【感想・ネタバレ】現代語訳 論語のレビュー

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Posted by ブクログ

■感想
現代解釈としてわかりやすく、孔子や周りの弟子がどういう人物なのか頭の中で想像できた。2500年経っても読み続けられていることはなにか意味があるし、一度読んでおくべき。


■名言・実践
その人がどう行動するか、何をよりどころにしているか、何に満足するか、この3点がわかったらその人物の本質がはっきりする

君子は自分の主張をまず行動で主張し、その後に主張を言葉にするものだ。

先生の道は、心を尽くし、人を思いやる忠恕のまごころのみだ。

昔の人が軽々しく言葉を口にしなかったのは、自分の身の行いがそれに追いつけないのを恥じていたからだ。

君子は、軽々しいことを言わず、やるべきことはすばやくするようでありたい。

いろいろな徳は、バラバラに孤立してはいない。必ず隣り合わせで、一つを身につければ隣の徳もついてくる。
徳を身に付けていれば、口が上手い必要があるまい。

子路は、知るだけで満足するものとは違い、自ら実践するとこを重んじた。

人の価値は生まれで決まらない。当人の徳と才によるのだ。

先生は文、行、忠、信という4つのことを教えられた。
詩書礼楽を学ぶこと、学んたことを実践すること、人にまごころを持って接すること、嘘偽りのないことである。

知は十分であっても私欲のない仁で守り固めなければ、人の信頼を失う。知と仁は十分であっても、荘(威儀を正したどっしりした態度)で臨まなければ、人の尊敬は得られない。知仁荘が十分であっても、人の気持ちを動かすのに礼を持ってしなければ、善を尽くしたとは言えない。

寛 おおらかで寛容であれば人々の支持を得る
信 言行一致であれば人々から信用される
敏 行動が機敏であれば功績が上がる
公 公平であれば人々に喜ばれる

論語の核となる考え方は、学ぶことを中心として人生を作り上げていくこと



■不明
好人物、殉死、祭祀、弑する、末席、諌める、驥、高宗、謹厳、徒党、威儀、諸侯、叛く

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2021年06月13日

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私が30歳という節目を迎えたときにふと思い出した言葉が「森の30にして立つ」だった。そしてその言葉に妙に励まされた。

そうだ、論語を読んでみようと思い立ち、手に取った本。
これが2千年以上も前の人の言葉ということ、真理は変わらないんだなと思った。沢山の金言が散りばめられている。また。この論語は本当に読みやすい!その物語性や孔子を中心とした人間模様も楽しめる。
齋藤さんの後書きに書かれているが、感情移入されて書かれているため、とても親しみが持てる。

手元に置いておきたくなる、名著だ。

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2020年09月05日

Posted by ブクログ

〇学んだこと
1.教育は人を選ばない
2.奇怪なことより平常を・力わざより徳を・乱よりも治を・鬼神よりも人を
3.人は厳しい局面になったときこそ真価が問われる

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2020年09月02日

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自分の中で人生の指針にしているのは【7つの習慣】だが、言わんとしていることは極めて近く、自分の人生の教科書にしたい良書。7つの習慣の言う【原則中心】と【仁・徳】というのはほぼ一致すると解釈している。他には【中庸】という考え方は独特で深いと感じた。

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2015年01月01日

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論語の原文ではどうなのかはわからないが、明らかに読みやすい良作だと思う。
論語、孔子に興味を持ったらこの本から入るのが良いんじゃないかな、たぶん。
とはいえ、内容を理解するのは難しい。
当たり前だけど。
これからも何回か読み返そうとは思うが、仁とは何かをきっちり理解はできないんだろうな。
理解するより、考え続けるのが大事ってゆうことかもね。
あと、孔子もたまにイラッとしたりするんだなと、人間くさいとこがわかったのは面白かった!(笑)

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2014年02月08日

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覚えるまで読み返し、
身につくまで実践し、
人にその良さが伝わるまで語りたい。

あくまで齋藤孝先生の解釈で訳されたものであるから、
他の訳書も読んだ上で、そして最後は原文で読めるようになるまで何度も学び直して、一生をかけて習得しようと初めて思った。
信、義、礼、孝、楽、恭その他の概念についても、詩経や書経を読んで学ぶことによって、
論語を本質的に理解したい。

旅のお供にこの本を選んで正解だった。

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2013年03月18日

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自己啓発本として、日々をより良くするための教えとして読んだ方が良さそう。(一日一文読むなど)
語弊を伴ってしまうが、他の自己啓発本は冗長に話を逸らしたりすることがあり、読みづらい。
だが本書はとても歯切れが良く何を伝えたいのかが明確に伝わってくる。
ただ、会話や、孔子の人物像や思想が列挙されているので、少し疲れる部分があった。

孔子が素晴らしい人物ということは読んでいて感じた。弟子などが尊敬している理由も分かる。
模範的な、正しい人間と呼べるほどに徳があるというか、言葉を聞いていく度に、私の中の強張っていた感情が溶け出すような感じだった。

また、齋藤孝の現代語訳がとても分かりやすくて助かった。古典の独特な言い回しが苦手な私でもスラスラ読めた。()の中の説明も解釈を助ける。

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2024年02月17日

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わかりやすい分、さらに自分の言葉に落とし込んで理解を深めたくなる。書き込みたいので手元に置いておきたい。

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2022年08月12日

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古典の中の古典であり、この世のあらゆるハウツー本や「あるべき姿」の原点になっている本
2500年前から本質は何も変わっていないのだなぁと実感する。
この本には一部しか書き下し文が載っていないので、漢文を読むように畏まった準備は必要ないが、独特のリズムを感じるには少し足りないか。

人として目指すべき「仁」、「君子」とは何たるべきかを学び、自分の行いを振り返り、改めたくなる。自分の行いは徳を積む行為なのだろうか…と振り返ること、学び続けることを続けていきたいと思う。

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2022年01月10日

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孔子の言葉を集めた「論語」を斎藤先生が現代語訳(意訳含む)した1冊。2000年以上も前の言葉が今もなお生き続けており、いつの時代も本質的なことは変わらないと気づかせてくれる。

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2021年11月13日

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現代語訳がとてもわかりやすい。
論語ってよく聞くけどどんな内容なんだろう。と知りたい人にはぴったりの一冊かな。

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2021年06月08日

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とても読みやすかった。
やはり人間、学び続けることが大事なのだと改めて思った。学び続けることで、人にも優しくなれると思う。

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2020年09月03日

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2019年05月18日

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職場有志による「生き方を考える読書会」の課題本として購入した。
「「訳文」だけを独立したものとして読み通すだけで孔子の言いたいことがくっきりと伝わる(p8)」ことがコンセプトだけに大変わかりやすい一方で、漢文で学んだ音読の響きは味わえない。
約2,500年前の「古典中の古典」は人生の様々な場面で響く箇所が異なってくる。定期的に読みかえしてみたい。

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2014年11月23日

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 リーダーとはどうあるべきか。ぼくはリーダーになりたいと思っていて、リーダーとして人を率いていくためには何が必要だろうか。一番は立派な人格。言い換えれば人徳。

 人徳があるためにはどうしたら良いだろうか。勉強するしかない。だから『論語」を学ぼうと思った。千何百年もの歴史と何百億人の眼というフィルターを経てそれでもなお残ってきた『論語』はそれほど有意義な経典だろうと思っている。

 論語で先生と呼ばれているのは孔子で、意外と子供っぽいところもあって、人間味が感じられるのが面白い。特に、「先生はこう怒っていた」と記されているところがカワイイ。

 言ってみれば、全知全能のような崇め方をされている孔子でも怒りもすればおだてられもするカワイイ人間だものってわかる。それを知った上で人としてどうあるべきかとといているところがまた、共感できる。

 基礎学力のないぼくが原文を読んだところでどれだけ理解できるか謎だったので、手っ取り早く全体を理解できる論語の教科書が欲しかった。大人の斉藤先生なら自慢とか格好つけとかなしですうっと頭に入ってくる論語を教えてくれるのではないかと思って選んだ。

 正解だ。みんなも読むがよい。斉藤先生の論語講座の始まりだ。

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2014年04月22日

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論語入門書

読みやすさ、理解しやすさを優先して書かれているので漢文の知識がなくてもスラスラと読める

この本を導入にして、原文に近い物も読んでみたい

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2014年03月11日

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はじめて論語を読んだ。孔子が想像と違いこの本ではとても人間くさい雰囲気で逆に惹かれた。やはり深い。一回では到底理解には届かないが、一つ一つの話は今まで知っていたものの元ネタを知ったみたいにニヤリとできたり、新たな知識もグサリとくるものがあった。もっと深く論語を学びたいという気持ちになった。

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2014年02月13日

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論語を現代的な言葉で翻訳。慣用句になっているような有名な節は、原文を載せるなどの配慮が嬉しい。

孔子の哲学の数々を、弟子達や諸候達と繰り広げられる会話の中から掬い上げるようにして紹介する言わずと知れた思想書。
君子や為政者のような、(当時の民衆と対比する意味での)立派な人間にとっての教訓が多い内容だが、人権の在り方が変わり、全ての人間が君子たるべき現代においては、あらゆる立場の人にとって学ぶべきものがある。
経済活動を中心とした世界構成に限界が近づきつつあり、次世代に希望を繋げるための次なる価値観を身につけなければならない今日においては、道徳教育が非常に重要になってくるが、とりわけ国家的な宗教規律を持たない日本では、この「論語」こそが人々の道徳規範になっていくべきなのではないだろうか。

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2013年12月01日

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1.概要
孔子が述べたことをまとめた本「論語」の現代語訳版である。


2.感想
長い間、人々に読まれている本としていつか読みたいと思っていたが、現代語訳があるということを知って手を伸ばしてみた。

翻訳の是非は別として、このように読書のハードルを下げてくれた訳者に感謝したい。

さて、内容であるが、孔子は極めて人間としての本質を大切にされている方だということがわかった。どんなことをするときもどのような人と接する時も「礼」を大切にしながら生きることが大切であるということが伝わってきた。

また、常に学び続けることも大切だと訴えている。

そして、すべてを貫くのが「中庸」という考えだろう。ただ、礼があるだけでは中身がないし、ただ勉強をし続けるだけでもダメだと。すべてにおいてバランスの取れた生き方をすることが大切だと訴えている。

つまり、個人としては常に学び続け、周りには礼をもって接し、その根源を保ちながらバランスよく生きていくことこそ、人として素晴らしく生きるための道だということである。

自分なりの解釈をしたうえで、このようなことを心がけていきたい。


3.総合評価
人間としてこうあるべきという内容が、孔子の言葉として表現されている。

数千年の前のことだが、人間としての真理なのか、内容は今こそ見習うべきことが多い。

定期的に読み返したい本だ。

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2013年08月23日

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「君子は全ての人から学ぶ」(卑しい人を見れば自分が同じことをしていないか反省し、優れた人をみればそこに到達するために考え努力をする。)
道(道筋・道理)・仁(私欲を捨てる)・礼(大事に於いてはしきたりに従う)・学問をすることがこれらを支える。

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2013年07月30日

Posted by ブクログ

君子とはどういう存在か。「仁」とは何か。学問を続ける意義は何か。
論語は、これらのことを孔子が弟子や周囲の人物とのやり取りの中で表していく。そういう内容です。

論語に触れたのは初めてでしたが、非常に分かりやすく現代語訳されており、内容がスッキリ入ってきました。

孔子の考え方は、日ごろからすべてをまね、実行することは難しいかもしれません。しかし、頭の片隅に置いておくと、何かに迷ったり不安になった時、指針になってくれることでしょう。とは、訳した齊藤孝先生のお言葉。2千5百年前の言葉なのにもかかわらず、ハッとさせられる言葉の多いこと多いこと。人々が生きていくうえで抱えている問題は、何年たっても変わらないのかもしれません。化学の進歩ほど人間の内面は進歩してないのかな、なんて思ってしまいました。

こんなことを言ったら怒られてしまうかもしれませんが、子路の張り切り方とミスがちょっと可愛くてつい和んでしまいました(笑)


私が最も心に残った言葉です。選ぶのにかなり悩みました。
「自分をわかってもらえないと嘆くより、人を理解していないことを気にかけなさい。」

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2013年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体を通して、私欲なく人間としてどのような行いが良いのか?をいろんな角度、エピソードで語られてる本だった。
今27歳だけど、初めて気づく事はほぼ無い。生きてきてほんのり大事にしないとなぁと思う感覚が言葉に整理されていて、それを読む感覚。
0-100までの事を書いていて、普通の人間なら得意不得意な事も満遍なく行動として示してる部分は人間力の高さを感じた。
彼の熱量源として、身分不平等な子供時代の悔しさがあると書かれていたがどんなけ意志強いねんとツッコミたくなる凄い人だった。

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2022年03月03日

Posted by ブクログ

古典中の古典、論語。知ってはいたが内容を、よく知らなかったので読んでみた。
まだ一回しか読んでいないので、複数回読んでしっかり理解したい。
ちなみに1回目の読んだ感想は筆者の解説でも書かれていた、学ぶこと、それを続けることの大切さ。
学び続けることは重要と2500年前に教えてられていたとは。

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2021年11月07日

Posted by ブクログ

通読したところで分かるものではないらしい。。
世が乱れてたら隠遁生活を勧めるといいつつ声がかかれば働く、とか行動指針にはならず気持ちなんだろうね

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2021年09月28日

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人間くさい情に厚い孔子を知ることができた。西洋にはキリスト教があるのでそこで人間としての教養を学んでる節があるが、日本人にはある意味徳川家康が取り入れた論語が心の奥底に根付いてるような気もする。後書きにもあったように、何か壁にぶつかり悩んだりした時など自分を見つめ直す時に孔子の考えを拠り所にするのはいいなと思った。自分自身がブレそうになった時は『孔子からアドバイスもらったら何て言われるかな』とか考えたりしてみるのも面白い気がする。渋沢栄一も好きだった論語、これを学ぶことでまた一つ『徳』積める人間に近づくことを意識して行動していきたい。

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2021年02月23日

Posted by ブクログ

漸く読めた論語。齋藤先生の訳のおかげ、というのもあるだろうが、人間臭い孔子って感じ。基本的には人間=学び続ける、で、それは問答を通して精錬される、ってことかな。個人的には礼儀に厳しすぎる印象を受けたが、それによって人間が律されて、それが活力を生む時代もあったので、これはこれで正しいとも思う。

肝に銘じておきたい一文があったので、備忘録的にそれだけ記す「人の己を知らざるを患えず、その能わざるを患う(人が自分の能力を知ってくれないことを不満に思うより、自分が力量不足であることを心配しなさい)」

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2021年02月05日

Posted by ブクログ

論語の現代語訳

かなり読みやすく訳してくれている。

解説等が無いためこれはどんなことを言っているかを自分なりに考え読み進めて行くのが面白い。

紀元前の中国史を学んでいたらもっと深く読めるような気がする。

何度でも読んで勉強していきたい。

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2020年09月08日

Posted by ブクログ

 徳のある人間となるための指南書。孔子や弟子たちの言動から学ぶため実際には指南していない。題名のとおり論を語る書なのだ。 個人的には明るい人が徳のある人間かと思った。人から慕われる人柄こそが徳なのかなと。
 原文も載せてほしかった。

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2015年09月06日

Posted by ブクログ

口語で読みやすかったです。どういうものかがわかったので入門書にいい感じがしました。もともとの論語もこの順番で話が進むのでしょうか? 時系列や人物が分かりにくかったです。

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2014年07月26日

Posted by ブクログ

わかりやすく読めた。著者の主観が多分に入っているかもしれないが、私のように、論語とは?と思い、さっと概要を知りたい方におすすめ。研究者やもう十分に知っている人には不向きだろう。

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2013年12月22日

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