夏を喪くす

夏を喪くす

726円 (税込)

3pt

範子―偶然目にした詩が、自分たちを捨てた父親の記憶を呼び起こす。陽菜子―意識不明の夫の口座に毎月お金を振りこみ続けていた人物と対面。咲子―不倫と新たな恋。病気を告知され自分の願いがわかる。麻理子―行方不明の親友と暮らしていたNYのアパートを、7年ぶりに訪れて。―その瞬間、4人の女性は何を決意したのか? 『楽園のカンヴァス』で2012年文芸界の話題をさらった新星が揺れ動く女性たちの心情を描いた傑作。

...続きを読む

夏を喪くす のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月07日

    マルタ島旅行中に読んだ。ひとり海外旅にぴったりの本だった。バリバリ働いて、お金、パートナー等手にした女性がふと岐路に立って人生を振り返る。短編ほどではない中篇がいいなーと思った。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月16日

    2023.8

    9月に読み終えたのだけど、感想を書くのを忘れていた。泣いてしまうので途中まで読んでから暫くの間眠らせていたけど、夏が終わるまでに読み終えたかったので良かった。今の年齢に合う本だった。泣きながら読んだ。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月07日

    全ての話が最後にどんでん返し。意外な結末と行く末を想像させられる終わり方が良かった。
    女性が主人公だからこそ、共感できるわがままな心があり読みやすかった。

    4つの話の中では天国の蠅が一番好きでした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月15日

    大人の女性のお話。心を揺さぶられる。
    私だったらどうするだろう。

    夫になにかあったら。私になにかあったら。、

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月20日

    どれも結構重めでシビアな作品。夏を喪くすとは人生の夏を謳歌してきた主人公が人生の秋を迎える決意を表しているように思えるという解説を読んですごくしっくりきた。特製カバーが可愛くて買ったけど当たりだった

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月17日

    いや、まいった。短編集で、こんなに心を揺さぶられるなんて。初めてだ。自分でびっくりしてる。

    「天国の蝿」、「ごめん」、「夏を喪くす」、「最後の晩餐」の四編が収録されています。

    「天国の蝿」
    北陸の地で、夫と娘の3人で暮らす岡崎範子。娘の投稿した詩が載ったという雑誌を見ていたら、「天国の蝿」という...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月20日

    毎話すごい、ちゃんと痺れる。マハさんを忘れそうになるけど舞台となってる土地とかアートとか、やっぱりマハさんだった。タイトル通り夏っぽい物語かと思って夏まで温めていたけどその必要はなかった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月05日

    これって 原田マハさん2008年作 「ごめん」の文庫本版ですね。
    今から15年位前だけど 古さを全然感じない。

    今の原田マハさんとは ずいぶん違う感じがして 逆に新鮮でした。
    どの短編も 読み応えありました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月01日

    何かを乗り越えたその先の人生の話。大抵のことは何とかなるし、大抵のことが普通になる。大変なことをわざわざ大変って思わないように。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月27日

    これまでの原田マハさんとテイストが違って驚いた。不倫やだらしない親など出て大人なかんじ。私はこちらのほうのテイスト好きだな

    0

夏を喪くす の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

原田マハ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す