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温かく、刺激的で、ときには厳しく、ときにはユーモアが漂う孔子の言葉をすっきり読めるかたちで現代語訳。「学び続けることの中に人生がある」――二千五百年もの間、読み継がれ、多くの人々の「精神の基準」となった古典中の古典を紐解けば、いつでもどこでも生き生きとした精神に出会うことができる。
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Posted by ブクログ
■感想 現代解釈としてわかりやすく、孔子や周りの弟子がどういう人物なのか頭の中で想像できた。2500年経っても読み続けられていることはなにか意味があるし、一度読んでおくべき。 ■名言・実践 その人がどう行動するか、何をよりどころにしているか、何に満足するか、この3点がわかったらその人物の本質がは...続きを読むっきりする 君子は自分の主張をまず行動で主張し、その後に主張を言葉にするものだ。 先生の道は、心を尽くし、人を思いやる忠恕のまごころのみだ。 昔の人が軽々しく言葉を口にしなかったのは、自分の身の行いがそれに追いつけないのを恥じていたからだ。 君子は、軽々しいことを言わず、やるべきことはすばやくするようでありたい。 いろいろな徳は、バラバラに孤立してはいない。必ず隣り合わせで、一つを身につければ隣の徳もついてくる。 徳を身に付けていれば、口が上手い必要があるまい。 子路は、知るだけで満足するものとは違い、自ら実践するとこを重んじた。 人の価値は生まれで決まらない。当人の徳と才によるのだ。 先生は文、行、忠、信という4つのことを教えられた。 詩書礼楽を学ぶこと、学んたことを実践すること、人にまごころを持って接すること、嘘偽りのないことである。 知は十分であっても私欲のない仁で守り固めなければ、人の信頼を失う。知と仁は十分であっても、荘(威儀を正したどっしりした態度)で臨まなければ、人の尊敬は得られない。知仁荘が十分であっても、人の気持ちを動かすのに礼を持ってしなければ、善を尽くしたとは言えない。 寛 おおらかで寛容であれば人々の支持を得る 信 言行一致であれば人々から信用される 敏 行動が機敏であれば功績が上がる 公 公平であれば人々に喜ばれる 論語の核となる考え方は、学ぶことを中心として人生を作り上げていくこと ■不明 好人物、殉死、祭祀、弑する、末席、諌める、驥、高宗、謹厳、徒党、威儀、諸侯、叛く
私が30歳という節目を迎えたときにふと思い出した言葉が「森の30にして立つ」だった。そしてその言葉に妙に励まされた。 そうだ、論語を読んでみようと思い立ち、手に取った本。 これが2千年以上も前の人の言葉ということ、真理は変わらないんだなと思った。沢山の金言が散りばめられている。また。この論語は本当...続きを読むに読みやすい!その物語性や孔子を中心とした人間模様も楽しめる。 齋藤さんの後書きに書かれているが、感情移入されて書かれているため、とても親しみが持てる。 手元に置いておきたくなる、名著だ。
〇学んだこと 1.教育は人を選ばない 2.奇怪なことより平常を・力わざより徳を・乱よりも治を・鬼神よりも人を 3.人は厳しい局面になったときこそ真価が問われる
自分の中で人生の指針にしているのは【7つの習慣】だが、言わんとしていることは極めて近く、自分の人生の教科書にしたい良書。7つの習慣の言う【原則中心】と【仁・徳】というのはほぼ一致すると解釈している。他には【中庸】という考え方は独特で深いと感じた。
論語の原文ではどうなのかはわからないが、明らかに読みやすい良作だと思う。 論語、孔子に興味を持ったらこの本から入るのが良いんじゃないかな、たぶん。 とはいえ、内容を理解するのは難しい。 当たり前だけど。 これからも何回か読み返そうとは思うが、仁とは何かをきっちり理解はできないんだろうな。 理解するよ...続きを読むり、考え続けるのが大事ってゆうことかもね。 あと、孔子もたまにイラッとしたりするんだなと、人間くさいとこがわかったのは面白かった!(笑)
覚えるまで読み返し、 身につくまで実践し、 人にその良さが伝わるまで語りたい。 あくまで齋藤孝先生の解釈で訳されたものであるから、 他の訳書も読んだ上で、そして最後は原文で読めるようになるまで何度も学び直して、一生をかけて習得しようと初めて思った。 信、義、礼、孝、楽、恭その他の概念についても、詩...続きを読む経や書経を読んで学ぶことによって、 論語を本質的に理解したい。 旅のお供にこの本を選んで正解だった。
孔子と弟子のやりとりから学びを得る本。学び続けるこもの大切さや、口先だけではなく行動をして結果を残すことの重要さを思い知らされる。君子とはどんな人か、どうすれば君子になる事ができるかを自らに問い続けていきたい。
自己啓発本として、日々をより良くするための教えとして読んだ方が良さそう。(一日一文読むなど) 語弊を伴ってしまうが、他の自己啓発本は冗長に話を逸らしたりすることがあり、読みづらい。 だが本書はとても歯切れが良く何を伝えたいのかが明確に伝わってくる。 ただ、会話や、孔子の人物像や思想が列挙されているの...続きを読むで、少し疲れる部分があった。 孔子が素晴らしい人物ということは読んでいて感じた。弟子などが尊敬している理由も分かる。 模範的な、正しい人間と呼べるほどに徳があるというか、言葉を聞いていく度に、私の中の強張っていた感情が溶け出すような感じだった。 また、齋藤孝の現代語訳がとても分かりやすくて助かった。古典の独特な言い回しが苦手な私でもスラスラ読めた。()の中の説明も解釈を助ける。
わかりやすい分、さらに自分の言葉に落とし込んで理解を深めたくなる。書き込みたいので手元に置いておきたい。
古典の中の古典であり、この世のあらゆるハウツー本や「あるべき姿」の原点になっている本 2500年前から本質は何も変わっていないのだなぁと実感する。 この本には一部しか書き下し文が載っていないので、漢文を読むように畏まった準備は必要ないが、独特のリズムを感じるには少し足りないか。 人として目指すべき...続きを読む「仁」、「君子」とは何たるべきかを学び、自分の行いを振り返り、改めたくなる。自分の行いは徳を積む行為なのだろうか…と振り返ること、学び続けることを続けていきたいと思う。
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現代語訳 論語
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