意識とはなにか ――〈私〉を生成する脳

意識とはなにか ――〈私〉を生成する脳

715円 (税込)

3pt

太陽の輝き、朝のコーヒーの香り、小鳥のさえずり……私たちの意識は鮮やかな質感(クオリア)に満ち満ちている。物質である脳が、心の中に、そうしたユニークな感覚を生み出すのはなぜか? そして、すべてを感じる存在としての<私>とは何者なのか? 人類に残されたこの究極の謎を解きほぐす鍵は、他者との関係性の中でダイナミックに変化する脳の働きにある。気鋭の学者が、脳科学、認知科学、哲学の領域を横断する新しいアプローチにより難問に新境地を展開した画期的論考!

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意識とはなにか ――〈私〉を生成する脳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間はしょせんDNAから生成されているのでプログラミングで突き詰めていけば、人工知能は再現できるのではないか?と考えていたが、この本で、そんなに単純なことではないということが学べ、めちゃくちゃ参考になった。でも、弟と議論すると、それじゃできない理由としては弱いのでは?と納得させられなかったのが非常に

    0
    2013年04月16日

    Posted by ブクログ

    茂木さんは、漠然としたぼんやりした問題を、わかりやすく、急がずゆっくり丁寧に具体的に、学問的な言葉ばかりでなく身近な日常の言葉で書いてくださるので、本当に毛穴からすいすい〜〜っという感じで、頭の中に向かってテレパシーで直接話しかけられているかのように、染み透る感じで理解できます。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    脳科学から哲学的な領域に入った茂木さんの意識論。やはりクオリアに関する記述も多く、理解しにくいきらいもあるが子供の「ふり」に関する考察や痛くて泣くという行為は母(他者)にみられることで意味を持ち、見られていなければ意味を持たないといったことから導かれる「自己という同一性とは他者との関係性によって生み

    0
    2011年02月06日

    Posted by ブクログ

    なぜ、脳という物質のふるまいに伴って、私達の意識が生まれるのか?
    「私」が「私」であることの不思議さ。
    誰しもが幼い頃から何となく抱いている、だけど何となくうやむやにしている、
    この本は、そんな疑問に分かりやすく応えてくれています。
    私が生きている間に「クオリア」がどのように生まれるか解明されるかな

    0
    2009年10月21日

    Posted by ブクログ

    <私>(意識)について、科学的に把握していくために必要な情報を入手できたように思う。意識についての問題意識を持つことができてよかった。系統的理解には程遠いので、今後研究していきたい。脳が意識を形成することで、・クオリアを認知できる、・クオリアの本質理解を試行できる、・クオリアの簡潔認知を実施する、・

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    最初のうちは、分かっていながらもなかなか言葉に出来ないことが、”クオリア”として表現されることで、スッキリした気分を味わえた。読み進むにつれて、同意反復が気になってくるというか、”クオリア”に関する解釈を、ひたすら言葉を変えて繰り返しているだけに思えて、だんだん辛くなってきました。もう少し厚みが欲し

    0
    2016年05月18日

    Posted by ブクログ

    異色の脳科学者である著者が、意識とは何かという問題を解決するための糸口を示そうとしています。

    著者は、チャルマーズにならって、「やさしい問題」と「むずかしい問題」を区別しています。本書での「やさしい問題」とは、クオリアなどの問題を、脳生理学であれ社会学であれ機能主義的な観点から説明することで解決で

    0
    2015年02月06日

    Posted by ブクログ

    クオリアの解説。感覚の説明を言葉で分かりやすく。
    <あるもの>が<あるもの>であること。なぞなぞのようだが、最も適した表現である。言葉とクオリア、言葉は共有できるが、クオリアは感覚であるので、共鳴か?共振か?
    感覚の揺らぎ=ファジーであること。
    「ふり」をする能力、感じでは振り、降り、
    ミラーニュー

    0
    2014年08月28日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    太陽の輝き、朝のコーヒーの香り、小鳥のさえずり…私たちの意識は鮮やかな質感(クオリア)に満ち満ちている。
    物質である脳が、心の中に、そうしたユニークな感覚を生み出すのはなぜか?
    そして、すべてを感じる存在としての「私」とは何ものなのか?
    人類に残されたこの究極の謎を解きほぐす鍵は、他者

    0
    2014年10月27日

    Posted by ブクログ

     平易に記述されている中で、尋常ならざる難しさが垣間見えます。したがって、本の内容はよくわかっても、その内容の本質はほとんどわからない。上辺だけをなぞったという感じでしょうか。そして上辺だけをなぞるのは、現時点では致し方がないのでしょう。
     『クオリア入門』よりは、読みやすかったですね。

    0
    2009年10月04日

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