
「虫とりの歌」という童謡の幻の5番を知ったら殺される、でも「かしでえんまなおえましん」という呪文があれば大丈夫。という都市伝説と、「虫とりの歌」になぞらえて殺されていく人々。
怖い!でも都市伝説も見立て殺人ものも好きだから面白かったです。
そしてカバーの折り返しには「この小説には作中で解明されていな...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月29日
メフィスト賞。ミステリ3割ホラー7割、という印象です。都市伝説、不気味な唄、いわくありげな一族、と道具立ては充分。スリルたっぷりでぐいぐい惹きこまれました。ラストに向けてのホラー的展開も、盛り上がりたっぷり。恐怖の余韻も残って大満足です。
唄の不気味さもさながら、「かしでえんまなおえましん」という呪...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月28日
『シンクロニシティとは「意味のある偶然の一致」のことで、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが1920年ごろから本格的に研究を始めた。
生きていれば、さまざまな出来事に遭遇する。それらのほとんどは、なんらかの原因があっての結果で、因果関係がはっきりしている。
ところがときとして、まったく無関...続きを読む
Posted by 読むコレ 2013年02月21日
メフィスト賞受賞作品。ホラーとミステリが
バランスよく配分されていると思います。
良くも悪くも新しさはないけれど、
安定感のある読みやすい作品。
「虫とりのうた」の歌詞にそって
主人公の周辺で事件が起こり、その歌詞にある呪文に
隠された謎と事件を追って行くのだが...
と、ストーリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月16日
歌の通りに人が死ぬ「虫とりのうた」にまつわる都市伝説ホラー。
…のはずなんだけど、思ったより「虫とりのうた」が人々に定着してない(笑)
むしろ中盤よりラストの時の方が噂が蔓延しているという。
サクサク読めて面白かったんですけど、都市伝説が社会に大きく広まってるとこを読みたくて開いたので「むし...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月23日
都市伝説をモチーフにしたホラー
怖いかも・・・と思ってたらオカルトと分かり怖さ急降下
著者いわく「解明されていない秘密が隠されている」とのこと
どれのこと!
息子にパパと呼ばれて、お父さんと呼びなさいとしつこく言うこと?フッ
あれもこれも投げっぱなしって感じ
童謡とか呪いとか正統派(?)和風ホラ...続きを読む
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