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Posted by ブクログ 2009年11月11日
先の大戦等とも云うけれども、日米戦をどう考えるのかと云うことは、一旦国が滅んだのだから大変重要だと思うのだ。重要なのだが、時期が近いこともあって、歴史として充分に教訓なり未来に向けた改善点なりを見いだす以前に、イデオロギ的に利用され尽くしているようにも思う。
別宮暖朗の論は、軍事学的に見て戦争の...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月17日
帯に開戦論の常識を覆すとあります。歴史には定説があります。太平洋戦争史は、良くも悪くも東京裁判を基準に論じられています。本書を読むと、別の視点から見ることができ、今までと見方が変わる部分もありました。
例えば、一般的に真珠湾攻撃に先立ち開戦通告が遅れたことが問題とされていますが、本書によれば、「そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月21日
誰が太平洋戦争を始めたのかという自らの問いへの回答として、巻末に結論として「太平洋戦争の真の作者は「ハワイ作戦」そのものである。作戦計画が勝手に暴走したのである。」としている。また、「一九四一年十二月の日本の指導者は、作戦がいかなる結果を招くかについて想像することすらせず、しどろもどろになりながら、...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月29日
誰が始めたのか?それを言ってしまうとミステリの落ちをばらしていしまうようで良心が痛むが、あえて言うなら「犯人」自体に目新しさはない。本書の目新しさは、東条英機というリーダーを輩出しその無責任ぶりが戦後も繰り返し批判される陸軍ではなく、主に海軍の責任を、それも太平洋戦争の開戦という点に絞って批判的に検...続きを読む
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