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舞台は、めざましい成長を遂げる宗教団体〈人類協会〉の聖地、神倉。大学に姿を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。とかく噂の神倉へ、何故? 様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、4人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。紆余曲折を経て〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認できたものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。第8回本格ミステリ大賞に輝いた、江神シリーズ第4作。
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Posted by ブクログ
連休の締めは有栖川有栖さんで。
学生アリスを一気に読まずに取っておいてよかったと、読みながら何度も思った。
新興宗教施設という特殊なクローズドサークル。城の中では独自のルールが絶対で、何が起きても警察は呼ばない。外の世界の常識も通用しない。
入ってくる情報はすべて協会を通したもので、何を信じればいいのかわからない。
頼れるのは仲間だけ。
このシチュエーション最高!
そして事件だけじゃなくて、英都大学推理小説研究会(EMC)の5人も最高。
先輩と後輩、友達同士。くだらないことで盛り上がったり、青春の甘酸っぱさがあったり。
事件の緊張感とはまた別の楽しさがある。
妄想の中では自分もEMCの6人目。
みんなとワイワイこの城に閉じ込められているので、長くても全然気にならない。むしろこの5人と一緒ならどれだけ長くてもいい。
前作『双頭の悪魔』から15年を経て刊行されたとのこと。長い年月を経て学生アリスはますます面白くなってる。
火村シリーズも好きだけど、やっぱり学生アリスも楽しいなぁ。
下巻へ続く。
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