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粉飾には数多くの関与者がいる。なぜ粉飾は後を絶たないのか。その末路とは。カネボウ、メディア・リンクス、ライブドアなどを事例に、粉飾にいたる系譜と構図を明らかにする。 【主な内容】 序 章 虚業ライブドア/第I部 カネボウの罪/第II部 メディア・リンクスの罰/第III部 監査法人の死/終 章 香港、スイス、カリブ海
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Posted by ブクログ
カネボウ・メディアリンクスの粉飾事件について詳細な経緯が記されている。「小説」としてもかなり面白いんじゃないかと思う。また、監査法人・ライブドア事件についても記載があり一読の価値あり。,,「カネボウ事件の関係者は誰もが平凡なサラリーマンにすぎなかった」
近年日本で起きた粉飾決算を巡る話を取材したことが書かれている本。 主な話はカネボウの話とメディア・リンクスに関わる話。おまけにライブドアの話が少し。 取材した内容を淡々と描いてるだけなんだが、その濃さに圧倒される。 大きな話なので関わる人も多いのは当然なのだが、裏帳簿だ裏金作りだ税金逃れだといった...続きを読む話ではなく、関わっていた人のほとんどが全容がわからない、不正とは認識できないで行われていたもので、読み進めて全容が見えてくるにつれて、どんどん話が大きくなる様は単に取材内容を書いているだけなのに良くできた経済ドラマを読んでいるかのように感じられた。 経営に携わる立場を目指す人はもちろん、営業を仕事にしている人をはじめ多くに人に読んでもらいたい本だと思う。
僕にとっての粉飾という深い森への入り口となった本である。 物語調で語られる粉飾の世界へどんどん引き込まれ抜け出せなくなっていくのは、物語の主人公達である彼らだけではなく、彼らを俯瞰している僕ら自身もである。 粉飾の世界へようこそ。
とても面白かった。どうやって取材したかは分からないが、細かいディテールまで書かれていて読み応えがあった。
カネボウ、メディアリンクス、ライブドアといった当時新聞紙上を賑わせた粉飾決算について、著者自身の取材を含め、詳細な記述がなされている。 粉飾には様々なパターンがあるが、本書で取り上げられた企業の例は、『慢性的業績不振』や『実力の伴わない上場』が発端になっているようだ。粉飾により延命を図ろうとすれば...続きを読むするほど、深みにはまり込んでいく。。 粉飾自体許されるものではないが、さらに恐ろしいのは、粉飾に手を染める(窮地に陥った)上場企業には、"怪しげな"勢力が入り込む危険性があることだ。こうした勢力が入れ替わり立ち代わり現れては、上場企業を喰い物にしていく。かくして、"怪しげな"勢力に入り込まれた上場企業は、資金調達のみを目的とした『箱企業』と化していく。 ある一線を超えると、経営者は(一発逆転を狙って)極めてリスキーな行動に走る可能性がある。特に、隙をつかれ、"怪しげな"勢力に入り込まれると、上場企業として存在すること自体、経済社会にとって大きなマイナスとなる。 不幸にもこういう状況になってしまった企業は、資本市場から速やかに退場させるべきである。そのための確固たる仕組作りと運用が不可欠であろう。また、事実上「箱企業」の"駆込寺"となっている一部の監査法人等については、同業者として憤慨すら覚える。
最近の粉飾事件をまとめて適当に制度批判をしている本かと思っていたら、思いがけずおもしろくて一気に読んでしまった。報道にでてくる表面的な話だけでなく著者自身が取材した内容もかなり多くて、それぞれの粉飾事件をより深くほりさげているし、文章も味つけになっている。特に、メディアリンクス事件を軸に裏の人脈を追...続きを読むった第2章は本当に秀逸。粉飾や不正の裏には、さまざまな人たちが入れ代り立ち代わり現れ、しかもそれぞれ全く関係のないかのように見える事件に同じ人物が絡んでいたりといった内容は、ミステリを読むより全然面白い。
事実関係を関係者の実名を挙げて詳しく説明している。 あまりに登場人物が多くて混乱することもあるが、粉飾に至る経緯や、関係者の心情、そして最後はどうなったかなど詳しく見る事ができ、とてもおもしろかった!
ここは、実名を出せばキリが無く要約だけ語りたい。 1 伝統的粉飾 ・不良在庫飛ばし、またはキャッチボ-ル。 ・非連結対象会社への損失移転。 ・監査法人との長期的馴れ合い。 ・役職員の企業への誤った忠誠心。 2 IT企業の粉飾 ・無形商品(システム一式、メンテなど)の循環取引による...続きを読む架空計上。 ・MSCB・第三者割り当て等の増資濫用。 ・甘い監査法人への乗り換えを繰り返す。 ・粉飾を継続したままの新規上場の認可。 ・上場後に反社会的勢力に喰い物にされる。 排除すべき課題としては ・架空循環取引を受ける大手企業子会社の存在。(利益中抜き) ・些細な動機から、雪だるま式の損失への拡大前での早期発見。 ・監査法人のクライアント対応-共犯へ誘導され深みにはまる。 ・特殊法人民営化に伴う、監査法人の拡大志向・営業強化。
・「事実は小説より奇なり。」 を地で行く面白さ ・カネボウの粉飾決算って、結局どんな内容だったのか ・商社ってどんなことをやっているのか ・世の中には、怪しい商売を生業にしてる人がこんなに跋扈してるんか ・粉飾決算って、小さなごまかしの積み重ねなんやなぁ
カネボウとメディアリンクスをめぐる会計不正と監査法人のあり方を取り上げた本。 失礼な言い方だが、雑誌記者の本としては珍しくしっかりとした取材に裏打ちされた考察がなされていて面白かった。 裏勢力の話とか、本当に怖いと思った。
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